久保の家
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このページについて


更新の記録 2008年

2008年12月31日 『このページについて』
2008年12月12日 YouTube の保存
2008年11月29日 『格外』
2008年11月13日 Cドライブの大掃除
2008年11月11日 サードパーティ製のブラウザ拡張
2008年11月 9日 今年のサンふじ
2008年10月31日 「門灯籠」
2008年10月26日 巨峰の出荷
2008年10月19日 馬子にも衣装
2008年 9月30日 半分
2008年 8月30日 サギソウ
2008年 8月17日 土手が抜けた
2008年 8月15日 6年目
2008年 7月16日 移籍
2008年 6月28日 地鎮祭
2008年 6月20日 蛍の調査
2008年 4月29日 高杜神社の御祭事
2008年 4月 6日 消防出初式
2008年 3月30日 役員引継ぎ
2008年 3月24日 引越し
2008年 3月21日 区の定時総会
2008年 3月 9日 区の会計決算
2008年 3月 4日 卒業式
2008年 3月 1日 パスワードの期限切れ
2008年 2月24日 大雪
2008年 2月23日 残留農薬事故最終説明
2008年 2月 1日 蜜褐変
2008年 1月19日 残留農薬
2008年 1月14日 成人の日
2008年 1月 2日 お年玉


2008年12月31日 『このページについて』

いろいろあった2008年も終わりです。
 年をとるのに反比例して視力が低下し、暗いところで物が見えにくくなり、指先を使うような細かい仕事ができなくなってきました。
 Windows3.1以来、パソコンの画面と付き合う時間が長くなったことが原因になっているかもしれません。

よく使う Microsoft Word と Excel にはズーム機能があるので、文字の大きさを変えて見やすくすることができます。

Microsoft Office2000

・「ズーム」の窓に好きなサイズを入力する
・「ズーム」の窓の▼を押して出てきた中から選ぶ
・ホイールマウスの場合は、[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイールを回して変える(Excel2000は100%以上の拡大はできない?)

Office は2003から2007と進歩しているそうですが、使ったことがなく分かりません。

一方、インターネットでは文字のサイズを指定していて、大きさを変えると文字が重なって読めなくなるサイトがあったり、最近流行のブログの中には、文字の大きさが変えられず、おまけに行の間隔も狭く、びっしり文字が詰まっていて、目がくらくらしてとても読むことができないサイトも目につきます。
 それでもなんとか見やすくする方法がないかとあれこれ(それほどでもないが)試してみました。
 基本はいまだに Windows2000 で、XP や Vista は未経験です。

Mozilla Firefox

・「表示」>「ズーム」と進み、「拡大」、「縮小」をクリックして変える
 Internet Explorer6 では文字の大きさが変わらないサイトでも変えることができ、配置が崩れることはない
 「文字サイズだけ変更」にチェックを入れておくと、画像の大きさは変わらず、文字の大きさだけ変わる。チェックをはずすと、画像も大きさが変化する。
・[Ctrl]キーを押しながら「+」、「−」キーを押して変える
 上と同様、「文字サイズだけ変更」にチェックが入っていると文字だけ変わる
 [Ctrl]キーを押しながら「0(ゼロ)」を押すとリセットされる
・ホイールマウスの場合は、[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイールを回して変える
 この場合も同じく文字の大きさだけを変えることができる

Opera

・「表示」>「ズーム」と進み、数字を選んで変える
 Internet Explorer6 では文字の大きさが変わらないサイトでも変えることができる
 画像も同時に大きくなり、もとの画像がいいと見栄えが向上し、配置が崩れることはない
 [Ctrl]キーを押しながら「0(ゼロ)」を押すとリセットされる
・ホイールマウスの場合は、[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイールを回して変える

Internet Explorer6

・「表示」>「文字のサイズ」と進んで選ぶ(いつもは中)
・ホイールマウスの場合は、[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイールを回して変える
・文字の大きさが固定されていて、「文字のサイズ」を変えても変化がないサイトの場合は、「ツール」>「インターネットオプション」>「全般」>「ユーザー補助」と進み、 ”Webページで指定されたフォントサイズを使用しない(Z)”の□をチェックする
 これで文字の大きさを変えることはできるが、文字を大きくすると配列は大きく崩れる

Internet Explorer も7に進化しているそうですが、まだ使ったことがありません。
 どんな環境でも面倒な手続きをしないで自由に変えられるのが理想ですが、今の環境は前世紀の遺物と化しているので、最新の環境でどう見えるのか確認できません。
 もう限界なので、これを汐に、6年続けてきた「このページについて」を終了することにし、来年からは気がついたことをブログにときどき記録していきます。

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2008年12月12日 YouTubeの保存

「YouTube から消えている! しくしくしく(≧≦)」と家人が嘆いています。
 子どもに教わってからすっかりはまった家人は、毎朝 YouTube でお気に入りの俳優をチェックするのが日課になっています。
 ところが朝は見られた動画が削除されていて、夜には見られなくなっていました。

いろいろな制約があるのか、YouTube ではこうしたことがたびたびあるようです。
 しからば、気に入った動画を見つけたらその時点ですぐパソコンに取り込み、あとでゆっくり見ればいいじゃないかと、適当な方法を探しました。
 素人が簡単に操作できることが大前提です。

”YouTube,保存”で検索して山のようにでてきた中から、画像のダウンロードにClipTube2というフリーソフト、ダウンロードした画像を見るためにFLVP v2.02.10_beta という同じくフリーの FLVファイル再生ソフトを利用させていただくことにしました。
 『FLVP』にはMacromedia Flash Playerが必要ということなので、最新版をインストールします。
 また『ClipTube2』はスタートメニューに登録して常駐させ、パソコンの電源を入れるたびにいちいち操作する手間を省きました。
 ”C:\Documents and Settings\honyarara\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ” と辿り、その中に『ct2.exeのショートカット』を作成して完了です。

