コシノコバイモ(越の小貝母)

メモ コシノコバイモ
 北陸の春を代表する春植物(スプリング・エフェメラル)の一つです。高さ5〜20cmほどの小草で、葉陰に下向きの目立たない花を一つ付けます。 福島県(西部)と山形県の県境を北限にして、新潟県、富山県、石川県、福井県など主として越後・北陸地方の日本海側と長野県、岐阜県北部、愛知県北部、静岡県に分布するということです。 石川県では、加賀の山地のあちこちで見ることができます。
 学名の Fritillaria は「さいころを入れる筒」の意味で、花の形からきたものでしょう。高山植物として有名なクロユリと同じ属です。 そう言えば、クロユリに似た感じもいたします。
 若いときには1枚葉で、毎年枯れながら少し成長した葉を出し、数年掛かってようやく開花に至ります。 花を上げられるサイズになると、突然5枚の葉をもつようになり開花します。5枚のうち、下部の2枚は対生で、上部の3枚は輪生です。
【石川の植物】
科名 ユリ科バイモ属 学名 Fritillaria koidzumiana Ohwi  コシノコバイモ 標準
Fritillaria japonica Miq. var. koidzumiana (Ohwi) H.Hara et Kanai  コシノコバイモ synonym
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】
調理
薬効
季語 更新日 2020年 3月20日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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