オキナグサ(翁草)

オキナグサ
オキナグサ
オキナグサ
オキナグサ
オキナグサ
オキナグサ
オキナグサ
 以前はどこの草むらにもありましたが、最近はほとんど見かけなくなった幻の花で、名前のとおり、いかにも翁という風情です。

オキナグサ
 花が終わると種ができ、白色の長い毛が花火のように広がっています。
 この毛は花柱が変化したものだそうです。
 長野県の絶滅危惧IB類(EN)、環境省の絶滅危惧II類(VU)です。

おきなぐさ【翁草】:
キンポウゲ科の多年草。山野の乾燥した草地に生え、全体が白色の長毛で覆われるのでこの名がある。 葉は羽状。春先、暗赤紫色の六弁花を開き、のち多数の果実の集まりが長毛(花柱の変形)を風になびかせる。 根を乾燥したものは生薬の白頭翁で、消炎・止血剤とする。ネコグサ。 広辞苑

オキナグサ(翁草):
花の後、白い毛をつけた果実が茎の先に集まっている様子を白髪の老人にたとえたものである。 子どもたちはこの毛をなめては、人形の髪をなでるように遊んでいた。
(中略)オキナグサの種子は容易に発芽して、2〜3年で花が咲く。 ただ、放置するとだんだんと大株になり、やがて突然に消えてしまう。 信州高山村誌

科名 キンポウゲ科オキナグサ属
学名 Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C.Presl
Anemone cernua Thunb.
薬効 下痢止めなどに使われます。
有毒成分を含んでいて、素人療法は危険です。
季語
撮影 2018年 4月10日 雪国植物園
2005年 4月23日
2009年 4月29日
2010年 5月 5日
2011年 5月 8日
2011年 5月 8日
2007年 5月30日
2006年 5月28日
更新 2018年 4月18日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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