ハシリドコロ(走野老)

メモ はしりどころ【走野老】
 ナス科の多年草。山中の陰地に自生。塊状の地下茎がある。高さ40センチメートル位。 春、葉腋に帯緑黄色の鐘形花を生じる。球形のさく果には多数の微細な種子がある。 全体が有毒で、食べると錯乱状態になるのが名の由来という。 地下茎は生薬のロウトコン(本来は中国産ヒヨスのもので)鎮痛・鎮痙薬とし、成分のアルカロイドは瞳孔を散大させる。オニヒルグサヤ。
【広辞苑】
ハシリドコロ(なす科)
 山中の陰地に自生しており、多年草で、塊状の地下茎から春に新芽を出す。高さ40センチ位、花は紫色の鐘状で合弁で垂れ下がる。
 「毒草」で、山菜採りの時期ですので、トリカブトと共に気をつけなければいけない植物です。 高山村では、杉林の端や少し湿った陰地に多く繁殖していますので、注意が必要です。
 この名前は、全体が有毒で、食べると錯乱状態になり、走り回ることから名付けられたといわれています。
【高山村の花の紹介】
科名 ナス科ハシリドコロ属 学名 Scopolia japonica Maxim.  ハシリドコロ 標準
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】
調理
薬効 毒草鎮痙・鎮痛作用があり、ロートエキスとして鎮痛薬や目薬に使用されていますが、劇薬であり、素人の利用は厳禁です。
季語 更新日 2014年 3月14日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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