久保の家
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高杜神社御柱祭

高杜神社の御柱祭について

御柱

 高杜(たかもり)神社は、全国に一万余ある諏訪大社の分社の一つで、祭神は建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)である。
 高杜神社の御柱祭も諏訪大社の御柱祭と同じく寅と申の年に行われ、記録では明治17年(1884年)が最初であるが、それ以前に行われていたとも伝えられている。以降、6年ごとに欠かさず行われて来た。

 御柱祭は一般には7年に一度といわれるが、普通に数えると6年ごとである。
 「6年ごとなのに、どうして7年に一度なの」と子供に聞かれ、答えに窮する親は多い。
 御柱祭が終わった翌日から新しい1年が始まり、数えで7年目にまた御柱祭になるという計算であろうか。 マスコミの中には「6年目ごと」といい替えて、伝統の表現と真面目に計算する視聴者の双方に配慮している。

 高杜神社の氏子は南(千本松、新堀、堀の内、水中、久保の五つの区)と北(赤和、荒井原、緑ヶ丘、紫、二ツ石、松南の六つの区)から成っている。
 御柱は南北交互に献木者を出すというしきたりがあり、平成10年は南の久保区から献木され、平成16年は北の二ツ石区から、平成22年は千本松区から献木され、史上初めて新堀区と合同で奉納された。 南は秋の例大祭の灯篭揃いで南大門から入場し、北は北大門から入場することによる。

御柱

 諏訪大社の御柱は樅の大木で、社殿の四隅に立てるが、高杜神社の御柱は松の大木を1本だけ立てている。
 御柱は長さ36尺5寸(約11m)、目通り直径1尺2寸(約36cm)とされている。どうして松なのか理由は定かでない。

平成16年の御柱祭


参考資料

『延喜式内高杜神社史』高杜神社史編集委員会、平成12年

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