シナノキ(科の木)

シナノキ
シナノキ
 街路樹に白い房のような花がびっしり咲いて、あたり一面にいい香りが漂っています。
 よく見ると、ヘラのような形の葉(実際は苞葉)のまん中から長い花柄が伸びて花がぶら下がっています。
 樹皮から取れる丈夫な繊維を使った製品が特産だったことから、「科の木の産する国」が信濃の国の名前になったという説があります。
 ちなみにシナノキは長野市の木に制定されており、新幹線長野駅では「科の木」というお土産屋さんが繁盛しています。

シナノキ
 高山村山田牧場にはシナノキの大木があります。

しなのき【科木】:
シナノキ科の落葉高木。山地に自生、高さ10メートルに達する。 初夏、葉のつけ根に帯黄色で香りの高い小花を房状につけ、花柄の中部に(へら)状の苞がある。 材は器材や経木、マッチの軸に供し、花や果実は薬用。皮は布・紙の原料。ヘラノキ。 広辞苑
[第5版では(「しな」はアイヌ語で「縛る」の意)と記載されていましたが、第6版では削除されています]

科名 アオイ科シナノキ属(APG)、シナノキ科
学名 Tilia japonica (Miq.) Simonk.
Tilia japonica (Miq.) Simonk. var. magna H.Hara
薬効
季語
撮影 2009年 6月26日
2009年 6月26日
2012年 8月16日
更新 2013年 7月 8日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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