夏が近づくと緑色の葉が白くなるので、遠くからでもマタタビがあることが一目でわかります。
旅人がマタタビの果実を食べて元気を出し、また旅をしたということで名付けられたといわれています。
花の形はサルナシや、サルナシをもとに改良されたキウイフルーツとよく似ています。
両性花にはどんぐり形の実ができます。
正常な実の隣にカボチャのような形のでこぼこした実が並んでぶらさがっています。
マタタビアブラムシが寄生するとコブ状になるのだそうで、これを採取してマタタビ酒にします。
雄花にマタタビミタマバエが産卵することによって雄花の子房にあたる部分が膨れて虫えいができます。
見かけは実のようですが、本当の実ではありません。
これもマタタビ酒の材料として利用されているようです。
メモ | またたび【木天蓼】 マタタビ科の蔓性落葉低木。山地に自生し、葉は円形、夏には葉面の半分が白変する。 初夏、白色5弁の花を開き、液果を黄熟する。熱湯に浸して乾燥した果実は中風・リウマチ、また強壮に効があり、名の由来は食べるとまた旅ができるからとする俗説もある。 若芽も食用。猫類が好む。ナツウメ。 【広辞苑】 |
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科名 | マタタビ科マタタビ属 | 学名 | Actinidia polygama (Siebold et Zucc.) Planch. ex Maxim. マタタビ 標準 【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】 |
調理 |
若芽と花はゆでてから、おひたしや和え物、酢の物にして食べます。 果実は塩漬けや果実酒にします。 |
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薬効 | 血行促進や強心、利尿、腰痛などに使われます。 | ||
季語 | 秋 「木天蓼の花」は夏 |
更新日 | 2013年 1月20日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
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