さっそく家人がせっせとお気に入りの動画を保存しているのを隣で眺めていると、早いものは、前日テレビで放映された映像が翌日にはもうアップされています。
 一方、すでに YouTube から削除された映像をせっせと収集し、公開しているサイトまであるんですね。
 動画のような垂れ流しの情報でも、ひとたび公表されると世界中のどこかに残っている可能性がある時代ということでしょう。

テレビの映像はビデオやDVDに録画したもの以外は一度放映されるとそれっきりで、広く一般の目に触れることは希でした。
 ところが YouTube などによって放送した映像が世界中に広まると、世間の目に触れる機会が増え、あまりいい加減なものを作ると恥を曝すことになります。
 他人のことは言えないので、拙いウェブページも、ちゃんと勉強してまともな写真を掲載しなくては。
 老後の課題の水準がだんだん高くなります。

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2008年11月29日 『格外』

サンふじの収穫が終わり、余ったコンテナをりんごの共選所へ戻しに行ったついでに、先週出荷したサンふじの選課結果を持ち帰りました。
 それを見て、婆ちゃんはがっかりしていました。

出荷した90箱のコンテナに詰めたりんごの個数は3,902個、重量は1,275.9キログラムです。
 これが『プレミアム』『特秀』『秀』『○秀』と『格外』の5段階に選果されますが、『格外』になると没収されてしまい、お金になりません。
 その『格外』が390個、93.6キログラムも出ています。
 個数でちょうど10パーセント、重量で7.3パーセントになります。

撰果通知書の「指摘事項」には、ビターピット(黒く凹んだ斑点)、キズ果、ツル割れ、害虫被害果などと書かれています。
 木から収穫したりんごは、婆ちゃんが一つ一つ見て、いいと判断したものだけをコンテナに並べていますが、それでもこれだけ『格外』が出てしまいます。
 春から一生懸命手を掛けてきたのが無駄になってしまうのですから、婆ちゃんが肩を落とすのも無理はありません。

台風が上陸しなかったためにりんごが豊作で、不景気の影響もあって価格が低迷しています。
 多少傷があっても味に変わりはありませんが、見た目が最重要視される市場では受け入れられません。
 いいりんごだけを出荷し少ないと、大幅な減収は避けられません。
 これからはいいものだけを作らないと、りんご作りではやって行けない時代になりました。
 栽培技術の向上と、あとはお天気頼みですね。

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2008年11月13日 Cドライブの大掃除

インターネットの起動が遅くなったときに、Cドライブのいらないファイルを削除したら少しでも早くなるかと思い、ファイルの掃除と引越をいくつか試してみました。
 参考にさせていただいたのは、Microsoftの「Dドライブを賢く使ってトクする Windows XP」と、教えて!gooの「Cドライブの容量不足」です。
 どちらも WindowsXP を対象にしていますが、Windows2000 でも使えそうです。

主なものは
  1) もともと Windows にある【ディスク クリーンアップ】と【ディスク デフラグ】
  2) 「マイドキュメント」と”インターネット一時ファイル”、”メールファイル”の引越
  3) 専用ソフトによる使わない一時ファイルの削除
です。

1)は、[スタート]>[プログラム]>[アクセサリ]>[システムツール]と進み、【ディスク クリーンアップ】と【ディスク デフラグ】を実行します。
 これでかなりすっきりし、大きな空きができました。
 【ディスク クリーンアップ】は、セーフモードで実行するとより効果的だそうですが、デスクトップに適当に並べてあったアイコンがてんでバラバラになってしまうので、やっていません。
 管理人のつまらない拘りです。

2)は、デスクトップに鎮座している「マイドキュメント」と、インターネットに接続すると勝手にできる一時ファイル、それに送受信したメールのファイルの保存先を、既定のCドライブからDドライブへ移動します。

あらかじめDドライブにそれぞれの引っ越し先になる空きフォルダを作っておきます。
 「マイドキュメント」>[プロパティ]>[ターゲット]に進んで「移動」をクリックし、空きフォルダを指定してOKです。
 デジカメを接続したときに「マイドキュメント」内に自動で写真を保存するフォルダも、一緒にDドライブへ引越完了です。

”インターネット一時ファイル”は「Internet Explorer」>[ツール]>[インターネットオプション]>[全般]>[フォルダの移動]と進み、空きフォルダを指定してOKです。

”メールファイル”は、「Outlook Express」>[ツール]>[オプション]>[メンテナンス]>と進み、「保存フォルダ」に作っておいた空きフォルダを指定してOKです。
 最近は通信機能が向上し、デジカメや携帯の写真をみんな気軽に送ってくるので、あっという間にメールを保存しておくフォルダが膨らんで、Cドライブの空きがなくなります。
 これで当分の間、Cドライブの空きを気にせずに落ち着いてメールを受信できそうです。

3)はCCleanerというフリーソフトを使わせていただきました。
 「クリーナー」はウィンドウズやアプリケーションのいらないファイルを検索して消してくれます。
 「レジストリ」は不要のレジストリも思い切って削除します。
 仮に間違って削除してもバックアップがあるので、後顧の憂いなく、きれいさっぱりです。

