シラカバ(白樺)【シラカンバ、カンバ】

シラカバの雄花
 信州の高原を代表する木として真っ先に思い浮かぶのがシラカバで、長野県の県木に指定されています。
 信州出身の作詞家・いではくの「北国の春」も冒頭が「白樺 青空 南風」でした。
 樹液から抽出されるキシリトールは、虫歯予防になる甘味料としてチューインガムに利用されています。

しらかば【白樺】:
カバノキ科の落葉高木。やや高い山地の陽地に自生。高さ約30メートルに達し、樹皮は蝋質の白粉を帯び、紙状に剥げる。 葉は三角形。春、新葉に先立って黄褐色の尾状花序を下垂する。雌雄同株。 小形の堅果は狭楕円形、左右に翼をもつ。 材は皮付のまま細工物とし、また蝋分に富むので薪材となる。しらかんば。かんば。樺の木。 広辞苑

食べ方や薬効 芽吹き前に幹に穴をあけて樹液を採取し、健康飲料として飲みます。

科名 カバノキ科カバノキ属
学名 Betula platyphylla Sukaczev var. japonica (Miq.) H.Hara
Betula pendula Roth var. japonica (Miq.) Rehder
Betula japonica (Miq.) Siebold ex H.J.P.Winkl.
Betula mandshurica (Regel) Nakai var. japonica (Miq.) Rehder
Betula mandshurica auct. non (Regel) Nakai
Betula tauschii (Regel) Koidz.
薬効 樹液は、利尿や便秘、胃腸病などに効きます。
葉や樹皮から抽出される精油には、抗アレルギー作用、抗菌作用、保湿作用があり、化粧品や入浴剤に利用されています。
季語 「白樺の花」は晩春。「樺の花」「かんばの花」「花かんば」
撮影 2006年 5月 3日
更新 2006年 5月 6日

上に戻る


【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
ホームに戻る  花の咲く時期  名前のさくいん