クワ(桑)【ヤマグワ(山桑)】

クワの花
クワの花
 昔は養蚕が盛んで、桑畑がたくさんありました。
 今、桑畑はありませんが、所々で桑の木が花を咲かせています。
 若い葉は食用になります。

熟してきたクワの実
 実が熟して黒紫色になると食べられます。
 親に隠れて食べても、口の周りが紫色になっているので、すぐにばれてしまいます。

「細腕に桑の葉しごく雨夜哉」一茶

くわ【桑】:
クワ科の落葉高木クワ類の総称。ヤマグワおよびその栽培品種がもっとも普通だが、別種のハチジョウグワ、中国産の魯桑(ろそう)なども栽培される。 養蚕のために刈りとるから長大なものは少ない。樹皮は淡褐色、葉は深い切れ込みのあるものと全縁のものとある。 春、淡黄緑色の単性花を穂状に綴る。雌雄異株、稀に同株。花後、小さい実を結び、熟すれば紫黒色を呈し、味は甘い。 材は諸種の用に供し、特に自生樹は硬く、工芸用材として珍重。樹皮の繊維は製紙の原料。 殊に葉は養蚕用として重要。四木の一。 広辞苑

しぼく【四木】:茶・桑・漆・(こうぞ)の総称。江戸時代、三草と共に重要植物として栽培された。しもく。
広辞苑

隠れてクワの実を食べても、口の周りが紫色になるので、すぐにばれてしまいます。

科名 クワ科クワ属
学名 Morus australis Poir.  ヤマグワ 標準
Morus bombycis Koidz.  ヤマグワ synonym
薬効 クワの実を焼酎に漬けた桑の実酒は、疲労回復、強壮、動脈硬化予防に効果があります。
季語 晩春。「桑の芽」「桑の花」「やまぐわの花」「桑畑」。
「桑の実」は夏。
「枯桑」は冬
撮影 2004年 5月 1日
2009年 5月10日
2003年 6月25日
更新 2013年 6月26日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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