久保の家
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更新の記録

2005年12月17日 エコファーマー
2005年12月11日 藤原宮と高井野
2005年12月 3日 今年のリンゴ
2005年10月30日 「温暖化の影」
2005年10月23日 王林の収穫
2005年10月15日 『りんご3兄弟』
2005年10月 8日 今年の巨峰
2005年 9月24日 掲示板の文字
2005年 9月16日 ゲストブックの書き込み
2005年 9月 9日 踏んだり蹴ったリ
2005年 8月27日 サギソウ
2005年 8月21日 「サンつがる」
2005年 8月13日 3回目のお盆
2005年 8月 7日 雹害果
2005年 7月24日 ミンミンゼミ
2005年 7月23日 「蝶追っ掛け」
2005年 7月15日 動画を見たい
2005年 7月10日 蛍鑑賞会
2005年 7月 5日 ノートパソコン
2005年 7月 2日 ウェブページのダイエット
2005年 6月26日 アスパラの花
2005年 6月19日 水不足
2005年 6月 5日 嵐のお節句
2005年 5月29日 携帯世代のホームページ
2005年 5月15日 特別天然記念物
2005年 5月 5日 草刈
2005年 4月25日 道普請
2005年 4月 9日 イノシシ
2005年 4月 2日 勝手にリンク
2005年 3月18日 スパムメール対策
2005年 2月26日 アクセス解析
2005年 2月12日 Mozilla Thunderbird と Mozilla Firefox
2005年 2月 5日 楽器の音
2005年 2月 2日 デスクトップパソコンのサウンド
2005年 1月29日 「趣味の木工楽器展」
2005年 1月23日 「北信州の道草図鑑」の修正
2005年 1月 9日 デジタルカメラ
2005年 1月 4日 「いいつたえ」に「算子塚」を追加


2005年12月17日 エコファーマー

 先日、「JAすこう」のりんご部会から、エコファーマーに認定されたという連絡とともに、関連シールや判子の注文書、ロゴマークの使用基準などが配布されてきました。
 今日、高山村保健福祉総合センターで「高山村環境保全型農業推進大会」が開かれ、その中で、認定を受けた須高農協りんご部会高山支部会員252名の代表に、エコファーマーの認定書が授与されました。
 我が家の認定番号は『長野−356』です。

 「エコファーマー」とは、『「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」に基づき、 持続性の高い農業生産方式(土づくり、化学肥料・化学農薬の低減を一体的に行う生産方式)を導入する計画を立て、 都道府県知事の認定を受けた農業者です』とされ、平成17年3月現在で、7万6千件近くが認定されているそうです。
 認定の条件は
 1)「土づくり技術(堆肥等の有機質資材を使うこと)」
 2)「化学肥料低減技術(化成肥料の使用を減らし有機質を原料とした肥料を使うこと)」
 3)「化学合成農薬低減技術(フェロモン剤や機械除草により殺菌剤・殺虫剤・除草剤の使用を減らすこと)」
ということで、一言でいえば、人と環境に優しい農業をする人、ということになります。

 信州高山村では以前から熱心に環境問題に取り組んできました。
 高山村クリーンフルーツ協議会(高山村りんご部会)では、平成3年(1991年)から「よりクリーンで安全なりんご」をスローガンに挙げ、性フェロモン剤を使用して減農薬栽培に取り組み、 平成7年度には第1回環境保全型農業推進コンクールで優秀賞を受賞しました。
 また、昭和57年(1982年)に「地力増進施設」を設置し、全村で環境保全型農業を実践して「環境に配慮した資源循環型農業」の仕組みを構築したとして、昨年度、高山村が第10回環境保全型農業推進コンクールで大賞(農林水産大臣賞)を受賞しています。
 りんご部会のこうした取り組みにあわせ、我が家でも性フェロモン剤を使って農薬散布回数を減らすとともに、除草剤を使わず何回も草刈りをし、稲藁や堆肥を入れるなどしてきました。

 しかし、リンゴ畑の土壌成分を調べると、養分に偏りがあり、バランスの取れた土作りをしなくてはいけないことがわかりました。
 また、今年の秋はいつまでも気温が下がらず、大半のリンゴの新梢を害虫が食い荒らされています。
 温暖化のせいか、どうもフェロモン剤の効果期間が短くなくなっているようで、新たな課題です。
 お客様に安心して召し上がっていただけるおいしい果物を作るには、これまで以上に努力しなくてはいけません。
 認定されたからといって自動的に品質が向上するわけではありませんから。

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2005年12月11日 藤原宮と高井野

 村の歴史を調べているうちに、飛鳥時代に高井郡から朝廷に大黄という薬草を献上したという記録のあることがわかりました。
 なんでも、藤原宮から発掘された遺物の中に、「高井郡」と書かれた木簡があるのだそうです。

 インターネットで調べると、隣町の小布施のご出身で東京学芸大学名誉教授の市川健夫先生の講演記録に記録されています。

『これは「高井郡大黄」、裏に「十五斤」と書いてあります。 高井郡というのは今の下高井・上高井郡ですね。大黄というのは胃の薬です。 これが藤原京の典薬寮という薬を扱う役所へ送られた荷札なんです。 いらなくなると荷物だけ取ってこれをポイッと都の溝の中に捨てるわけです。 それが今発掘で出てきているわけです。』

 残念ながら画像はなく、発掘されたものがどんなものか分かりませんでしたので、京都の家にこの話をしたところ、さっそく写真のコピーを送ってくれました。
 出典は、
  昭和五十九年十月二日発行
  「藤原京−半世紀にわたる調査と研究」
  飛鳥資料館図録第13冊
です。

 この写真をウェブページに掲載しようと思い、奈良文化財研究所 飛鳥資料館にメールで問い合わせ、 「申請書を提出してください」との連絡をいただき、添付されていた書式に従って申請書を作って郵送しました。
 今日、「許可します」という所長さん名の書類が送られてきましたので、高井野の歴史の中の貴重な証拠写真を載せることができます。

 それにしても、はるか遠く離れた信州の山の中からも都に薬草を献上させる仕組みが、1,300年も前に確立されていたことに驚きます。
 今と違って、都や朝廷、天皇といったものを知っている人はほとんどいなかったのに、どんな手段を使って民衆を操ったのでしょうか。

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2005年12月 3日 今年のリンゴ

 ようやくサンふじの収穫が終わりました。
 天気予報に雪だるまの印が続くので、慌てて採るだけとって家に運び込み、この中から夜なべで出荷用のリンゴを選別します。

 出荷用の選別基準は、大きくて色がよく傷の少ないものが生食用、大きくて傷がなくても色の悪いものは缶詰用、小玉や傷の大きいものは果汁用です。
 どれを見ても凹凸やサビのある”えくぼリンゴ”ばかりで、贈答用になる無傷のリンゴはありません。
 落として打撲になったり、ひどい傷で出荷できないものは自家用です。

 自家用のサンふじを割ってみると、蜜が半分くらいまで広がっています。
 出荷用も同じようで、去年はお客様から5割しか蜜入りがないとお叱りを受けましたが、今年は8割が蜜入りだとご連絡をいただきました。
 12月になってもリンゴの木の葉は緑色をしていて、蜜の成分であるソルビトールがたくさん作られたのでしょう。

 一方で、去年よりも甘味が薄いとか、水っぽいというご指摘も頂戴しました。
 例年よりも10日ほど生育が遅れていたため、11月の中旬に収穫したものは糖度がやや低かったようです。
 遅くまで採らずにおけば色着きがよく、味も乗って来ます。
 ところが周りの畑より収穫が遅れると、鳥の大群の集中攻撃を受け、みんな傷物になってしまいます。
 また、氷点下4度以下に気温が下がると凍って食べられなくなります。
 このため、ある程度で見極めを付けて収穫してしまいます。

