ワラビ(蕨)

一斉に生えてきたワラビ
一斉に生えてきたワラビ
 春の代表的な山菜です。
 根茎から採ったワラビ粉は、食用のほかに、雨傘や合羽を貼り付けるノリに利用されていました。

「鶯を招くやうなるわらび哉」一茶

ワラビの黄葉
ワラビの黄葉
 ワラビの黄葉です。

わらび【蕨】:
イノモトソウ科のシダ。山地の日当りのよい乾燥地に群生。早春、地中の根茎からこぶし状に巻いた新葉を出し、これを「さわらび(早蕨)」という。 食用。根茎から蕨粉をとる。 広辞苑

ワラビ(ワラビ属):
山菜の代表であるワラビは村内各地の原野など日当たりのよい場所にごく普通に見られる。 地中を長くはう黒色の根茎から、春に握りこぶしを振り上げたような形で出る若葉を食用にする。 信州高山村誌

食べ方や薬効 灰汁抜きをしておひたしなどにして食べます。

科名 コバノイシカグマ科ワラビ属、イノモトソウ科、ワラビ科
学名 Pteridium aquilinum (L.) Kuhn var. latiusculum auct. non (Desv.) Undrew. ex Hell.  ワラビ 標準
Pteridium aquilinum (L.) Kuhn subsp. japonicum (Nakai) A. et S.Lo"ve  ワラビ 標準
Pteridium aquilinum (L.) Kuhn  ワラビ 広義
Pteridium aquilinum (L.) Kuhn subsp. latiusculum auct. non (Desv.) Hulte'n  ワラビ synonym
Pteridium aquilinum (L.) Kuhn var. japonicum Nakai  ワラビ synonym
薬効 発がん物質プタキロシド(ptaquiloside)を含んでいます。
季語 春。「早蕨」「蕨野」
撮影 2010年 5月 8日
2005年 5月15日
2003年11月 9日
2003年11月 9日
更新 2013年 7月12日

上に戻る


【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
ホームに戻る  花の咲く時期  名前のさくいん