高い山の中腹にある滝の脇で、丈の低い木に薄桃色をした花が咲いています。
もっとも標高の高い場所で咲く桜で、別名ミネザクラ(峰桜)とも呼ばれています。
残雪がある高原の遊歩道脇でも咲いていました。
梅雨時の雨水を集めて落下する滝の飛沫を浴びながら、シーズン最後の花見です。2012年 6月20日
メモ | たかねざくら【高嶺桜】 本州中部以北の高山に生えるサクラ。高木だが環境により低木状にもなる。 5〜6月に赤褐色の新葉と同時に、淡紅色または白色の小花を付ける。実は黒熟。ミネザクラ。 【広辞苑】 タカネザクラ(ばら科さくら属まめざくら群) このサクラは、サハリン南部から北海道・本州東北から中部の山地に分布している。 高山村では標高1500m附近より上部で、山田牧場から笠岳の頂上付近にあり、5月上旬ごろに咲く。 残雪の近くや笠岳では、6月下旬に花を見ることもある。 牧場事務所前や仙人小屋のものは大きいが、他は2〜3m位の藪状になっている。 花はまばらに付き、赤味があって美しい。 チシマザクラ(千島桜)はこの近縁種。 【高山村の花の紹介】 チシマザクラ(千島桜) 千島列島南部、北海道から中部地方以北に分布。名は千島地方に自生することより因んだ。亜高山帯の林内に生える落葉広葉樹で低木。 高さは0.5-5mほど。タカネザクラの変種で、タカネザクラとの違いは葉柄、花柄、萼筒に毛がある点。 花期は5-7月。淡紅色から白色で、直径2-2.5cmほどの花を1-3個ほど散形状につける。葉は卵状楕円形。 【フレッシュアイペディア】 |
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科名 | バラ科サクラ属 | 学名 | Cerasus nipponica (Matsum.) Ohle ex H.Ohba var. nipponica タカネザクラ 標準 Prunus nipponica Matsum. タカネザクラ synonym Cerasus nipponica (Matsum.) Ohle ex H.Ohba var. kurilensis (Miyabe) H.Ohba チシマザクラ 標準 Cerasus kurilensis (Miyabe) Czerep. チシマザクラ synonym Prunus kurilensis (Miyabe) Miyabe ex Takeda チシマザクラ synonym Prunus nipponica Matsum. var. kurilensis (Miyabe) E.H.Wilson チシマザクラ synonym 【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】 |
調理 | |||
薬効 | |||
季語 | 更新日 | 2014年 3月19日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
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花の咲く時期
名前のさくいん