基本的に、メールを含むデータはすべてDドライブへ引っ越して、Cドライブの大掃除が終了です。

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2008年11月11日 サードパーティ製のブラウザ拡張

しばらく前からインターネットに繋がりにくくなっていました。
 正確には、Internet Explorer の起動時間がやたらに長くなり、特に別窓で開こうとすると、白い窓のままいつまでも時間が経過してしまう、といった状態です。
 インターネットを見るだけなら Firefox や Opera があるので不自由しないのですが、足の裏にご飯粒を付けたままのようで何となくいい気持ちではありません。

いろいろ試したりあちこち探して、ようやく121ware.comで「Internet Explorerの起動、動作が遅いときの対処方法」 を見つけました。

対処方法
 以下の手順で作業をお試し下さい。
  A) インターネット一時ファイルを削除する
  B) サードパーティ製のブラウザ拡張を無効にする
  C) 常駐プログラムを停止する
  D) デフラグを実行する
  E) セキュリティソフトメーカーに確認する
  F) プロバイダに確認する
というものです。

A)とD)はすでに実施済みで、効果がないことを確認しています。
 そこでB)を試してみました。
 Internet Explorer を起動し、[ツール]>[インターネットオプション]>[詳細設定]と進み、「サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする」の□のチェックをはずして再起動します。
 すると、これまでほとんど固まってしまっていた別窓もさくさく開くようになりました。

「サードパーティ製のブラウザ拡張」で検索すると、他にもいろいろ出てきました。
 Google のショートカット「ツールバー」が消えているので、これが影響していたのかと、もう一度インストールして様子を見ましたが、今度は普通に立ち上がります。
 しかも「サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする」の□にはチェックが付いています。
 Windows Update したあたりからおかしくなったような気がしますので、なにか悪戯していたのでしょう。
 原因は不明ですが、対処方法の在り処が分かったので、とりあえず一件落着。

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2008年11月 9日 今年のサンふじ

今日、サンふじを収穫しましたが、共選所へ出荷できたのはコンテナ12箱だけで、8箱は”つる割れ”や鳥に突付かれた傷で出荷できません。
 いい物だけを選んで収穫したつもりなのにこの結果ですから、全体では、まともなりんごは半分以下でしょう。
 今年は台風が来なくて喜んでいたにもかかわらず、巨峰は不作でした。
 この調子だとサンふじも大不作になりそうです。

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2008年10月31日 「門灯籠」

高杜神社に奉納する門灯籠の常設工事が無事に完了して7日に引き渡されたので、13日に神官さんと氏子総代さんをお招きして竣工祭を執り行いました。
 神事の後、これまで毎年秋のお祭りの朝、鳥居の前に組み立てていた古い門灯籠のお魂抜きをしていただき、これで古い門灯籠はお役後免です。

旧の門灯籠がいつ造られたのか定かでありません。
 爺ちゃんに聞いても新築したという記憶はないと言うので、少なくとも80年以上経過していることは確かです。
 昔は『宮陽団』という若衆の組織で組み立てたので、知識と技能が代々受け継がれ、組織が解散してからも、経験者や建築関係者が中心になって毎年組み立ててきました。
 新門灯籠の常設によって不安定な高い場所での作業は減った反面、古い門灯籠を組み立てる伝統の技もなくなります。

どうやって組み立てていたのか残しておきたいとデジカメのファイルを探しましたが、細かな細工の部分の写真がありません。
 最近はもっぱら組み立てる側にいることが多く、去年も、組み立てと解体で上に乗って作業していたので、一々写真を撮っている暇がありませんでした。
 わずかな写真とかすかな記憶を元にまとめたものを、ちょっと早いですが「いいつたえ」のページに載せておきます。

折を見て知識をお持ちのみなさんが健在のうちに謂われなどを聞き出し、追加したいと思います。
 また、材料の写真を撮り、できれば寸法を測定して図面にしておきたいところですが、これは老後の楽しみにしましょう。
 とりあえず今年の大行事の一つが終わり、ほっと一息です。

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2008年10月26日 巨峰の出荷

お祭などで中断していた巨峰の出荷を再開するために、畑に残っていた房を全部収穫して家に持ち帰り、真夜中までかかって箱詰めし、軽トラックの荷台に載せました。
 朝は5時から農協の共選所のシャッターが開くので、5時半に運び込みました。
 出荷最盛期には段ボール箱を山のように積んだ軽トラックが列をなし、建物の外にはみ出るほどたくさんの箱が並びますが、今朝は1台の車も見かけず、段ボール箱も半分くらいしか並んでいません。

今年は春先の天候不順の影響で、巨峰はまったくの不作でした。
 受粉がうまくできないことによる単為結果が大発生し、仕方がなく粒を大きくするためにジベレリン処理したら色が黒くならないで赤ぶどうになってしまい、色の黒い粒も食べると酸っぱいものがあるということで、品質のばらつきが大きい巨峰でした。
 このため、例年、知り合いに巨峰を送っていたのですが、今年は最後まで納得できるものが収穫できず、一粒も送らず終いでした。
 さらに追い討ちをかけるように烏の大群に襲撃されて房の数が激減し、結局、今年の収穫は昨年の半分程度でした。

「明日からぶどうの共選所の荷造り当番がなくなるので、みんなに触れてください」と農協から電話がありました。
 農協にぶどうを出荷する組合員は、毎日数名ずつ荷造り当番が割り当てられ、朝から共選所へ出勤して荷造りを行っていますが、月末になって出荷量が減ったことから、組合員の手伝いが要らなくなったという訳です。
 翌日も3名が当番になっていたので、急いでメモを作って配布しました。
 我が家も月末に割り当てがあったので、これで出動がなくなり、やれやれです。