 ところが、今年はなぜか鳥につつかれて加工用に回すリンゴがほとんど出ません。
 例年だと、鳥避けの網を畑の周りに張り巡らしても、2〜3割のリンゴが鳥のデザートになります。
 今年は所詮えくぼリンゴなので、網を張らなかったのに、鳥は来ませんでした。
 鳥たちが、貧乏百姓をこれ以上いじめるのは可愛そうだと思ったのか、それとも不味いのでやめたのか、定かではありません。

 去年はたび重なる台風、今年は雹と2年連続で痛めつけられました。
 お馴染みのお客様のご注文だけでもと思っていましたが、お応えできませんでした。
 来年こそは糖度が高く、蜜のたっぷり入ったリンゴを召し上がっていただきたいものです。
 8割方、お天気と鳥頼みですが。

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2005年10月30日 「温暖化の影」

 もうすぐ11月になるというのにあまり気温が下がらず、裏山のカラマツや雑木はまだ青々していて、紅葉が遅れています。
 10月13日に、お隣の須坂市でツマグロヒョウモンという蝶の雄を見かけました。
 この蝶は南国に普通の種類とされ、かつては西日本でしか見ることができませんでした。
 ところが近年盛んに東進・北上し、関東地方でも確実に生息しているようです。
 信州飯田の洋楽さんはご自宅でツマグロヒョウモンを飼育され、ホームページにその様子をツマグロヒョウモン奮戦記として掲載しておられます。

 今年も南信では普通に見られたそうですが、まだ北信では珍しく、ずぶの素人がそんな蝶を見られるのはもっと先だろうと思っていましたので、  思いがけず目にすることができ、ちょっと感動です。
 その後、長野のyamatyanさんが10月21日にお宅の庭でツマグロヒョウモンの雌を撮影され、画像掲示板にも載せていただきました。
 また松本のmt77さんは、10月24日に松本市入山辺でツマグロヒョウモンの雌が産卵しているところを撮影され、  その写真が10月28日の信濃毎日新聞に掲載されました。

 独立行政法人農業技術研究機構(現・農業・生物系特定産業技術研究機構)果樹研究所の杉浦さんの研究では、  リンゴ栽培の盛んな東北各県および長野県の年平均気温分布は7〜13℃の温度帯とよく一致しており、  温暖化の影響で30年後にはこの温度帯が北海道に広がり、一方、東北中南部の平野部は現在の関東平野の気温と同じになり、  60年後にはこの温度帯は主に北海道だけになり、本州では青森県においても平野部は暖地リンゴの温度域に入る可能性があるそうです。

 今年はツマグロヒョウモンのほかにも、温暖地域に生息するアオスジアゲハを軽井沢で見かけました。
 温暖化で普段見られない珍しい蝶を見ることができるのはうれしいのですが、”ふじ”などが作れなくなるのは困ります。
 mt77さんはブログの中で「温暖化が進んでいる事を想像させる蝶ですので、できれば、松本の地では見たくないような気がします」といっておられます。
 複雑な心境です。

 信濃毎日新聞に温暖化による果樹栽培への影響に関する記事が掲載されていたので「温暖化の影」に引用させていただきました。

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2005年10月23日 王林の収穫

 昨日は寒冷前線が通過して雹が降り、今朝は北信五岳の峰々が白くなっていて、山田牧場から下ってきたマイクロバスの屋根には雪が10センチほど積もっていました。
 里山はまだ紅葉が始まったばかりなのに、この調子だといきなり雪が降って冬になるかもしれません。

 共選所で王林の集荷が始まったので、我が家も適度に熟した王林を収穫しました。
 雹と台風で傷だらけで、まともなものは一つもなく、傷の少ない生食用が3割、傷が大きいけれど味は保証しますという、いわゆる「○特」が6割、残りはジャムなどの加工用です。

 ”ふじ”のお問い合わせをいただきますが、王林の状況を見る限り、贈答用サンふじの確保は極めて難しそうです。
 お馴染みのお客様の分だけでも何とかしたいとは思いますが・・・。

 遅ればせながら、作っているリンゴの説明を「我が家のリンゴ」として新設しました。

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2005年10月15日 『りんご3兄弟』

 長野県のリンゴの生産高は青森県に次いで全国2位で、品種は11月以降に出回る晩生種の”ふじ”が圧倒的です。
 今ごろ食べ頃になる中生種としては、千秋、ジョナゴールド、陽光などがありますが、いずれも全国銘柄で、長野県独自の品種はなかなか定着していませんでした。
 そんな中で、最近JA全農長野さんは3種類の中生種リンゴに力を入れ、信州生まれの『りんご3兄弟』として売り出し中です。

 『りんご3兄弟』とは”秋映(あきばえ)”、”シナノスイート”、”シナノゴールド”の3種類です。
 ”秋映”は長野県中野市の小田切健男さんが「千秋」と「つがる」を交配させてお作りになった品種で、1993年(平成5年)に品種登録され、赤黒い色が特徴です。
 ”シナノスイート”は長野県果樹試験場が1978年(昭和53年)に「ふじ」と「つがる」を交配して生み出した品種で、名前の通り甘味が強く、栽培適地は標高500メートル以上といわれています。
 ”シナノゴールド”も長野県果樹試験場で1983年(昭和58年)に「ゴールデンデリシャス」と「千秋」を交配してできた黄色いリンゴで、”シナノスイート”とは逆に、標高の低い温暖地に適しているといわれています。
 畑の標高が約550メートルの我が家では、適性を考えて”秋映(あきばえ)”と”シナノスイート”を”つがる”と”ふじ”に接木し、今年初めてほんのわずか出荷しました。

 『りんご3兄弟』は”つがる”と”ふじ”の中間に収穫できるので期待の大きい品種ですが、栽培技術はまだ確立しているとは言えないようです。
 特に”シナノスイート”には「心かび病」が発生しやすいという致命的な欠陥があります。
 この病気は果実の中心が黒く腐るもので、外からは判断できず、割ってみて初めて分かるという厄介なものです。
 果樹試験場でも心かび病の除去技術の研究をしておられますが、今のところ破壊試験以外に決め手はないようです。
 ”秋映”にも「つるさび果」が発生しやすいという欠点があります。
 また冷涼地で栽培したものは色が赤黒くなり、温暖地で栽培されたよりも見栄えが悪く、一般の消費者には敬遠されるのでは、という心配があります。

 ”シナノスイート”は公募した愛称の”あじぴか”と呼ばれたことがありましたが、いつの間にか”シナノスイート”に戻っています。
 何でも、他の果物で登録済みのためリンゴでは使用できないのが後から分かったそうで、お粗末な話です。
 逸早く栽培された先進的な農家の方が、「せっかく判子屋さんにゴム印を注文して作ったのに無駄になった」と怒っておられました。
 世界一のリンゴになった”ふじ”も、はじめは「つる割れ」し易く色着きも悪い等の欠点がありながら、リンゴ作りの名人といわれた方のご苦労によって今日の地位を築いたと「プロジェクトX」でやっていました。
 出だしで躓いた”シナノスイート”ですが、早く欠陥を克服できる栽培技術が確立され、”ふじ”と”つがる”に次ぐ主力品種になって欲しいものです。
 ひたすら他力本願です。

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2005年10月 8日 今年の巨峰

 例年であればこの時期にはほとんどなくなっている巨峰が、今年はまだ半分以上棚からぶら下がっています。
 出し惜しみしているのではなく、着色が遅れているので出荷できないのです。

 去年から較べると春先に10日以上生育が遅れていたところへ、6月4日の雹で葉が痛めつけられました。
 中には葉がすべて叩き落され、茎だけになった枝もありました。
 その後の旱魃で成長が抑えられ、極めつけは、収穫間際の9月7日の台風です。
 強風にあおられて、一回転してねじ切れたブドウの房もありました。

