薄日の差す林の中で、緑色の2枚の葉の付け根によく見ないとわからない地味な花が咲いています。
葉が薄く、根が細くて辛いことから名付けられました。
ヒメギフチョウの幼虫の食草で、根こそぎ掘り取って自宅に移植して幼虫を飼育するマニアが多いそうです。
ネットで販売するその道のプロは、採り尽くして絶滅させ、希少価値を高めるのだとか。
メモ | うすばさいしん【薄葉細辛】 ウマノスズクサ科の多年草。山地に自生。根茎の先に2枚の葉をつける。 葉は長柄ある心臓形、葉質薄く1年で枯れる。地中に半ば埋もれて紫褐色のカンアオイに似た花をつける。 花は花弁がなく、萼は壺形で先は3片に分れる。 【広辞苑】 ウスバサイシン 山地の木陰に生える。葉は2枚春に出る。花は早春葉の展開前に地上2〜6ミリの花柄を伸ばし、先端に紫褐色の鈴状の花を横向きに開く。 根茎を乾燥して生薬。特有の辛味と芳香があり、咳、発汗、胸痛などに用いる。また「春の女神」といわれるヒメギフチョウの食草。 高山村では駒場・沖渡橋、牧、乙見平、牧場等に生えている。 「高山村の花の紹介」【館報たかやま】 |
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科名 | ウマノスズクサ科ウスバサイシン属 | 学名 | Asarum sieboldii Miq. ウスバサイシン 標準 Asarum sieboldii Miq. var. cineoliferum Y.Fujita, nom. nud. ウスバサイシン synonym Asiasarum sieboldii (Miq.) F.Maek. ウスバサイシン synonym 【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】 |
調理 | |||
薬効 | 風邪の咳やたんに効きます。 | ||
季語 | 更新日 | 2023年 5月12日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
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花の咲く時期
名前のさくいん