ススキ(薄)【カヤ(萱)】

ススキ
ススキ
 秋の七草の一つ尾花です。
 一般にはカヤ(萱)と呼び、萱葺き屋根の材料に使われていました。
 昔、この地方では多くの家の屋根は萱ではなく、麦藁で屋根を葺いていました。
 今でも定期的に萱で葺き替えるお宅がありますが、材料の調達が大変のようです。

「穂すすきに諏訪の湖から来る風か」一茶

「秋の野に咲きたる花を指折りかき数うれば七種の花
萩の花  尾花  葛花  撫子の花  女郎花  また藤袴  朝貌の花山上憶良(万葉集)

すすき【薄・芒】:
イネ科の多年草。土手・荒地などにしばしば大群落を作る。毎年、宿根から新芽を生じ、高さ2メートルに達する。 秋、花穂は十数枝を分ち、黄褐色を呈する。小穂の下部に絹糸様の白毛がある。 「尾花」と称し、秋の七草の一。茎葉は屋根を葺くのに用いる。 シマススキなど、観賞用の園芸品種もある。袖振草。 広辞苑

科名 イネ科ススキ属
学名 Miscanthus sinensis Andersson
薬効 利尿や解毒に効果があります。
季語
末黒の芒(すぐろのすすき)」「焼野の芒」「黒生の芒」は春。
青芒(あおすすき)」「青萱」「萱茂る」「芒茂る」は夏
撮影 2003年 9月 6日
2010年 9月25日
更新 2010年 9月26日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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