ツユクサ(露草)

ツユクサ
ツユクサ
ツユクサ
ツユクサ
 梅雨時に、近寄ると露だらけになりそうな場所で青い花を咲かせています。
 6本の雄しべは葯の形で3種類に分類され、雌しべの両側の2本はO字型雄しべ、花びらに近い3本をX字型(π型と呼ぶ人もいる)雄しべ、中間にある1本をY字型(逆V字型、あるいは人型)雄しべとし、H型とY字型を合わせて“仮雄しべ” と呼ぶそうです。
 Y字型とX字型は花粉を出さない飾りだとされてきましたが、詳しくお調べになった方の研究によると、Y字型雄しべはしっかり花粉を作っていて、受精して種子ができたそうです。
 これに対して3本のX字型雄しべが作る花粉には受精能力がなく、これまでの定説通り“仮雄しべ”で、用途は昆虫の食用ではないかと推測されています。

つゆくさ【露草】:
ツユクサ科の一年草。畑地・路傍などに普通。全体軟質で高さ30センチメートル余、地に臥す傾向がある。 葉柄は(さや)状。夏から初秋、藍色で左右相称の花をつける。 古来この花で布を摺り染める。若葉は食用、また、乾燥して利尿剤。帽子花。アイバナ。 アオバナ。カマツカ。ホタルグサ。鴨跖草(つきくさ)広辞苑

食べ方や薬効 おひたしにしたり炒めて食べます。

科名 ツユクサ科ツユクサ属
学名 Commelina communis
薬効 茎と葉は利尿に効果があります。
煮汁や干したものは解熱や下痢止めに使われます。
季語 秋。「ほたる草」「月草」「かま草」「うつし草」「青花」「ぼうし草」「百夜草」
撮影 2004年 7月 1日
2009年 7月25日
2012年 7月26日
2009年 7月27日
更新 2013年 7月11日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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