 傷んだ葉からは充分に養分が実に補給されず、結局「赤熟れ」のまま終わりそうです。
 農協へ出荷した「赤熟れ」ブドウは、真っ黒なブドウの半値にしかなりません。
 このため、下手に手を加え、さらに資材費をかけて生食用に出荷するよりも、  手をかけずに加工用で出荷したほうが手取りは多くなるくらいです。

 ビニルハウスなどの施設に頼らない自然任せの農業では、採算を取ることが難しくなってきました。
 環境の変化に負けない技術を身に付けなくてはいけません。
 言葉でいうのは簡単ですが、果たして実行可能なのか、見当もつきません。
 結局、なるようにしかならない、というところに落ち着きそうです。

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2005年 9月24日 掲示板の文字

 プロバイダから提供されているゲストブックの替わりに、これもプロバイダから提供されている掲示板を開設してみました。
 いろいろな機能がありますが、文字だけ記入する簡単な設定にしました。
 初期設定では文字が小さく、ちょっと見難い感じです。
 ブラウザで文字のサイズを「最大」にしてみましたが変わりません。
 文字の大きさは、見る人が自分の好みの大きさにできるようにするのが大事だと思うので、試してみました。

 FFFTPでプロバイダに接続すると、@nethome_nhbbs1 というフォルダがあります。
 この中の data というフォルダの中に、design.css というスタイルシートがあるので、これをダウンロードします。
 ウェブページ制作に利用している ez-html でこのスタイルシートを開いて、フォントサイズを変更します。
font-size: 12px → 1em;
line-height: 14px → 1.3em;
 これを上書き保存し、プロバイダのフォルダにアップロードして一丁上がりです。

 実際に確認すると、標題とメッセージの大きさは変わりますが、マスの中の文字の大きさは変わりません。
 ちょっとアンバランスですが、お許しください。

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2005年 9月16日 ゲストブックの書き込み

 このところ連日、ゲストブックに英語でたくさん書き込まれています。
 まともなことが書かれているようではなく、訳がわからないので、気が付くとすぐに削除しています。
 ところが消した後にすぐ新しく書き込まれ、削除が追いつきません。

 このゲストブックはプロバイダから無償で提供されているものを利用しており、  書き込みは addguest.html というファイルで行います。
 そこでこのファイルを削除して書き込みできないようにしました。
 ご利用いただくお客様にはご不便をお掛けしますが、ご理解をお願いいたします。

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2005年 9月 9日 踏んだり蹴ったり

 9月7日に台風14号が日本海を通り過ぎ、家の畑では収穫中のつがると、もうじき収穫できそうなシナノスイート、そしてまだまだ青いふじが落果しました。
 台風が能登半島から佐渡の辺りを通ると、この辺では強い風が吹き、リンゴやブドウが落とされます。

 もともと雹で傷だらけのリンゴなので期待はしていませんでしたが、落ちてしまうとがっかりです。
 残ったリンゴもこれまで以上に傷だらけです。
 少し離れたお宅の畑はほとんど影響がないので、自然の神様が不公平なのか、それともご先祖様が分家に出るときに風道になる畑だから分けてもらったのか、と訝ってしまいます。

 「泣きっ面に蜂」とか「踏んだり蹴ったり」とは、こういう状態をいうのでしょうね。
 昔の人はあまりにぴったりなことをいうので、感心してしまいます。

 落ちたリンゴを片付けていたら、衆議院議員選挙と村議会議員選挙の遊説カーが連呼して通り過ぎていきました。
 「虫リンリ嵐の中で泣き止まず」
 吉川英治の句を思い出しました。

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2005年 8月27日 サギソウ

 夕べ京都の家からメールが届いたのに、Spam Mail Killer の設定が悪く、自動的に削除していました。
 削除ログでメールの文は読めますが、添付されていた写真は見えません。
 仕方がないので Spam Mail Killer の設定を変え、もう一度送ってもらうように頼みました。

 改めて送られてきたのは鉢植えのサギソウの写真です。
 白い縁取りのある細長い葉の中心から伸びた茎の先に咲く花は、以前我が家でも見た覚えがあります。

 去年亡くなった三輪のお父さんは、サギソウを丹精こめて育てておられ、毎年、夏になると鉢植えのサギソウを持ってお見えになりました。
 家の爺ちゃんは、山からミズゴケを採ってきて乾燥したものを三輪のお父さんにさしあげ、前の年に増やした球根をこのミズゴケに植えて育成されていました。

 この球根が今年は京都に引越しして花を咲かせました。
 これから毎年清楚な花を咲かせて、故人を偲ぶ縁となるでしょう。

 我が家はいただいたサギソウの管理が悪く、球根を増やすことができませんでした。
 花は絶やしてしまったので、三輪のお父さん「北信州の道草図鑑」のサギソウに写真と思い出を掲載しておきます。

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2005年 8月21日 「サンつがる」

 お盆が過ぎて「つがる」が少し色着いてきました。
 日中と夜間の温度差が大きくなると、きれいに色が出てきます。
 木に成らせたまま日光に当てて生育したものを「サンつがる」と呼んでいます。

 これに対し、リンゴに袋をかけ、収穫してから袋をはずして、水を掛けながら適度に日焼けさせて着色することを”人工着色”あるいは”人着”と呼びます。
 ”人着”したリンゴは色がきれいなため、須坂や長野の平坦地では盛んに行われています。
 「サンつがる」は里の「人着つがる」が終わってから出番です。

 先日リンゴの共選所で開かれた「サンつがる」の目揃え会には、たくさんの生産者が集まり、今年の荷受の規格についての説明を熱心に聞いていました。
 皆さんの関心は、雹害に遭ったリンゴがどの程度受け入れてもらえるか、ということにあります。

  1. 通常品:赤道より下で、マッチ棒の先の大きさ以下の痕が5ヶ以内
  2. 雹害果『○特』:通常品以上の傷があるもの
  3. 缶詰用:傷や窪みが大きいもので、窪んだ部分の直径が76mm以上
  4. 果汁用:缶詰用以下

 我が家では「サンふじ」が主なので、「サンつがる」の出荷結果で今年の出来高が推定できます。
 ちなみに出荷価格の予想は、缶詰用が1kg30円以下、果汁用が10円以下です。
 通常品も果汁用も掛ける手間と経費は変わらないのが難です。

 「蝶」のページを「裏山と庭先の蝶」として全面的に書き換えました。

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2005年 8月13日 3回目のお盆

 このサイトを開設してちょうど丸2年経過し、3回目のお盆を迎えることができました。
 1年目は見様見真似でごちゃごちゃと詰め込んできました。
 2年目は曲がりなりにもウェブの標準化に取り組んでみました。
 また、合併前の長野県内120市町村から発信しておられる皆さんとのリンクも、ようやく90市町村になりました。
 ご覧いただき、支えていただいた本当に沢山のお客様に、心から感謝申し上げます。

 プロバイダの容量が一杯に近付いてきたので、米田さんのアドバイスに従って無料のプロバイダと契約し、  普段ほとんど見ることにないファイルをそちらに引っ越しました。
 ついでにちょっと新しいページも追加しました。
 (Google Earthというソフトの画像を使わせていただきましたが、  著作権で問題があるかもしれません。)

 3年目のテーマはまだ未定ですが、どなたにもご覧いただきやすいページ作りは続けたいと思います。
 お気付きの点がございましたらどうぞご指摘ください。
 これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 「蝶」のページを少し手直ししました。

