カキ(柿)【カキノキ(柿の木)】

カキの花
 カキの花が咲き、木の下にたくさん落ちて散らばっています。
 カキは日本古来の果物と考えられていますが、今のカキは中国から到来したともいわれています。

「渋柿のしぶしぶ花の咲にけり」一茶

カキの実
ホシガキ
 カキの実と葉が色着きました。
 パリの市場をのぞいたら、山積みになった柿の脇に「kaki」と書いた紙がありました。
 ヨーロッパのカキは、16世紀にポルトガル人が日本から持ち帰った物がもとのようです。
 渋柿は皮を剥いて干し柿にします。
 2000年以上前の中国の遺跡で柿の種が発見され、当時すでに干し柿を利用していたと推定されています。

甘いカキはそのままかじります。

採り残されたカキ
採り残されたカキ
採り残されたカキ
 降った雪が採り残された実に積もっています。
 渋柿もすっかり熟して甘いゼリーのようになり、気温が下がると凍ってシャーベットのようになります。

「淺ましや熟柿をしやぶる體たらく」一茶

かき【柿】:
カキノキ科の落葉高木。高さ約10メートルに達する。葉は革質。 6月頃黄色4弁の雌花と雄花をつける。雌雄同株。 果実は黄赤色、大形の液果で、甘柿と渋柿があり、生食用、また乾柿とする。 材は器具用・建築用。また若い果実から渋をとる。 東アジア温帯固有の果樹で、長江流域に野生、日本に輸入されて古くから栽培。 広辞苑

昔は、尻が焦げるような熱い炬燵にあたって、歯に沁みるような熟柿(じゅくし)を食べるのが冬の楽しみでした。

科名 カキノキ科カキノキ属
学名 Diospyros kaki Thunb.  カキノキ 標準
薬効 ヘタを煎じて飲むとしゃっくりが止まるそうです。
季語 秋。「渋柿」「甘柿」「富由柿」「十夜柿」「木守柿」「盆の柿」
「柿の花」「青柿」は夏
「柿落葉」は冬
撮影 2004年 6月 4日
2003年11月 9日
2003年11月15日
2009年 1月 4日
2007年 1月 8日
2007年 1月 8日
更新 2013年 5月30日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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