ヨモギ(蓬)【モグサ(艾)、モチグサ(餅草)】

ヨモギ
ヨモギ
 道端でヨモギが花をたくさん付けています。
 名前の由来は、四方に根を伸ばして繁茂するので四方草(よもぎ)とか、良く燃えるので善燃草(よもぎ)などといわれています。
 古くから食材や薬草だけでなく、黒色火薬の材料としても利用されました。

よもぎ【蓬・艾】:
キク科の多年草。山野に自生。高さ約1メートル。葉は羽状に分裂、裏面に白毛がある。 秋、淡褐色で小形球形の頭状花を多数穂状につける。 葉に香気があり、若葉を餅に入れ、成長した葉は(きゅう)の「もぐさ」とする。 モチグサ。繕草(つくろいぐさ)蓬蒿(ほうこう)
もぐさ【艾】(燃え草の意):
1)ヨモギの異称。
2)ヨモギの葉を乾かして製した綿のようなもの。これに火を点じて灸治(きゅうじ)に用いる。 焼草(やきくさ) 広辞苑

ヨモギ:
ヨモギはどこにも生えている雑草で、春先芽生えた新芽は草餅に、お灸に用いられるモグサは葉の繊維、 五月の節句にはしょうぶ湯に生のまま入れたり、軒にかざったりした。 信州高山村誌

食べ方や薬効 草餅(この辺では「もぐさ餅」と呼んでいる)に入れて香りと色を楽しみます。
根を清酒に漬けてヨモギ酒にします。
端午の節句には、ショウブと一緒に束ねて風呂に入れ、菖蒲湯にします。

科名 キク科ヨモギ属
学名 Artemisia indica Willd. var. maximowiczii (Nakai) H.Hara  ヨモギ 標準
Artemisia princeps Pamp.  ヨモギ synonym
薬効 食欲増進、腹痛、下痢、虫刺されなどに利用します。
季語
撮影 2005年 9月10日
2006年 9月29日
更新 2013年 7月17日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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