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2005年 8月 7日 雹害果

 夕べは月遅れの七夕で、あちこちで夏祭りや花火が盛大に行われていましたが、生憎、星空は見えませんでした。

 大石早生という種類のプラムの出荷が終わりました。
 雹に遭って傷になったものは約3分の1で、傷があるものでもお買い上げいただいた方には、ただただ感謝です。

 農協から届いた精算を見ると、雹害で傷の程度の大きいもの1パック500グラム入りの売り立ては、約90円でした。
 1パックには平均10個入っていますから、1個約9円になります。
 ここから包装資材費、輸送代、農協の手数料が引かれ、消毒の薬剤費や燃料代を差し引くと、  手取りはせいぜい1〜2円でしょうか。

 リンゴの実が、ここへきて適度のお湿りで日に日に大きくなっています。
 プラムと違って、リンゴはほとんどが傷になり、実が大きくなると、傷も大きくなっています。
 特に茎の側と赤道付近の傷が目立ち、お尻側の傷はあまり目立ちません。
 これから色が着くと傷跡だけ色が着かず、余計目立ってきます。

 「台風が来て全部落ちてしまえば、余計な苦労しなくてもいい」という、笑えない話があちこちで聞こえます。
 自然が相手なのでなるようにしかなりませんが、雹害果でもお買い上げいただくお客様と、売る努力をしていただく関係者の皆さんへの感謝の気持ちを、七夕様に託しました。

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2005年 7月24日 ミンミンゼミ

 昨日は大暑で、今日も暑い一日でした。
 リンゴの木の下で暑さを凌いでいると、いつもの年と何か違うことに気が付きました。
 ジージー五月蝿いアブラゼミは鳴いていますが、ミンミンゼミの鳴き声が聞こえません。

 婆ちゃんが『土用の入りから3日目までにミンミン鳴けば陽気いい』と言っています。
 天候が順調な年は、夏の土用に入るとじきにミンミンゼミが泣き出すということで、  今年は19日に土用に入りましたがまだ鳴きません。

 近所の人が、「今年は山にカブトムシやオニムシ(クワガタムシのこと)がほとんどいない」と言っていました。
 そういえば、先日、カブトムシ採集の親子が「今年はクヌギの木に近付いても樹液の匂いがしない」と言っていました。
 ちょっと前に、蛍も例年よりずっと少なかったというニュースがあり、虫や木の世界に異変が起きているようです。

 インドネシアの地震による大津波で犠牲になった動物はいなかった、という話があります。
 去年の天候か今年の天候の影響でしょうか。
 それとも天変地異の前触れでしょうか。

 「暮らしの知恵」の「天気を読む」に、ミンミンゼミに関するいいつたえを追加しました。

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2005年 7月23日 「蝶追っ掛け」

 先日、アメリカの伝田さんから「長野に帰るので、一緒にオオムラサキを撮影に行きましょう」というお誘いのメールが届きました。
 もともと動くものは苦手で鳥や蝶の写真は撮らなかったのですが、伝田さんに言われて初めて蝶の写真を撮り始めたという経緯があり、  喜んで運転手として同行させていただきました。

 伝田さんの「蝶追っ掛け」は年季が入っていて、半端ではありません。
 ご幼少の砌以来ですから、かれこれ半世紀近くになります。
 少年時代は長野周辺でオオムラサキを追い掛け、今でも、いつ頃どんな所にどんな状態でいるのか、しっかり頭に入っているようです。
 アメリカに渡ってからは南米のベネズエラ辺りまで出掛け、珍しい蝶を追い続けていらっしゃいます。

 「海の日」の午前中、長野市郊外へ出掛けました。
 炎天下でクヌギの樹液を吸いに集まってくるオオムラサキを熱心にビデオカメラで撮影している伝田さんを、カブトムシ採集に来た親子連れが不思議そうな顔で見ていました。
 子ども以上に夢中になってチョウチョウを追い掛けているんですから、当然かもしれません。

 午後は、二人で米田さんの「コーヒーショップあおば」へ押しかけ、 コーヒーをいただきながら、伝田さんが撮影された膨大な量の写真と動画を見せていただきました。
 色とりどりの珍しい蝶と伝田さんの熱意溢れた解説に時の経つのを忘れ、お陰さまで充実した「蝶追っ掛け」の一日でした。
 伝田さん、米田さん、ありがとうございました。

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2005年 7月15日 動画を見たい

 アメリカ在住の友人から添付ファイル付きのメールが届き、「動画を添付したので、無料の DivX Player をダウンロードして見てください」とありました。
 添付ファイルは『○○○.divx』となっており、初めて目にする拡張子です。
 とりあえずインターネットで検索すると、佐藤さんDivX 6 インストール方法が見つかりました。
 よーし、これで動画が見れるぞ、と喜んだのですが、動作環境は:
OS Windows 2000 or Windows XP 以上
 CPU Pentium III 733Mhz CPU 以上
 RAM 64 MB以上
 Video RAM 32 MB以上
 DirectX 9 以上
とかなり高級そうです。

 我が家のパソコンは、ノートが Mobile CELERON 400MHz、デスクトップが K6-2 500MHz なので、心もとありません。
 それでも、何とかなればという淡い期待を抱いて、掲載されている内容に従って操作すると、短時間でインストールは完了しました。

 さっそくファイルを開いてみましたが、心配したとおり、静止画のままで動いてくれません。
 どうも最新の技術には向いていないようです。
 残念。

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2005年 7月10日 蛍鑑賞会

 先週末、蛍公園で分館主催の蛍鑑賞会がありました。
 蛍の数はここ数年では一番多いようで、小さな子どもたちがはしゃぎまわっていました。
 今年は各地で蛍の発生が少ないそうで、去年の豪雨や今年の旱魃の影響ではないかといわれています。
 我が家の裏の蛍もいつもより少ないので、幼虫や餌のカワニナが大雨で流されてしまったのかと心配していましたが、  ここ数日、ようやく10匹くらい、ふわりふわり舞っています。
 川の流れを聞きながら蛍の光をボーっと眺めていると、日中の蒸し暑さが吹き飛びます。

 今日プラムを少しだけ収穫しました。
 今年初めての出荷ですが、傷だらけのものがいくらで売れるのか、気になります。

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2005年 7月 5日 ノートパソコン

 5年程前に買ったNECのノートパソコンの液晶画面が白くなったまま、うんともすんともいわなくなり、  「農作業メモが使えない」と家人が騒いでいます。
 ハードディスクが壊れたのかなと思いましたが、特に異音はなく、なんとなく動いている様子です。
 以前、音が出なかった時、闇雲にやって大失敗したことがあるので少しは学習し、デスクトップからインターネットで対処方法を調べてみました。

 NECの121ware.comを見ると、  Q&Aの002352に「電源を入れてもパソコンが正常に起動しない場合の対処方法(更新日2005/05/17)」という項目があり、  ここを更に辿っていくと、「液晶画面が真っ白になって起動しない場合は、下記技術情報をご覧ください。」(情報番号002518)とあります。
 リンクをクリックすると

[概要]
電源を入れても液晶の画面が真っ白になって起動しない場合の対処について
[現象]
電源を入れても液晶画面が真っ白になって起動しない。
[原因]
液晶ディスプレイの故障
[対象機種]
PC98-NXシリーズやPC-9800シリーズで液晶ディスプレイ搭載機種
[対処方法]
電源を入れ直しても真っ白のまま状態が変わらない場合は、下記の窓口で故障診断・修理受付を行っていますのでご相談ください。

とあり、どうもこのシリーズ全体の構造的な不具合のようです。

 何はともあれ一応相談してみようと指定された窓口に電話すると、いろいろ操作させられた挙げ句、  「しばらくおまちください」といったまま、10分たっても担当者にはつながりません。
 電話相談をあきらめ、サービスのページから修理費用がどのくらいかかるのか探すと、  「LCD(液晶ディスプレイ)の修理代は\55,000〜\65,000(税込み)」となっています。
 壊れたものは直して使うのが我が家の家訓とはいえ、生産に寄与しないものの修理代としては高すぎます。