温暖化の影響で、ぶどう作りが年々難しくなっているような気がします。
 また、村に烏対策の陳情をしましたが、自分達で狩猟免許を取って駆除しろ、とすげない返事でした。
 ビニルハウスで加温する促成栽培も、燃料の高騰の影響でぐっと減っています。
 そろそろ巨峰から別な作物への切り替えを本気で考える時期に来ているのかもしれません。

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2008年10月19日 馬子にも衣装

高杜神社の秋の例大祭で、10月16日夜の宵祭と翌17日午後に行われた神事に、紋付羽織、袴、黒足袋に下駄履き姿で参加しました。
 お祭りの準備で何かと忙しく、美容院へ行って着付けしてもらう時間がなかったので、インターネットを見ながら家人に手伝わせて、何とか間に合わせました。
 羽織が大部分を隠してくれるので、素人のかなりいい加減な着付けでも、外見は何とかごまかせます。

ところが立ち居振る舞いは、普段から着慣れていないので思うようには行きません。
 石段を上るときに袴の裾を下駄で踏んづけて転びそうになったり、玉串奉奠で正座から立ち上がろうとしてつんのめったり、散々です。
 昔のお侍は、よくこんな格好で立ち回り、しかも刀を振り回してチャンバラがができたものだと、つくづく感心します。

高杜神社では、秋の例大祭の他に新年の元旦祭も羽織袴着用が求められています。
 参加される方の中には、着物を止めて背広にして欲しいと要望される方もいらっしゃいますが、神様はまだ納得してくださいません。
 お祭でも着流しに紋付羽織を着るだけの久保神社とは違い、さすがに延喜式内社は格式が違います。

「馬子にも衣装」と笑われながら、大きな行事が一つ無事に終わりました。
 正月はまた家人に手伝わせて袴を履くことになります。
 隣に座っておられた方は、2回の着付けで美容院に6千数百円をお支払いになったそうで、こんな話が家人の耳に入ると、高額なお年玉を要求されそうです。

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2008年 9月30日 半分

今日で20年度の半分が終わりです。
 ウェブページの更新もほとんどできず、半年間、訳も分からないまま、その日暮らしで何とか通過してきたような気がします。

183日間に区の仕事で動き回った時間を集計したら249時間30分になりました。
 1日平均にすると1時間20分で、なんだこんな程度かという感じです。

10月もいろいろな仕事が目白押しです。
 ・電柵の会議
 ・砂防ダムの地権者に対する説明会
 ・村道拡幅の期成同盟会
 ・御神楽の納入
 ・門灯籠の引き渡し
 ・獅子舞の稽古
 ・高山中学創立50周年記念式典
 ・門灯籠竣工式・御神楽完成披露
 ・高杜神社例大祭と一連の行事
 ・21年度事業計画の策定とヒアリング
 ・第1ブロック区長会議
などなど。

来月は衆議院選もありそうで、まだまだ地に足が着かない日が続きます。

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2008年 8月30日 サギソウ

毎日ぐずついた天気が続き、時折猛烈な雨が降る中で、春のお祭りに京都の家が車に載せてきた植木鉢のサギソウが1輪咲き出しました。
 京都の家からもたくさん咲いたというメールが届き、20数鉢に100輪近くのサギソウが咲いている写真が添付してありました。
 我が家で冬越しして植え替えた鉢からもたくさん花茎が伸びているので、もうじき花盛りになるでしょう。

京都の家で咲いているサギソウはもともと三輪のお父さんが育てておられたもので、京都の水が合ったのか、数年でずいぶん増えました。
 そこで今年はあちこちに贈ってみなさんに楽しんでいただいたそうで、三輪のお父さんも喜んでおられるでしょう。

我が家では、三輪のお父さんから毎年いただきながら、上手に管理できず、絶やしてしました。
 ところが去年はうまく冬越しすることができたので、家の婆ちゃんも、まだかまだかと花が咲くのを心待ちにしていました。
 花が終わったらしっかり球根を増やして、来年はこちらの知り合いにもお分けできるようにしましょう。

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2008年 8月17日 土手が抜けた

十々木入り地籍の下端にある畑の土手が崩れ、立っていたオニグルミの木と泥が久保川に押し出しました。
 短時間に猛烈な勢いで山に雨が降り、それが一箇所に集まって水路に流れ込んだため、水路からあふれた水が畑に流れ込んで水田のようになって、一番弱い個所が崩れたようです。
 崩れた場所のすぐ下には橋があり、ここに立木や土砂が詰まるとダムになって危険なので、役場に連絡して応急処置をしてもらいました。

今年のお盆は毎日夕立、しかも豪雨に見まわれました。
 13日の迎え盆は、婆ちゃんとお墓に着いた途端、いきなり前が見えなくなるようなどしゃ降りになり、車から降りずにそのまま家に逃げ帰りました。
 しばらくすると小降りになったので、急いでお墓に行ってお参りしましたが、迎え火は藁が湿ってよく燃えませんでした。

温暖化の影響で局地的な豪雨で各地に大きな被害が出ています。
 水害には縁のなさそうな山の中なのに、大雨が降ると危険な場所が地区内にはいくつもあるため、見回りが欠かせません。
 これから出番が増えそうです。

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2008年 8月15日 6年目

拙いウェブページを開設して5年が経過しました。
 今年は毎日のように所用があり、まとまった記事を考える余裕がありません。
 6年目はほとんど更新のない1年になりそうです。

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2008年 7月16日 移籍

信濃グランセローズのお知らせのページに、「トレードによる選手の移籍」として、 荻原選手と平泉選手が石川ミリオンスターズへ移籍し、信濃グランセローズは新たに選手を獲得しない、という内容が掲載されました。

