フクジュソウ(福寿草)

雪の間から顔を出したフクジュソウ
霜の降りたフクジュソウの蕾
フクジュソウ
 咲き始めたフクジュソウに雪が降ったり、霜が降りることもあります。

「大雪をかぶつて立や福寿草」一茶

咲き始めのフクジュソウ
フクジュソウの茎
 花びらの外側は黒っぽい縦の筋が入っており、萼片の長さは花びらの3/4くらいで、茎は中実です。
 これに対してミチノクフクジュソウは萼片の長さが短く、茎は中空です。

フクジュソウの実
フクジュソウの実
 花が終わると、大仏さんの頭のような実ができています。
 長野県の準絶滅危惧(NT)です。

◎特集 【高井野の福寿草】

ふくじゅそう【福寿草】:
キンポウゲ科の多年草。アジア北部に分布し、日本の山地にも自生。 縁起のよい名称と、花の少ない時期に咲くのが珍重され、正月用の花として広く栽培。 太い根茎をもち、地上茎は高さ約20センチメートル。葉は羽状複葉。早春、葉に先立って黄色の美花を開く。 東京付近での野生のものの開花は4〜5月。園芸品種も多い。有毒。根は強心薬となる。元日草。 広辞苑

フクジュソウ(きんぽうげ科)
 正月用の花として鉢植で売られていますが、高山村には、野生で久保・福井原の奥、牧から山田温泉の山沿い、平塩等に群落をなしているところもあって見事です。
 花は雪解けと共に黄金色に咲くので、黄金と正月花としてお祝いの意味から「福寿草」と名付けられました。
 しかし、全草に血圧を上昇させ、心臓の働きを盛んにさせる成分があり、食すると心臓マヒを起こすことがあるので気をつけた方がよい。
【高山村の花の紹介】

科名 キンポウゲ科フクジュソウ属
学名 Adonis ramosa
薬効 毒草すべて有毒で、根と根茎に有毒成分が多く含まれています。
悪心、嘔吐などを起こし中毒症状から心不全で死に至ります。
季語 新年
撮影 2003年 4月 6日
2009年 3月24日
2009年 4月18日
2009年 3月26日
2009年 3月26日
2009年 4月18日
2006年 4月30日
更新 2014年 3月14日

上に戻る


【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
ホームに戻る  花の咲く時期  名前のさくいん