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【高井野の福寿草】

りんご畑の隅に咲くフクジュソウ
 日差しが強くなって畑の雪が消えると、フクジュソウが黄金色の花を咲かせて春の訪れを告げてくれます。
 花の少ない旧暦の正月頃に花が咲き、開花時期も長いことから「福寿草」という縁起の良い名前を付けられ、正月飾りの寄せ植え用に栽培されたりしてきました。
 日本国内には4種類の福寿草があり、このうちの2種類を高井野で見ることができます。
 枝垂れ桜が目当ての旅人が、畑の畔で普通に咲いているフクジュソウをタンポポと間違えて通り過ぎて行きます。


2種類のフクジュソウ

 高井野には普通のフクジュソウ(福寿草)とミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)の2種類が自生しています。
フクジュソウ  上野(うわの)や大窪(おおくぼ)地籍ではミチノクフクジュソウが畑の隅で花を咲かせ、所々で群落を作っています。(2008年 4月 6日)
フクジュソウ  ミチノクフクジュソウが終盤になった頃、雑木林の中でフクジュソウがカタクリなどと一緒にひっそりと咲いています。(2013年 5月 3日)

種類 ミチノクフクジュソウ フクジュソウ
消え残った雪の間で咲いている フクジュソウ
花の側面 ミチノクフクジュソウ 咲き始めのフクジュソウ
茎の断面 中空の茎 フクジュソウの茎
特徴 花びらの外側の先1/3くらいが紫色っぽい赤褐色
萼片の長さは花びらの半分くらい
茎は中空
花びらの外側は黒っぽい縦の筋がある
萼片の長さは花びらの3/4くらい
茎は中実
分布 畑の畔
本州・九州
朝鮮半島,中国北部
山際
北海道〜九州
環境省と長野県の準絶滅危惧(NT) 長野県の準絶滅危惧(NT)

ミチノクフクジュソウとフクジュソウ
 ↑ミチノクフクジュソウ(左)とフクジュソウ(右)


日本のフクジュソウ

従来、日本国内に自生するフクジュソウは1種類だと思われていましたが、西川恒彦・北海道教育大学教授が1989年にミチノクフクジュソウとキタミフクジュソウを新種として発表され、さらに2001年にはシコクフクジュソウが追加され、現在は4種類とされています。
 キタミフクジュソウは北海道東部だけで、シコクフクジュソウは四国だけで見られます。

キタミフクジュソウ ←キタミフクジュソウ
 花弁より萼片が長い
 サハリン、シベリア東部にも分布


最終更新 2013年 1月23日

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