高山村出身の荻原選手は、爺ちゃんの孫と高井保育園、高山小、高山中と一緒に通い、みんな『ひでちゃん』と呼んでいました。
 がんばり屋の『ひでちゃん』は高校・大学と野球を続け、去年、信濃グランセローズに入団したので、家族みんなで応援してきました。
 その甲斐あってか、チームで2番目の小柄ながら内野と外野の守備をこなし、ファンが選ぶ月間MVPにも選出され、打率はチームの中でトップでした。

そんな「ひでちゃん」も今年は出場機会が少なく、みんなで「どうしたんだろうね」と心配していたのですが、石川ミリオンスターズに移籍して、心機一転、去年のように元気に活躍してくれるでしょう。
 『ひでちゃんがんばれ!』

もう払ってしまった信濃グランセローズの後援会費はすっぱり諦め、これからはミリオンスターズを応援し、たまには家族揃って石川県まで行きたいな。

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2008年 6月28日 地鎮祭

高杜神社の秋の例大祭に久保区が境内に奉納してきた「門灯籠」を、毎年建てたり撤去することを止めて常設化することになり、建設工事の地鎮祭を執り行いました。
 神事をお願いした須坂市常磐町にお住まいの勝山神官さんのご先祖様は、「門灯籠」を建てる場所のお隣にお住まいだったそうで、久保区には所縁のある神官さんです。
 地鎮祭の次第は、4年前に公会堂を建設したときの次第に習って準備しました。

【地鎮祭次第】
1 修祓(しゅうばつ)の儀
2 降神(こうしん)の儀
3 献餞(けんせん)の儀
4 祝詞奏上(のりとそうじょう)
5 四方祓い(しほうはらい)の儀
6 玉串奉奠(たまぐしほうでん)
   区長(区の役員も一緒に二礼二拍一礼)
   総代長、副総代長
   設計者、請負者、大工棟梁
   建設委員長(委員も一緒に二礼二拍一礼)
7 撤餞(てっせん)
8 昇神(しょうしん)の儀
9 御神酒拝戴(おみきはいたい)

乾杯の前にお礼のご挨拶をしましたが、予定していた内容がすでに祝詞の中に含まれていました。
 結婚式の祝辞を頼まれて一生懸命覚えたのに、前の人に同じ話をされてしまったという笑い話がありますが、まさか祝詞に含まれるとは思ってもいませんでした。

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2008年 6月20日 蛍の調査

昨日の午後、ほんの申し訳程度に雨が降り、夜になって十六夜の月が雲に隠れたままだったので、家人と蛍を見に出かけました。
 例年なら雨が降って夜も湿度は高いのですが、今年は夕方になると涼しい風が吹いて朝は気温がぐっと下がるので、野菜の苗は成長が遅れ、巨峰もなかなか開花してくれません。
 このため蛍の発生も遅れ、まだ見られないかもしれないと心配していましたが、川沿いを歩くと、かすかに点滅している青白い光を2個所で見ることができました。

一時、久保川が改修されてコンクリートで固められ、基盤整備で水路がU字溝になるなどして、蛍が激減していました。
 その後、平成7,8年頃、有志の方が「蛍見にこねえ会」を結成され、ゲンジボタルが発生する十々木入り地区の水路の整備や草刈り、蛍の幼虫の餌になるカワニナの放流などをして繁殖に努められて来ました。
 平成9年からは分館活動として「蛍鑑賞会」が開かれ、人も蛍もけっこう賑わっています。

近年、高山村ではあちこちで蛍を見ることができ、現在は8地区で「蛍の会」が設立され、蛍の保護や観察会、子供たちとの交流などが行われています。
 また、村全体として「高山ホタルの会連絡会」が結成され、各地区の情報交換や、先進地の視察などを行っておられます。
 5月16日に役場で開かれた連絡会では、蛍の初見日、観測終了日、発生状況、活動内容などが報告されています。
 久保区に正式な「蛍の会」はありませんが、区長が会長ということで出席させていただきました。

これから月の出が遅くなるので、蛍の数が徐々に増えるでしょう。
 毎晩、蛍を見ながら散歩できますが、数えながら歩くのでメタボ対策には効果がなさそうです。

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2008年 4月29日 高杜神社の御祭事

高杜神社の総代長名で祈念祭への案内通知が届きました。

前略
例年の通り左記により高杜神社に於て祈年祭を
執行致したく誠にご多用中恐れ入りますがご参列下されたく
この段ご案内申し上げます

指定された時間のちょっと前に本殿でお参りしていると、氏子総代の方々が祭事のお供え物を並べておられるところでした。
 慌ててお参りしてから社務所へ行くと、すでに他の関係者は全員お揃いで、「延喜式内 高杜神社の御祭事」「玉串拝礼の作法」「高杜神社電話番号簿」の3枚の印刷物が手渡されました。
 御祭事の内容は以下のとおりです。

期日 祭事名 祈願事 服装
一月元旦 元旦祭 新年の祝辞を神様に捧げるお祭り 羽織 袴
二月十一日 建国祭 国の始めを記念して祝うお祭り 平服 ネクタイ
四月二十七日 祈年祭
(大祭)
その年の作物その他すべての豊作を祈念するお祭り 平服 ネクタイ
八月二十一日 風鎮祭 その年の風害その他すべての害を鎮めるお祭り 平服 ネクタイ
十月十六日
  十七日
例大祭 神様に色々な品物を供え年内の御礼のお祭り 羽織 袴
羽織 袴
十一月二十七日 感謝祭
(大祭)
新米を神様に捧げ御礼するお祭り 平服 ネクタイ
十二月三十日 大祓祭 村内の悪魔及び氏子の身廻り等の悪魔を祓ってもらうお祭り 平服 ネクタイ