 何とかならないものかと知人に相談すると、CRTをつなげばいいはずだと教えられたので、デスクトップのディスプレイをつないでみると、ちゃんと表示され、ちょっと一安心。
 一々つなぎ換えるのは面倒なのでCRTをもう1台置けばいいのですが、部屋が狭く、置く場所はありません。
 仕方なく、ジャンク屋へ行って中古の小型液晶ディスプレイを、大枚8,400円も出して買ってきてようやく使えるようになりました。

 いつごろ、どんな作業をして何を播き、肥料は何をどのくらいやるのかという農作業メモは、家人(我が家)の貴重な財産です。
 これを家人はパソコンの付録についてきた家計簿にぽつぽつと記入し、ときどき、これもパソコンの付録のソフトでバックアップしていました。
 もしハードディスクが壊れると、Windows98をインストールしてから家計簿ソフトとバックアップソフトをインストールし、  それからバックアップしておいたデータをリストアするはめになります。
 液晶の次はハードディスクが壊れてもおかしくないので、そろそろ対策を講じないといけないようです。

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2005年 7月 2日 ウェブページのダイエット

 ウェブページ作りを始めて丸2年が経過して、ファイルが肥大化してきました。
 特に「北信州の道草図鑑」に掲載した点数が680を越え、プロバイダの容量に近付いてきたので何とかしなければいけません。
 方策としては、
 1)一杯になった時点で、新規に掲載するのを止めにする。
 2)プロバイダにお金を払って容量を増やす。
 3)無駄を省いて空きを増やす。
といったことが考えられます。

 以前、あるWeb制作会社の方のお話を聞く機会がありました。
 この方は、W3C標準に従って会社のホームページの見直しに着手され、丸2ヶ月かかって約1300ページを修正された結果、  全体のサイズがそれまでの70%近くまで減少したそうです。

 ウェブページ作りの先生の米田さんは、これまで作ってこられた全ページを、3年近く掛けてW3C準拠にされました。
 しかもただ単に標準化するのではなく、デザインも大幅に変更され、絶え間なく進歩しています。

 我が家のデザインはいつも女子どもにつまらないと馬鹿にされ、こればかりはどうにもならないので、せめて標準準拠くらいは先生の真似をして、少しでもスペースの節約に取り組みましょう。
 それで一杯になったら、そこでお終い。

 「いいつたえ」に自分の暮らす地区の成り立ちを追加しました。

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2005年 6月26日 アスパラの花

 いつのまにか梅雨を通り越して真夏になったようで、昨日は長野でも気温が36度近くまで上がりました。
 立っているとめまいがしそうな陽射しの下で、腰の高さに伸びたアスパラの釣鐘形をしたクリーム色の小さな花が風に揺れています。
 このところ、そんなアスパラの花の話題が続きました。

 先月、大阪のテレビ局さんから、ホームページのアスパラの写真を番組で使わせて欲しいというメールが届きました。
 お断りする理由もないので、どうぞご利用くださいと返事をしておいたら、数日後、番組の録画テープが宅配便で届きました。
 アスパラを使った料理の番組で、料理人の横にいるお姐さんの突っ込みに大笑いしながら見ていると、 材料を油で揚げている間に「アスパラの花はどれでしょう」というクイズが出され、 そこに我が家のアスパラの花の写真が登場していました。

 また、直接取材にお見えになることもあります。
 東京のテレビ番組制作会社さんは、ビデオカメラを担いでわざわざ山の中まで取材に来られました。
 風に揺れるアスパラに苦戦しておられましたが、花と緑色の実がちゃんと撮影できました。
 ついでにジャガイモの花と実も撮影でき、これらの画像がクイズ番組で使われるようです。

 ウェブで検索すると結構野菜の花は見つかりますが、クイズに使われるくらいで一般にはまだ認知度が低いようです。
 もっと色々な野菜の花を料理番組で紹介していただくと、我が家のメニューが増えます。
 でも、もうアスパラの季節は終わりなので、香味揚げが食卓に並ぶのは来年になりそうです。
 それまで、家人は覚えているかな。

 「暮らしの知恵」に追加しました。

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2005年 6月19日 水不足

 昨夜、水中の小山先生のお宅で開かれたハープの演奏会に行ってきました。
 小山先生はブラスアンサンブル「アンサンブル・シュムック」のメンバー(代表)で、  ご自宅の裏に協会風の練習場「シュムックハウス」をお建てになって熱心に活動しておられ、ここが演奏会場でした。
 フルートとピアノ、金管楽器も交えた和やかで素敵な素敵な演奏会が終わって「シュムックハウス」を出ると、ゲンジボタルが1匹だけ飛んでいました。

 毎年この時期になると家の裏の川に蛍が出るのですが、今年は雨が少ないので発生が遅れているようです。
 梅雨入りして雲の多い日や、朝晩涼しい日もありますが、畑のお湿りになるような雨がほとんど降りません。
 管理人の暮らす地区は水の便が悪い常習旱魃地帯で、米を作るために余所から水を引いているくらいで、  昔はこの水を巡って水あらそいが発生していました。

 長野県内では田植えができなかったり、田植えをしても干上がってひび割れしている水田のニュースが流れ、  農作物の生育に大きな影響が出ています。
 稲作を止めて他の作物に切り替えろ、というような話も出ています。
 田や畑は比較的簡単に作物を切り替えられますが、果樹は植えてから収穫できるまで5年から7年はかかるので、  そう簡単には切り替えできません。

 深刻な水不足の中で唯一の救いは、サクランボだけはまともに口にできそうなことです。
 去年は雨で全滅したのですが、雹でできた傷はあるものの、今のところ順調に生育しています。
 本当の自家用でお金にはなりませんが、爺ちゃんが一人で熱心に剪定や網掛け、葉摘みをしてきた努力が報われています。
 そういえば、山形県では雹で傷になったさくらんぼに”えくぼ○○”と名付けて販売するそうです。
 雹害にあったリンゴに「えくぼリンゴ」と名付けようと思っていたのですが、先を越されてしまいました。

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2005年 6月 5日 嵐のお節句

 昨夜10時過ぎ、あばら家の屋根や壁、窓などをガシャガシャ叩く音がしたので、何事かと思って外に出ると、雨に混じって白い物が縦横斜めから吹きつけてきます。
 その物体は地面に落ちると、転がってじきに消えてなくなってしまうので、ようやく雹だと気がつきました。
 物置の屋根の透明な波板を下から電気で照らすと、白い塊がいくつも光っていました。
 嵐は30分程度で止みました。

 今朝、畑の様子を見に行って愕然としました。
 リンゴの実がどれも傷ついたり凹んでいます。
 本当に一つ残らずやられました。
 去年は6回の台風でかなりやられましたが、今年は1回の、それもせいぜい10分かそこらの嵐で全滅です。
 ブドウの葉は引き裂かれてヤツデの葉のようになったり、枝がぽっきり折れています。

 村内では、高杜神社の杉並木の大木が折れたり、ブドウの葉が全部叩き落された畑もあるようです。
 爺ちゃんの記憶でも、台風以外でこれだけ大きな被害は初めてかもしれません。

 傷ついたリンゴは当然贈答用にはなりません。
 何とか努力して、ご家庭で召し上がっていただくお徳用にできればいいのですが、経験がないので、今のところ何ともいえません。
 これから傷ついたリンゴがどうなるか観察していきます。
 うまくいったら、「傷リンゴ」や「あばたリンゴ」じゃかわいそうなので、「えくぼリンゴ」とか「ディンプルアップル」とでも命名しましょう。

