ツルキケマン(蔓黄華鬘)

メモ 蔓黄華鬘(ツルキケマン)
 蔓黄華鬘(ツルキケマン)はケシ科キケマン属の一年草である。
 分類体系によってはケマンソウ科とされる。
 本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の林の中に生える。
 別名を蔓華鬘(ツルケマン)ともいう。
 環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
 草丈は数十センチだが、茎は柔らかく他の植物に寄りかかって伸びるので1メートルくらいになる。
 葉は2-3回3出複葉である。3出複葉というのは、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形である。それが2、3回枝分かれを繰り返し、それぞれの先に3出複葉をつけて1枚の葉となる。
 開花時期は8月から9月である。葉の脇から柄を出して、緑色を帯びた黄色い花を疎らにつける。
 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で種子は2列に並ぶ。
【花図鑑】
科名 ケマンソウ科キケマン属、ケシ科 学名 Corydalis ochotensis Turcz.  ツルケマン 標準
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】
調理
薬効 毒草有毒です。
季語 更新日 2013年 4月 8日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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