祭事の後の直会の席で、赤和区長から例大祭の日程について要望が出されました。
 十月十六・十七日に固定するのではなく、土曜日曜にして欲しいというものです。
 これは、勤め人が多く平日はなかなか人が集まらず、神楽を奉納できないということが主な理由です。

聞くところによるとこれらの要望は今回が初めて出されたのではなく、毎年提出されては、その都度、神社側から否定されてきたのだそうです。
 一番の理由は「神楽は氏子が自ら進んで奉納するものであって、神社から要請したものではない。奉納できなければしなくて構わない」といったものです。

この他に緑ヶ丘区長からは、羽織・袴も止めて平服・ネクタイにして欲しいという要望も出されました。
 五穀豊穣を叶えたり悪魔を祓うだけでなく、交通安全や学業成就など、最近の神様は何でも叶えることが当たり前です。
 これも時代の流れでしょうが、頑なに伝統を守るお宮さんが一つくらいあってもいいのかなという気もします。

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2008年 4月 6日 消防出初式

雲一つなく晴れ渡った空の下、中学校で行われた消防出初式に、消防団を退団以来10数年振りに出席しました。
 通常、消防関係の年度は1月に切り替わり、正月明けに出初式が行われますが、当村では伝統的に4月の第1日曜に行われてきました。
 たぶん真冬の積雪時は適当でないという配慮からでしょう。

団員が分団ごとに整列して村長と来賓の点検を受けたあと、小型ポンプ操法の実演とラッパ隊の演奏が行われました。
 ポンプ操法は形式ばかりで実用的ではないとの批判もあります。
 しかし若い頃に体に染み込ませた技術は年をとっても体が覚えているので、いざという時には訓練の成果を発揮してくれます。

数日前、我が家の納屋で小火騒ぎがあったとき、お隣さんのお兄さんたちが駆けつけてすぐに消し止めてくれました。
 以前は消防団の団員だった皆さんなので、戸惑うこともなかったのでしょう。

消防団は今風に言えばボランティアで、有事の際は本業を休んで出動しなければならず、最近は団員の確保が大変なようです。
 そんな状況でも地域住民の生命・財産を守るために頑張っている若い皆さんに改めて感謝した出初式でした。

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2008年 3月30日 役員引継ぎ

久保区の規約には区の事務所は区長宅に置くと定められており、年度の変わりに前年度の区長宅から新年度の区長宅に事務所が移されます。
 まず旧年度の区長宅に役員が集合して引継ぎ書類を確認し、その書類をキャビネットや段ボール箱に詰め、軽トラックで新区長宅に運びます。
 そこで待ち構えていた新区長に、役員立会いの上で旧区長が引継ぎ書類の読み合わせと申し送り事項の確認を行い、引継ぎの行事(儀式)が完了です。

引継ぎ書類は昭和20年代から代々受け継がれてきたものが綴じてあり、中には爺ちゃんのものもありました。
 また、水利権に関する古文書と契約書といった重要書類も含まれており、歴史が窺えます。

引き継いだ山のような書類に少しずつ目を通しながら、新年度の始まりです。
 しばらくは行事に追われ、このページの更新はままならないかもしれません。

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2008年 3月24日 引越し

昨日、引越し荷物を車に積んで、娘の引越しをしました。
 家電製品と家具は量販店に配達してもらうので、持っていくのはこまごました日用品ばかりですが、それでもかなりの量になりました。
 上の二人は県外に出たので引越しは朝早く出かけ、帰りは深夜になったのに較べると、今度は車で1時間ちょっとの県内なのでずいぶん楽な引越しでした。

家具屋さんにベッドを組み立ててもらってから、棚や机などの配置を決め、足りないものは近くのホームセンターで買い足します。
 アパートの周りにはスーパーマーケットがなく、買い物には自転車が必要だということで、大学の生協で自転車を予約しました。
 兄の引越しの時は、高校通学に毎日使った自転車を軽トラックに載せ、高速道路で運んで行ったのが懐かしく思い出されます。

学校の構内を歩いていたら、紅梅がちらほらと咲き出していました。
 このところずっと暖かい日が続いているので、もうしばらくすると桜も咲き出しそうです。
 冬の寒さが厳しかった分、蕾が膨らみ方も早いのかもしれません。

昔の受験生から見ると、最近の子どもは大して勉強もせず、お金の苦労も知らないように見えますが、本人にすればそれなりにプレッシャーを感じていたのでしょう。
 桜の花より一足先にサクラが咲いたので、これから精一杯学生生活を楽しみ、多少は勉強して欲しいものです。

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2008年 3月21日 区の定時総会

お彼岸の中日の午後、公会堂で定時総会が開かれました。
 19年度の事業と会計報告、20年度の予算などが承認され、新たな役員も選出されました。

新年度予算案を旧年度の役員が立案するというのはおかしいという話もあります。
 以前は決算承認と予算承認を別の日に開催していたそうですが、いつしか同日に行われるようになりました。
 この時期は農作業も本格化して何かと忙しいので、まとめてやってしまえ、ということになったのでしょう。

懸案の門燈篭は、借り入れをしても早期に竣工するようにとの意見が出され、建設委員も選任されました。
 特別会計を組んで遂行することになり、一般会計と合わせると1,200万円にもの規模に膨らみます。
 大筋は総会で承認を得、詳細は役員で決めて実行するということが定着しています。
 粛々とやるしかありませんね。