 今日6月5日は月遅れのお節句です。
 せめて菖蒲湯でさっぱりしようと思ったら、関東生まれの家人はしっかり忘れていて、ショウブもヨモギも入っていません。
 とんだ嵐のお節句でした。

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2005年 5月29日 携帯世代のホームページ

 娘がホームページを作るので参考になるものを貸して欲しいといってきました。
 なんでも高校のお祭のPRページを作るのだそうで、手元にあった初心者向けの資料を見繕って渡してやりました。
 ホームページ初心者がどんなものを作るかちょっと興味がありました。

 仲間と分業して学校のパソコンで作り、間に合わない時はCDに焼いて持ち帰って、家のノートパソコンで修正していました。
 この間、ノートパソコンを開き、「やったー!アクセスが100越えた!」と喜んでいます。
 ようやく完成し、学校の検閲?も通ったようで、学校のホームページからリンクされていました。

 どんなできかな、とそっとソースを覗いて見ると、ページごとに作りが違います。
 それぞれ自分の得意なツールを使ったようで、Word や ホームページビルダーを使いこなしています。
 ファイル名やタイトルについて、ホームページの基本とされることにはまったく頓着していません。
 自分たちの”今の”成果を仲間に見てもらえればいいのでしょう。
 友達同士で交換するメールに画像を貼り付ける感覚で、ホームページもさっさと作っているようです。
 携帯世代の吸収の速さや適応力を改めて実感しました。

 多少先輩面して、分からないことがあったら教えてやろう、などと目論んでいた親父の出る幕はありません。
 普段から「ださーい」「かわいくなーい」「見たくなーい」と馬鹿にしているので、当然でしょうが。
 それにしても、家に持ち帰って修正したソースをCDに書き込むために、DVD R/RWを買わされたのは痛かった。

 娘たちの作品です。

「裏庭のカモシカ」を追加しました。

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2005年 5月15日 特別天然記念物

 先月、裏庭の鉢植えに水をやろうと家の角を曲がったとたん、目の前を灰色の物体が飛び跳ねていきました。
 いやー、たまげたのなんの。
 持っていた如雨露をひっくり返しそうになりました。
 その物体はちょっと先へ行くと立ち止まり、振り返ってこっちの動きを窺っています。
 カモシカでした。
 4月の後半から我が家の裏庭に住み着いて、イチイやツツジの新芽などを食べていたようです。

 我が家があばら屋なのでよほど居心地がいいのか、今月になるとカモシカは2頭になっています。
 山の中と違和感がないらしく、軒下で寝そべっていて、婆ちゃんが大声で騒いでも逃げません。
 どうも国から保護されていて、人間が危害を加えないことを知っているようで、堂々としたものです。
 ときどき姿が見えないので引っ越したのかと油断していると、いつの間にか戻っていて、また鉢合わせして肝を潰します。
 最近になってようやく進化の遅い人間様が少し学習し、角の手前で一端立ち止まってそっと覗き、ぶつからないことを確かめてから水撒きを始めるようになりました。

 2005年2月1日現在、国の天然記念物は971件指定されています。
 このうち特に重要なものとして75件が特別天然記念物に指定され、動物では、天然記念物191件のうち、21件が特別天然記念物に指定されています。

てんねんきねんぶつ【天然記念物】: 学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物(それらの存する地域を含む)で、その保護保存を主務官庁から指定されたもの。 1919年(大正8)に史蹟名勝天然紀念物保存法が公布され、50年に文化財保護法が制定された。広辞苑

 四つ足動物では、カモシカ、アマミノクロウサギ、カワウソ、イリオモテヤマネコだけが特別天然記念物です。
 この顔ぶれと、身の回りのカモシカによる農作物被害の実態をみると、カモシカのどこが貴重で、どうして保護しなければいけないのか、という素朴な疑問が浮かびます。
 偉いお方がお決めになっているので仕方のないことかもしれません。
 日照りが続くなか、バケツで水を運んでやっと育てた作物が一晩で荒らされてしまったときの悔しさと悲しさとは、みなさん無縁でしょうから。
 せめてカモシカのバッヂを胸にしているどこかの知事さんには、百姓の暮らしを護る防護網の設置に反対しないでもらいたいものです。

特別天然記念物の指定基準
次に掲げる動物および植物のうち学術上貴重でわが国の自然を記念するもの(天然記念物)のうち、世界的にまた国家的に価値が特に高いもの
ア 動 物
(1)日本特有の動物で著名なものおよびその棲息地
(2)特有の産ではないが、日本著名の動物としてその保存を必要とするものおよびその棲息地
(3)自然環境における特有の動物または動物群衆
(4)日本に特有な畜養動物
(5)家畜以外の動物で海外よりわが国に移殖され現時野生の状態にある著名なものおよびその棲息地
(6)特に貴重な動物の標本
(社団法人)農林水産技術情報協会より

 先日の「こどもの日」だったと思いますが、リンゴ畑でラジオをかけていたら、おもしろいことを言っていました。
 コンビニの前にたむろしてウンコ座りし、飲み食いしたり、おしゃべりしている若者を指して、『あれは猿です』。
 山の動物は開放化してどんどん人里に進出しているのに対し、都会に暮らす若者は野生化が進んで先祖帰りしているらしい。

「暮らしのことば」「北信州のはなしことば」にいくつか追加しました。

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2005年 5月 5日 草刈

 プラムの花が満開になり、リンゴの花が咲き出すと畑の雑草もどんどん伸びだして、いよいよ果てしのない雑草との戦いの始まりです。
 真夏の草刈は汗びっしょりになる重労働です。
 除草剤を使うと楽ちんなのですが、秋の収穫まで5〜6回、草刈するのが我が家のこだわりです。

 除草剤は雑草を枯らすだけで、果物や野菜などの作物には影響がありません。
 でも、使わなくても済ませるものなら、体力の続く限り薬剤は使わずに済ませよう、というのがこだわりその1です。
 本当に作物に影響はないのかな、という科学的根拠に基づかない疑問もその理由にあります。

 我が家の畑は傾斜地にあり、表土が15センチほどしかなく、深く掘ると石ばかり出てくる痩せた土地です。
 雨が降ると貴重な表土も一緒に流れてしまうので、草を生やして流出を少なくしよう、というのがその2です。
 農業の基本はなんといっても土ですから。

 刈った草を肥料にするのがその3です。
 植物の生育に欠かせない窒素は空気中にいくらでもありますが、通常の植物はそのまま利用できません。
 ところがクローバーなどのマメ科の植物は、空気中の窒素を取り込んで養分にすることができるそうで、  昔の人がそういう知識を持っていたとは思えませんが、田圃にマメ科のレンゲ草を育てて肥料にしていたのは、  観察して違いを見つけた暮らしの知恵なのでしょう。
 10アールの畑の草を刈ると、500kgの堆肥を散布したのと同じ効果があるといわれています。
 金肥を使えない時代には、山の木の葉と田畑の畔草、屎尿がおもな肥料だったので、昔ながらのやり方です。

 それにしても、燃料代の高騰は頭痛の種です。
 生産費が上昇しても農産物の出荷価格には反映できません。
 このため、少しでも節約して手取りの減少を防ぐ必要があります。
 消毒は離れた場所からでも効果を出せますが、草刈は草刈機の通過した場所だけしか効果が出ません。
 重複をなくして一筆書きの要領で草刈すれば燃料消費量は最低になる、などと考えて草刈機を操作していたら、さっき通ったところをまた通っていました。
 難しすぎて頭が割れる〜!

