ワレモコウ(吾木香・我毛香・吾亦紅)

ワレモコウ
ワレモコウ
ワレモコウ
 昔はどこにでもありましたが、最近は少なくなりました。
 ヒョウモンチョウとゴマシジミの幼虫の食草で、食草がなくなると蝶も生きられず、村内では激減しているようです。
 遠くからは坊主頭のような花にしか見えませんが、近寄ってよく見ると、花びらが4枚の花がたくさん集まっていることが分かります。

「吾亦紅」は、文字通り、われもまた紅いという意味です。
 「吾木香」は国産の木香という意味で、”木香”はインド産の香木だそうです。

「吾も亦紅なりとひそやかに」高浜虚子

われもこう【吾木香・我毛香・吾亦紅】:
バラ科の多年草。山野に自生し、高さ60〜90センチメートル。 晩夏、暗紅紫色の小花を球形の花序に密生。果実も同色。 若葉は食用、根は止血・収斂(しゅうれん)剤。漢名、地楡。 広辞苑

食べ方や薬効 若葉は茹でておひたしにして食べます。

科名 バラ科ワレモコウ属
学名 Sanguisorba officinalis L.  ワレモコウ 標準
Sanguisorba officinalis L. var. carnea (Fisch. ex Link) Regel ex Maxim.  ワレモコウ synonym
薬効 根を乾燥したものは止血剤に使われます。
季語 秋。「吾木香」「我毛香」
撮影 2003年 9月 6日
2011年 9月 9日
2008年 9月20日
更新 2013年 7月12日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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