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2008年 3月 9日 区の会計決算

久保区の事業年度は4月1日から翌年の3月31日までですが、会計は1ヶ月早く、2月末で締めています。
 会計は代理区長が担当し、金銭出納を記入した会計簿と、収入・支出の1件ごとに納入通知や領収証などの証拠書類を貼付した伺い書を起票します。
 会計簿をExcelで作成し、項目ごとにコードを設定しておくと、オートフィルタで同じ項目だけを抽出することで項目の合計が簡単に集計でき、決算書も短時間で作成できます。

会計監査は、監査役2名が会計簿、収入支出伺い書、貯金通帳を照合して行います。
 前期と後期の半期ごとに行うので、一般会計と特別会計も含め、総額約500万円の会計監査が20分程度で終了しました。

新年度は有害鳥獣防護柵の工事、神楽・門燈篭の新設などの大事業を控えているため、700万円近い予算になります。
 19年度決算と20年度予算を審議する定時総会は、役員会で20日開催と決まりました。
 いよいよ新年度が動き始めました。

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2008年 3月 4日 卒業式

爺ちゃんと婆ちゃんの孫の卒業式がありました。
 美容院で髪を整え、化粧をし、着物と袴を着付けてもらって、いそいそとお出かけです。
 ”馬子にも衣装髪形”とは本当によく言ったものです。

これで7人の孫がみんな取りあえず高校を卒業しました。
 もうすぐ旅立ちです。

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2008年 3月 1日 パスワードの期限切れ

しばらく使っていなかったパソコンを立ち上げて、ネットワークでつながっているパソコンに保管してある共有フォルダを見ようとしたら、「パスワードの期限切れ」と表示され、見られなくなっています。
 おかしいなと思って、マイネットワークで「近くのコンピュータ」から辿ろうとしても、拒否されてしまい、どうやってもつながりません。
 ちょっと前までは何の問題もなかったので、慌ててしまいました。

そこで「ネットワーク パスワードの期限切れ」で検索すると、@IT:Windows TIPS -- Tips:パスワードの有効期間を無期限にするというページが見つかりました。

■ Windows 2000/XPのデフォルト設定では、パスワードの有効期限が42日に設定されている。
■ ワークグループ・ネットワークで資源を共有している場合などは、このパスワードの期限切れにより、ある日突然資源にアクセスできなくなるなどのトラブルが発生する場合がある。
■ このような場合には、パスワードを無期限にすることができる。

ネットワークを設定するときにフルアクセスの設定にしておかないと、こちらから共有ファイルを見に行くときに、ユーザー名とパスワードを検査する仕組みのようです。
 パスワードの期限が切れてしまうと、共有フォルダにアクセスできなくなるということなので、共有ファイルのあるパソコンの設定を変えてみました。

「コントロールパネル」>「ユーザーとパスワード」>「詳細」>高度なユーザー管理の「詳細」>「ユーザー」と辿り、ユーザー名をダブルクリックして、「パスワードを無期限にする」にチェックを入れて完了です。
 確認してみると、問題なく接続できました。
 どうも Windows2000 の設定は苦手です。

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2008年 2月24日 大雪

昨日の昼過ぎから雪が降り出し、夕方からは猛吹雪になりました。
 今日も一日中吹き荒れ、40センチほど積もってこの冬一番の大雪になり、我が家はすっかり雪の下に埋もれています。

除雪機を駆り出し、誰も歩いていない農道の除雪をしていると、ときどき飛ばした雪が風に戻されてもろに顔面に当たり、前が見えなくなりました。
 昨日剪定したプラムの枝は、まったく見えません。
 この大雪で春の訪れが遅れそうです。

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2008年 2月23日 残留農薬事故最終説明

先日、公会堂でJA須高リンゴ部会久保支会の総会が開催され、JA須高の担当者から残留農薬事故に関する説明がありました。

残留農薬が検出されたリンゴと同時期に出荷したリンゴを自主回収するとともに、全期間の流通を停止して残留農薬の検査を行いました。
 その結果、年明けに集荷されたリンゴ、市場・流通から引き上げたリンゴ、会員から提供されたリンゴからは残留農薬は検出されませんでした。
 結局、原因の特定には到らず、産地の信用・信頼回復と消費者の安全を考慮して全品廃棄処分ということになった、とのことでした。

個々の農家から共選所に集荷されたリンゴは、大きさ、色、形、傷の有無などで等級がつけられ、大きさごとに箱詰めされるため、誰が作ったものか特定できません。
 その中に1個でも農薬が残留していると、共選所から出荷された全部のリンゴが食品衛生法に触れることになります。
 1個ずつ名前が分かるように印を付ければ誰が生産したものか特定できますが、費用と手間がかかるため現実的ではありません。
 誰でも簡単に、間違いなく実行できる再発防止策が求められます。

個人の意識と地域全体の取り組みで再発を防止し、信頼を回復するためにゼロからスタートです。

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2008年 2月 1日 蜜褐変

サンふじを割ったら中が赤くなっていた、というお電話をいただきました。
 実物を確認したわけではありませんが、状況からすると蜜褐変の可能性があります。

葉で作られたソルビトールという糖分は、果実に蓄えられ、蜂蜜のように透き通って見えることから一般に蜜と呼んでいます。
 収穫後、長期間貯蔵中にこの蜜の部分が褐色に変色したのが蜜褐変です。
 サンふじの蜜は、年が明けると徐々に拡散して消えていきますが、蜜の量が多く、拡散しないで残っていた場合に糖分がアルコール発酵し、その過程で発生するアルデヒドのために果肉の色が変わると言われています。

