ガガイモ(蘿摩)

ガガイモ
ガガイモ
 道端の草むらでほかの草に巻きついた蔓に、毛の生えた薄紫色の花が咲いています。
 名前の由来は、かがむと手が届くような低い位置に太い茎があるからとか、葉が亀の甲に似ているとか、諸説あるようです。

ガガイモ
ガガイモ
ガガイモ
 真冬の道端で、実が割れて白い綿毛が覗いています。

古事記には、大国主命(おおくにぬしのみこと)に協力して国造りをした少彦名神(すくなびこなのみこと)が、「天の羅摩(かがみ)の船にのって・・・」という記述があり、この舟がガガイモの果実の(さや)なのだそうです。

ががいも:
ガガイモ科の蔓性多年草。長い根茎がある。葉は長心臓形、茎葉を切れば白汁が出る。 夏、葉腋に淡紫色の花をつける。果実は長さ10センチメートル余の楕円形、種子に白色の長毛がある。 種子を乾燥したものは生薬のラマシで、乾葉とともに強精薬とし、また種子の毛は綿の代りに針さしや印肉に用いる。 乳草。シコヘイ。ゴガミ。スズメノマクラ。クサパンヤ。 広辞苑

おおくにぬしのみこと【大国主命】:
日本神話で、出雲国の主神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子とも6世の孫ともいう。 少彦名神(すくなびこなのかみ)と協力して天下を経営し、禁厭(まじない)・医薬などの道を教え、国土を天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に譲って杵築(きずき)の地に隠退。 今、出雲大社に祀る。大黒天と習合して民間信仰に浸透。大己貴神(おおなむちのかみ)・国魂神・葦原醜男・八千矛神などの別名が伝えられるが、これらの名の地方神を古事記が「大国主神」として統合したもの。 広辞苑

食べ方や薬効 新芽は灰汁抜きしてから、油いためや煮物にして食べます。

科名 キョウチクトウ科ガガイモ属(APG)、ガガイモ科
学名 Metaplexis japonica (Thunb.) Makino
薬効 滋養強壮や虫刺されなどに効果があります。
根はアルカロイドを含み有毒です。
季語
撮影 2009年 8月 2日
2003年 8月 7日
2013年 1月 1日
2011年 1月 3日
2007年 1月25日
更新 2013年 5月17日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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