 「家の周りと裏山の幸」を全面的に書き換えました。

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2005年 4月25日 道普請

 4月になって本格的に農作業が始まると、あちこちで道普請が行われます。
 地区全体の道普請は、各戸から1名が参加する年中行事の奉仕活動です。
 道路が舗装される前は、道路の傷んでいるところを直したり、草を削ったりする文字通り道の普請でしたが、現在では、河川や水路の整備・清掃の割合が多くなっており、  冬の間に溜まったゴミや泥を片付け、水路の泥や石、木の葉などを取り除いて、水を流れやすくします。
 区の道普請のほかに水田の耕作地毎の道普請もあります。

 当地区は久保川によってできた扇状地にあり、扇状地下部では弥生時代から米作りが行われていました。
 一方、扇状地上部は慢性的な水不足地帯で、水田を開拓するためには新たに大量の水を供給する必要があります。
 この問題に先人は古くから取り組み、新しい水源から水路を築き、野越え山越えして水を引いてきた結果、  今日では裏山の中腹まで切り開いて米作りが行われています。

 水は生活基盤だけに、もめ事も絶えなかったようです。
 さらに近年、上下水道が利用されるようになると、ますます水の安定供給が重要になりました。
 こうした水にまつわるいいつたえを「水あらそい」にまとめました。

 「モンシロチョウ」を追加、「北信五岳」を更新しました。

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2005年 4月 9日 イノシシ

 春になったので何か咲いていないかと杉林の近くを通ったら、仕掛けられた檻に小型のイノシシが2頭入っているのを見つけました。
 イノシシは足が短いので、積雪地帯では生息できないといわれてきました。
 ところがここ数年暖冬が続いたせいか、村内のあちこちでイノシシが暴れまわり、何頭も捕獲されています。
 今年は21年ぶりの豪雪だったので、子供のイノシシは餌を探すのが大変だったと思いますが、しっかり生きていました。

 家の爺ちゃんの唯一の趣味は狩猟で、いろいろな鳥獣を獲ってきては、家族に動物性たんぱく質を食べさせてくれ、年を取ってからは長野県の鳥獣保護員を務め、雉の放鳥などをしていました。
 そんな爺ちゃんも、これまでイノシシは見たことがありません。
 イノシシがいるよと爺ちゃんに教えると、すぐ軽トラックに婆ちゃんを載せて、見に行きました。
 この方面の好奇心はまだまだ旺盛です。

 檻の中のイノシシを季節のアルバムに追加しました。
 「北信五岳」を更新しました。

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2005年 4月 2日 勝手にリンク

 リンクのページがごちゃごちゃしてきたので、リンク切れの見直しをしながら整理整頓しました。
 YMAMOTOさんのCHK_LINK(チェックリンク)というソフトは、リンクしているURLが実際に存在するか確認できるので、リンクのページをまとめて確認するのにとても便利です。
 プロバイダが変わって転送されているページまで表示してくれるので、ありがたく利用させていただいております。

 これまで、長野県内各地から特徴のある情報を発信しておられるみなさんに、少しずつお願いしてリンクさせていただいてきました。
 2003年にこのウェブページを始めたときは、長野県内に120の市町村がありましたが、なんとかの大合併で最終的には81にまで減少するそうです。
 120は無理でも、できるだけ多くの市町村のみなさんにリンクさせていただければと思っています。
 勝手にリンクですので、すべてご連絡を差し上げてはおらず、許可を必要とする方もおられるかもしれません。
 もしご迷惑をお掛けしているようでしたら解消いたしますので、お気付きになりましたらご指摘ください。

 「北信州のはなしことば」に”ちゃんちゃん”を追加しました。
 「暮らしの知恵」に1つ追加しました。

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2005年 3月18日 スパムメール対策

 毎日毎日わけのわからないメールが山のように届きます。
 中にはウイルスメールもありそうなので、Spam Mail Killer というフリーソフトを使ってチェックしてきました。
 サーバーのメールボックスを覗いて、危なさそうなのは中を見ずに片っ端から削除します。
 また、受け取りたくない差出人や件名などを設定すると、自動的に削除してくれます。

 ところが、最近、お客様から「メールが届かない」と何度もお叱りをいただきました。
 お客様から送られてくるメールの中で、画像が添付されているメールを受信拒否し、そのまま返送しているようです。

 このソフトには次のような注意書きがあります。

 『一般的にサーバーから削除されたメールを復元することはできません。  本ツールの仕様(特に削除条件)を充分に把握しないで使用することは大変危険です。  必要なメールが削除されることのないよう、本ヘルプを熟読してから使用して下さい。』

 最新版にバージョンアップしたときに削除条件を適当に設定したので、大事なメールまで削除したのかもしれません。
 あるいは、削除したメールをごみ箱に残しておいたので、メールボックスが一杯になったのかもしれません。

 いずれにしても、お客様にたいへん失礼なことをしてしまいました。
 申し訳ございませんでした。
 しっかり見直して、大事なメールをきちんと受信できるようにしたいと思います。

 それにしても、このメールは何とかならないものですかね。
 ウェブページからアドレスを削除すればいいのかな。

 教訓:生兵法はお客様に大迷惑

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2005年 2月26日 アクセス解析

 プロバイダのすこう@Net Homeから提供されているホームページ統計情報サービスが3月末で終了するため、  かわりにページごとのアクセスログ集計を使うことにしました。
 設定したページは、  「表紙」、  「くだもの畑」、  「季節の野菜畑」、  「おやきとおはづけ」、  「福寿草と蛍の郷」、  「おらほの行事」、  「季節のアルバム」、  「北信州の3大方言」、  「信州高山村と周辺」と  「北信州の道草図鑑」の表紙です。
 表示されるのは、時間、訪問者識別ID、IPアドレスとドメイン名です。

 集計結果を見ると、ご訪問いただいたお客様が、ごちゃごちゃある中のどのページに関心をお持ちなのかがわかります。
 婆ちゃんの野菜畑のほうが、本業のくだもの作りよりも人気?なのが意外でした。

 結果を詳しく見れば、どなたがご覧になったのか分かるのかもしれませんが、管理人にはその気も、能力もありませんし、もちろん印刷もしません。
 アクセス解析に不快感をお持ちになるお客様には申し訳ありませんが、改良のために利用させていただくということで、ご理解をお願いいたします。
 また、プロバイダの残り容量が少なくなってきたので、削除する順位を決めるために利用したいと思います。

 それにしても、婆ちゃんが元気なうちに野菜作りの秘伝をもっと蓄えておかなくては。

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2005年 2月12日 Mozilla Thunderbird と Mozilla Firefox

 これまでメールは Outlook Express を主に使っていましたが、アメリカの友人から届くメールが文字化けしやすいので、  これだけは Mozilla の Mail を立ち上げて読んでいました。
 この間、Mozilla Firefox がおもしろいと聞いたので早速試してみたところ、なかなかよさそうなので、  Outlook Express からフォルダとアドレス帳を取り込んで、全面的に切り替えることにしました。
 Outlook Express のアドレス帳のフォルダはうまく取り込めなかったので、新しくリストを作ってそこに放り込みました。
 署名をエディタで書いて取り込むと、新規にメールを書くとき、-- に続いて自動的に追加します。
 ついでに、ウェブページも Mozilla Firefox で見ることにしました。
 立ち上がりの時間がちょっと長い気がしますが、慣れればいいでしょう。

 母袋のおじちゃんの「趣味の木工楽器展」が終わりました。
 新聞で紹介されたこともあり、ほんとうにたくさんのお客さんがお見えで、県外の方もいらっしゃいました。
 ありがとうございました。
 これまで作品のページを付録のようにしていましたが、独り立ちさせなくてはいけなくなりそうです。

 リンクのページに 天神堂さん山ナメクジれんらくちょうさんまよいホシさん秋草さん家具工房夢屋さん御柱と諏訪大社上社さん宮田人さん水引と家紋の頁さん南信州 遠山郷さん新野・千石・盆踊りさん長野県の歴史 国宝・重要文化財さん へのリンクを追加しました。

