ナガミノツルケマン(長実蔓華鬘)【ナガミノツルキケマン(長実の蔓黄華鬘)】

ナガミノツルケマンの実
 莢に触れた途端に弾けて種子を飛ばし、空になった莢はくるくるっと丸まります。(2005年9月)

メモ ナガミノツルケマン (長実の蔓華鬘)
 本州から九州にかけて分布する、秋に咲くキケマンの仲間です。ナガミノツルキケマンとも呼ばれます。 山地の林縁などに生え、草丈は50センチ〜1メートルほどになりますが、全体が軟弱でなよなよとしていて、周りの草に倒れ掛かるように生えます。
 ツル(キ)ケマンとよく似ていますが、本種のさく果の種子は1列なのに対して、ツルケマンの種子は2列に並ぶのが大きな相違点です。 花の色も異なり、本種は黄色ですが、ツルケマンの花は白っぽいクリーム色です。 福島県内では、本種ナガミノツルケマンは県版のレッドデータブックで準絶滅危惧種に選定されているものの、県内で広く見られます。 それに対して、ツルケマンはまれにしか見られず、絶滅危惧I類に選定されています。
【野の花・山の花 北海道】
科名 ケマンソウ科ツルケマン属、ケシ科 学名 Corydalis raddeana Regel  ナガミノツルケマン 標準 
Corydalis ochotensis Turcz. f. raddeana (Regel) Nakai  ナガミノツルケマン synonym 
Corydalis ochotensis Turcz. var. raddeana (Regel) Nakai  ナガミノツルケマン synonym
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】
調理
薬効
季語 更新日 2013年 1月22日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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