ホップ(忽布)【セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)】

ホップ
ホップ
ホップ
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ホップ
ホップ
 ワイン用ブドウ畑の端に植えられているホップの蔓が繁茂し、松毬(まつかさ)を逆さにしたような花(毬果)がぶら下がっています。
 茶色くなった花の周りに黄色い花粉のような粉粒がまとわりついていて、鼻を近づけると懐かしい香りがします。

第二次大戦後しばらくの間、ホップは村の基幹産業の一つで、夏休みになるとホップの長い蔓に付いている花を鋏で1つ1つ摘むのが子ども達の仕事になり、手の速い子は1日に何貫(懐かしい)も摘み取ってお小遣いを稼ぎました。
 乾燥されたホップの花は大きな袋に詰められて小学校の体育館に持ち込まれたため、体育館の周囲にはしばらくホップの匂いが漂っていた記憶があります。
 やがてホップの花摘みは機械化されて子ども達の出番がなくなり、さらにホップ栽培もいつしか村から姿を消しました。

ホップ【hopオランダ・忽布】:
クワ科の蔓性多年草。雌雄異株。北半球の温帯に広く自生し、日本にも自生するカラハナソウとは同種とされる。 楕円形松毬状の果実を結ぶ。子房や包葉に生ずる黄粉(ホップ腺)に芳香と苦味があり、ビールに香味をつけるのに用いる。 広辞苑

科名 アサ科カラハナソウ属、クワ科
学名 Humulus lupulus L. var. lupulus
薬効
季語
撮影 2018年10月 9日
更新 2018年10月 9日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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