細い蔓のような茎の先に、ジャガイモに似た花が咲いています。
冬になって耕作放棄畑の藪の葉がすっかり落ちると、鈴生りになった赤い実が目につきます。
プチトマトのようでおいしそうに見えますが有毒だそうです。
名前の由来を調べると、”鵯が実を食べるとして名付けられたが、毒があるので実際に食べるか疑わしい”というような内容ばかりです。
ヒヨドリジョウゴの古名はホロシ(保呂之)ですが江戸時代にはヒヨドリジョウゴと呼ばれるようになり、ホロシは使われなくなりました。
しかし、現在のヤマホロシに当たる植物も混同されてヒヨドリジョウゴとされていました。
やがて両者の違いが判明し、ヒヨドリジョウゴとは別種に当たるものに古名のホロシをつけようとしたのですが、混乱を避けるために「ヤマ」をつけてヤマホロシとされました。
なお、園芸種で外国から取り入れた類似の植物にもヤマホロシと言う名前をつけたのでややこしくなりました。 「身近な野草」
科名 | ナス科ナス属 |
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学名 | Solanum lyratum Thunb. |
薬効 | 帯状疱疹に効果があります。 実は有毒です。 |
季語 | 秋 |
撮影 |
2004年 7月13日 2004年 7月13日 2004年 7月15日 2004年 7月17日 2004年 7月17日 2016年 7月17日 2016年 7月17日 2009年12月12日 |
更新 | 2016年 7月26日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
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花の咲く時期
名前のさくいん