2005年6月4日午後10時過ぎ、高山村高井地区一帯が、突然、雹を含んだ猛烈な嵐に襲われました。
ずっと旱魃で生長が遅れていて、ようやく1センチから2センチくらいになった我が家のリンゴやプラム、プルーン、ウメの実は、1粒残らず傷だらけになりました。
1番摘果を終えたばかりの「ふじ」「つがる」「王林」「しなのスイート」などのリンゴは、来年以降のことを考えて、このまま成らせるしかありません。
傷があっても『お徳用』としてお客様に召し上がっていただけるようになるか、それとも加工用にまわされてジャムやジュースになるか、はたまた、猿や鳥、蜂の餌になりさがるか、2万個以上のリンゴの運命は神のみぞ知るところです。
少しでも”生食用”になって欲しいという淡い期待を抱いて「えくぼリンゴ」と名付け、秋まで追いかけました。