胡麻油を絞るゴマで、大人の背丈ほどに伸びた茎に下の方から実ができて、天辺にだけ薄桃色の花が咲いて盛んに虫が訪れています。
原産地はアフリカで、西域の
胡とは中国で一般に異民族・外国を指すことばで、日本語ならさしずめ南蛮あたりでしょうか。
最近は栽培するお宅が少なくなりましたが、「胡麻油」、「胡麻和え」、「胡麻味噌」、「胡麻垂れ」、「胡麻豆腐」といった食品のほかに、「胡麻を擂る」、「胡麻菓子」などとゴマのいいところにつけ込んだと思われるようなことばもたくさんあり、それだけ生活に馴染んできた食材ということでしょう。 「胡麻の蠅」なんというのもありましたね。
メモ | ごま【胡麻】 ゴマ科の一年生作物。原産地はアフリカとされ、胡(西域のこと)を経て古く中国から渡来した。 中国・インドに生産が多い。さく果中に小さい多数の種子をつけ、油を含む。 9月ごろ収穫。食用とし、また、搾って半乾性の油をとる。白胡麻・黒胡麻・茶胡麻などがある。ウゴマ。 【広辞苑】 ごまかし ( 【広辞苑】 ごまどうらん【胡麻胴乱】 文化・文政(1804年-1830年)年間に江戸にあった菓子。 小麦粉にゴマをまぜて焼きふくらましたもので中は空。胡麻菓子。 【広辞苑】 |
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科名 | ゴマ科ゴマ属 | 学名 | Sesamum orientale L. ゴマ 標準 Sesamum indicum L. ゴマ synonym 【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】 |
調理 | ![]() |
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薬効 | 滋養強壮、胃酸過多などに効果があります。 | ||
季語 | 秋 「胡麻の花」は夏 |
更新日 | 2012年11月29日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
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