ハシリドコロ(走野老)

ハシリドコロ
ハシリドコロ
ハシリドコロ
 地下茎がオニドコロに似ていて、食べると発狂状態となって走り回ることから名付けられたそうです。

岐阜県郡上市内の農産物直売所「郡上旬彩館やまとの朝市」で販売されていた山菜を天ぷらにして食べたところ、めまい、舌のしびれなどの神経症状を呈し、岐阜市内の医療機関に救急搬送された、というニュースがありました。

はしりどころ【走野老】:
ナス科の多年草。山中の陰地に自生。塊状の地下茎がある。高さ40センチメートル位。 春、葉腋に帯緑黄色の鐘形花を生じる。球形のさく果には多数の微細な種子がある。 全体が有毒で、食べると錯乱状態になるのが名の由来という。 地下茎は生薬のロウトコン(本来は中国産ヒヨスのもので)鎮痛・鎮痙薬とし、成分のアルカロイドは瞳孔を散大させる。オニヒルグサヤ。 広辞苑

ハシリドコロ(なす科)
 山中の陰地に自生しており、多年草で、塊状の地下茎から春に新芽を出す。高さ40センチ位、花は紫色の鐘状で合弁で垂れ下がる。
 「毒草」で、山菜採りの時期ですので、トリカブトと共に気をつけなければいけない植物です。 高山村では、杉林の端や少し湿った陰地に多く繁殖していますので、注意が必要です。
 この名前は、全体が有毒で、食べると錯乱状態になり、走り回ることから名付けられたといわれています。
【高山村の花の紹介】

科名 ナス科ハシリドコロ属
学名 Scopolia japonica Maxim.  ハシリドコロ 標準
薬効 毒草鎮痙・鎮痛作用があり、ロートエキスとして鎮痛薬や目薬に使用されていますが、劇薬であり、素人の利用は厳禁です。
季語
撮影 2004年 4月17日
2011年 4月29日
2011年 5月 4日
更新 2014年 3月17日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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