タガソデソウ(誰袖草)

タガソデソウ
 ミミナグサの仲間で、花はずいぶん大きく、兎の耳のような花びらの切れ込みもありません。
 名前の由来は古今集の和歌に依るというまことしやかな解説を見かけますが、どこをどうみても接点があるようには見えません。
 長野県と山梨県、岐阜県にだけ生えている希少種で、環境省の絶滅危惧II類(VU)、長野県の準絶滅危惧(NT)です。

たがそで【誰袖】:
(古今春「色よりも香こそあはれとおもほゆれ誰が袖触れし宿の梅ぞも」の歌からの着想という)
1)匂袋(においぶくろ)の名。衣服の袖の形に造り、紐で二つつないで袂落しのようにして持った。
2)細長い匂袋の形をした楊枝さし。
3)桃山時代から江戸時代にかけて流行した、さまざまな豪華な女性の衣装を衣桁(いこう)にかけた図。装飾的な屏風絵などに用いた。
4)地唄の一。深草検校作詞・作曲。  広辞苑

科名 ナデシコ科ミミナグサ属
学名 Cerastium pauciflorum Steven ex Ser.
Cerastium pauciflorum var. amurense
Cerastium pauciflorum Steven ex Ser. var. oxalidiflorum (Makino) Ohwi
薬効
季語
撮影 2009年 6月20日
更新 2009年 6月30日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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