ズダヤクシュ(喘息薬種)

ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
 山道の脇に小さな花がびっしり咲いています。
 細長い花茎の先に白い小さな花を斜め下向きに付け、緑色の舌を出しているようなものが雌しべで、針のように突き出しているのが花びら、花弁のように白く目立つのは萼片という変わった構成です。
 名前の由来は、果実の形が頭陀袋(ずだぶくろ)に似ているからという説と、信州・木曽の方言で喘息(ぜんそく)のことを「ズダ」と呼び、咳止めや喘息の薬として利用していたことから名付けられたという説があります。
 たいがいの資料は後者を採用していますが、木曽の方言を探しても「ずだ」は見つかりませんでした。
 ナニワズの語源同様、由緒の不明な名前は信州方言にされるようです。

ずだやくしゅ【喘息薬種】: ユキノシタ科の多年草。日本の亜高山帯針葉樹林の林下に生える。 長い柄の根生葉は浅く3〜5裂して多角形状をなす。 夏に花茎を直立して白色の小花を横向きに総状につける。 ズダは方言で喘息(ぜんそく)を指し、この植物が薬効があるのでいう。 広辞苑

科名 ユキノシタ科ズダヤクシュ属
学名 Tiarella polyphylla
薬効 咳止めに使われます。
季語
撮影 2006年 5月
2009年 6月19日
2009年 6月19日
2009年 6月19日
2016年 6月20日
2022年 6月30日
更新 2022年 7月21日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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