アカザ(藜)

アカザ
アカザ
 ホウレンソウに似た感じのアカザの花が咲いています。
 新芽が白いシロザに対し、新芽の中心部が赤いのでアカザと名付けられました。
 農耕の伝来とともに大陸から伝わり、昔は食用にしていたようです。

長い茎を乾燥した杖は軽くて丈夫で、吉川英治の「三国志」にも登場しています。

あかざ【藜】:
畑地に自生するアカザ科の一年草。古く中国から渡来したとされる。茎は約1メートル。 葉は卵形で、縁に切れ込みがあり、若芽は紅色。夏、粒状の帯黄緑色の細花を穂状につける。 若葉は食用となるが、蓚酸が多い。茎は丈夫で、乾かして杖とする。若芽の紅くならないものをシロザという。
あかざのあつもの【藜の羹】:
アカザの若葉を具とした吸物。粗末な食物のたとえ。
あかざのつえ【藜の杖】:
アカザの茎で造った杖。軽く、中風にならないというので、老人が用いた。
あかざのはい【藜の灰】:
アカザを焼いて灰にしたもの。染物に用いる。 広辞苑

食べ方や薬効 若菜を摘んでおひたしや和え物にして食べます。

科名 ヒユ科アカザ属(APG)、アカザ科
学名 Chenopodium album
Chenopodium album L. subsp. amaranthicolor
Chenopodium centrorubrum
薬効 アカザの杖は中風の予防になります。
季語
撮影 2005年 9月 1日
2005年7月14日
更新 2005年7月14日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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