蜜褐変は、夏の気候、蓄えられている蜜の量、収穫時期、保存状態などが影響して発生する生理現象で、外部からは判別できません。
 最近は蜜褐変の発生を抑える貯蔵方法が研究され、切らずに中の状態を判別する非破壊検査装置も開発されているようです。
 しかし、こうした設備は非常に高価なために、零細農家が利用することはできません。
 結局、鮮度の高いうちに全部召し上がっていただくのが一番ということですね。

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2008年 1月19日 残留農薬

きのうの夕方から今朝にかけて、テレビと新聞で『高山村から出荷のリンゴ…残留農薬を検出 』というニュースが流れました。
 兵庫県内のスーパーにあった高山村産のサンふじから、基準を上まわる濃度の農薬「アセフェート」が検出されたため、JA須高が回収をはじめた、というものです。

食品衛生法が改定されて2006年5月29日からポジティブリスト制度が施行されたことにより、799種類の農薬が基準値で規制されました。
 「アセフェート」は『オルトラン』という商品名で販売されている殺虫剤で、かんきつ類、ぶどう、柿などの果物のほか、ナス、はくさい、レタス、大根、トマトなどほとんどの野菜などで使用されており、残留基準値は5ppmです。
 ところが、りんごでは登録されていないため、基準値のない農薬と同じ扱いで、0.01ppmを上回ると違法となって販売が禁止されます。
 今回は、0.22ppmの濃度が検出されたため、全品回収となりました。

16日夜、JA須高高山共選所にサンふじを出荷した生産者は全員共選所に集まり、JAの関係者からこの経緯の説明を受けました。
 このとき、残留農薬の検査を受けるため、自宅にあったサンふじ2kgを提出しました。
 約240名分の検査には10日以上かかり、残留していた原因の究明には時間がかかりそうです。

高山村のりんご作り農家は、これまで「よりクリーンで安全なりんご」をスローガンに、減農薬栽培や環境保全型農業など先進的な取り組みをしてきましたが、今度の事件は、これまで蓄積してきたお客様の信頼を根底から覆しかねません。
 一度失ったお客様の信頼を回復するには、今まで以上の時間と努力が必要です。
 一日も早く再発防止策を講じ、今年の秋の収穫に向けて実践しなければいけません。

関連記事:高山村JA須高長野県

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2008年 1月14日 「成人の日」

今日は「成人の日」で、今年の新成人は150万人と、最近ではもっとも少ないそうです。
 ちなみに、手元にある広辞苑第5版をちょっと覗いてみました。

【成人の日】:国民の祝日の一。1月15日。成年(満20歳)に達した男女を祝いはげます日。
【成人式】:成人の日に、国・地方自治体・企業などが主催し成人に達した人を祝う儀式。
【成人】:成年に達すること。また、その人。おとな。現在、日本では男女とも満20歳以上をいう。

成人式に招待されるのは、同じ年に小学校へ入学した男女が普通なので、いわゆる早生まれの未成年者が確率的に20%以上含まれていることになり、”成年(満20歳)に達した人を祝う”という広辞苑の説明とはかなり異なります。

テレビのニュースなどで、成人式の出席者をつかまえて「今日から大人の仲間入りですね」などとお決まりの質問をしていることがあります。
 ところが、確率的には出席者の80%弱はすでに20歳の誕生日を過ぎており、選挙権はもちろん、酒も煙草も法律的に認められていて、誰もこの日から可能になるとは思っていないはずです。
 しかし、この質問が変だと言われない所を見ると、成人式に対する世間の意識は法律上の成人とも違っているようです。

遠く離れた場所に暮らす学生や社会人も、この日のために帰って来て、晴れ着を着飾ることを楽しみにしています。
 地方によっては、学生が帰りやすい春休みの時期に開催したり、お盆に実行する所もあり、”成人の日に祝う”ことも限られてはいません。
 結局のところ、”成人に達した人を祝う儀式”というよりも、晴れ着を着て集まる機会のない下流階級の若者に対して、地方自治体が開催するパーティといった趣ですね。

かくいう我が家の娘も、昨年の夏に貸衣装屋さんに振袖を注文し、さらに振袖を着た写真まで撮っていました。
 昨日は朝5時前に美容院へ行って着付けをし、振袖の裾が翻るような猛吹雪の中を、村の主催する成人式に出かけて行きました。
 バレンタインデーがチョコレート業者のキャンペーンから国民的行事まで発展したように、晴れ着業者の画策にまんまと乗せられてしまいました。

新しく出た広辞苑第6版では、近年のこうした実態をどう反映しているのでしょうか。
 そのうち本屋で確認してみましょう。

【追記】本屋で立ち読みしたところ、成人の日が第2月曜に変わったこと以外は、第5版の内容と同じでした。

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2008年 1月 2日 お年玉

子どもにとって正月の楽しみといえばもちろん「お年玉」でしょう。
 反対に親にとっては、誰にいくらあげたらいいのか、毎年悩むところです。

知り合いの方がお作りになった「徒然Ceremony」というソフトがあります。
 ”結婚式などをはじめとする冠婚葬祭の催事の際にやり取りした品物や金銭を記録しておくためのソフト”と紹介されています。
 そこでこのソフトを利用させていただくことにして、これまで家人がノートや家計簿に記録していたものをまとめて整理することにしました。

元旦のニュースに”<お年玉>使い方教えてる? 子どもへ金融教育、わずか3割”という毎日新聞の記事がありました。
 経済の仕組みやお金の大切さなどについて教える金融教育は必要だとは思いながら、実際に行っている親は30%程度だそうです。
 でも子どもたちの方が Excel などを使って、いくら貰えそうか皮算用しているかもしれませんね。

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