 「北信五岳」を更新しました。

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2005年 2月 5日 楽器の音

 母袋のおじちゃんの作品の音をウェブページで聞いていただけるようにしました。
 基本的な手順は米田さんから教えていただきました。

 適当な録音機材を持っていないので、娘から MP3 レコーダー iRiver iFP-890 を借りて録音しました。
 録音した MP3 レコーダー を USB でパソコンに接続し、付属のソフトでハードディスクに取り込むと勝手に MP3 ファイルを作ってくれます。
 録音内容がよければ、このファイルにリンクして完成です。

 通常は、録音したものそのままでは時間が長く、ファイル容量が大きくなるので、適当な長さに編集します。
 まず、午後のこーだで MP3 ファイルから WAV ファイルにデコードします。
 このファイルを Sound Engine Free で編集し、ついでに音飛びなども修正して、聞きやすくします。
 名前をつけ、 MP3 ファイルで保存して完了です。

 音楽を聴きながらインターネットをご覧になる方がおられるので、クリックして選んでいただくようにしました。
 ページを開いたとたんに調子っぱずれの音が出てきたら、怒られますからね。
 オーディオのコントロールパネルを表示する方法もありますが、採用しませんでした。

 展示会場は公共スペースの一画であまり大きな音が出せないのと、技量不足でいい音が録れませんでした。
 いつか専門家にちゃんと演奏してもらいましょう。
 アンサンブル・シュムックの小山先生に頼んでみようかな。

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2005年 2月 2日 デスクトップパソコンのサウンド

 去年はNECのノートパソコンで音を出すために四苦八苦しましたが、今年は富士通のデスクトップパソコンで七転八倒しました。

 今までデスクトップで音が出なくても特に支障はなく、かえって Windows が立ち上がるときのチャラチャラ音が出なくていいと思っていました。
 ところが、”母袋のおじちゃん”の木工楽器の音をウェブページでも聞こえるようにするには、まず自分のパソコンで確認する必要があり、  どうしても音が出るようにしなくてはいけません。
 そこでいつもの調子でそれらしいドライバを手当たり次第に見つけてはインストールしましたが、なにをやってもうまくいかず、  挙げ句の果てはCドライブをフォーマットして Windows2000 の再インストールまでするはめになってしまいました。
 困り果ててあちこちの知人に助けを求めた結果、最終的に富士通のホームページにたどりつきました。

 サイト内検索に機種名を入力して Enter すると、一発でサウンドドライバの在処が表示されます。
 YAMAHA DS-XG Audio CODEC(WDM) Driver(Windows(R) 98SE/2000用)"というページから  [WDM2225.EXE: 9,881,995 Bytes] をダウンロードし、指示に従って解凍すると”YAMAHA”というフォルダができます。
 中には YMF724 と YMF744 というフォルダと、3個のテキストファイルができているので、プリンタで INS2000.TXT を印刷し、それを読みながら、とりあえず YMF724 をインストールしました。
 再起動後、保存しておいた MP3 ファイルを恐る恐るクリックすると、イヤホーンから音楽が聞こえます。
 思わずばんざいです。
 最初から富士通のサイトで探せばすんなりいったのですが、とんでもない遠回りでした。

 飯山市の ITO さんには、立ち往生したパソコンの回復について丁寧に教えていただきました。
 小布施町の IWA さんには、ドライバの検索場所を教えていただきました。
 また、米田さんからは、ウェブページの音の出し方について詳細なメールをいただきました。
 みなさんにはいつもお世話になり、ほんとうにありがとうございます。

 明日3日から展示会が始まります。
 時間を見つけて駆けつけ、会場で楽器の音を録音したいと思います。

 でも誰に演奏してもらえばいいんだろう。

 教訓:「下手な鉄砲を数撃ったら壊れた」「生兵法は大怪我の元」

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2005年 1月29日 「趣味の木工楽器展」

 先日、爺ちゃんの弟の”母袋のおじちゃん”が、自分で作った展示会のチラシを持ってきました。
 2月3日から、長野市内の「もんぜんぷら座」というところにある「市民ギャラリー」で、  これまで仕事の合間にこつこつと作っていた楽器を展示するのだそうで、みなさんに見ていただくために、  知り合いにチラシを配っている途中でした。
 木製の楽器は珍しいと周りの人から勧められ(唆され)て、その気になったようです。

 バイオリンやギター製作で一人前になるには、長い修業が必要だといいます。
 また信州の木曽には、特産の檜で三味線を作って演奏される専門の方もいらっしゃいます。
 木製のトロンボーンも、すでに木曽の木工家の方がお作りでした。
 そうした専門家の皆さんから見れば、まだまだ駆け出しで、工芸品の域を出ないものかもしれません。
 そこで、できれば演奏家のみなさんに実際に演奏していただき、率直な感想をいっていただければ今後の励みになると思い、管理人もあちこちにメールしたり、掲示板に書き込みをさせてもらっています。
 突然連絡された皆さんはご迷惑でしょうが、どうか事情をご賢察の上、お許しください。

 開田おやじさんからは、実際の音を聞かせて欲しいと頼まれています。
 まず録音をしなければいけないし、どうやって聞こえるようにするか知識がありません。
 また米田さんに相談しましょう。

 「北信五岳」を更新しました。

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2005年 1月23日 「北信州の道草図鑑」の修正

 元旦と21日に大雪が降りました。
 これだけまとまって降ったのは近年珍しいことで、昭和59年の59豪雪以来、21年振りかもしれません。
 あの年は気温が低く、4月になっても雪が消えず、農作業が大幅に遅れました。
 今年は暖かいので早く消えそうですが、しばらく畑仕事はできません。
 ひたすら雪片付けです。

 「北信州の道草図鑑」を少し手直ししています。
 これまでは手当たり次第に写真を撮り、名前を見つけるのに精一杯でしたが、新しい花が少なくなってきたので、特徴や季語を調べることにしました。
 本来なら図鑑の2〜3冊は揃えるべきでしょうが、もともと身の回りのありふれた草や木だけなので、ほとんど「広辞苑」で間に合っています。
 「広辞苑」の幅広さと緻密さに改めて感心するとともに、こんなにたくさんの”普通の花”に囲まれて暮らしていたことに、今ごろ驚いています。

 「暮らしのことば」に”こごり”を追加しました。

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2005年 1月 9日 デジタルカメラ

 去年の暮れに修理に出したデジカメは戻ってきませんでした。
 かわりに型番がひとつ増えた後継機種が販売店に届いていました。
 結局、今は生産中止になっている旧型機を買ったことになります。
 最初にお願いしたときに直せないといってくれればもっといいものが買えたので、判断を間違えたようです。

 15年ほど前に目にした雑誌の記事を思い出しました。
 『不満を持った顧客の96%は、企業に対して何も言わない。 クレームを訴え、問題が解決された顧客は、平均5〜8人の人にその事実を話す。 問題を解決しようとして成果が得られなかった顧客は、その悪い経験について8〜16人の人に話をする。』
というような内容でした。

 これは他人事ではありません。
 去年のりんごは出来が悪く、蜜の入っていないものがずいぶんあったようで、そのことを伝えてくださったお客様がお二人いらっしゃいました。
 ご不満をお感じになった方が実際には50人もいらっしゃることになります。
 不出来なりんごは修理できず、代品もないので、できるだけ我が家の実態をお伝えし、ご理解いただくよう努力しなければいけないと、改めて感じました。

 爺ちゃんと婆ちゃんには孫が7人いて、国内のあちこちに暮らしています。
 今日は3番目の孫、我が家の長男の成人式です。
 いちばん下が成人するまであと5年。
 それまでがんばれるかな・・・。

 「暮らしのことば」に”なつだき”を追加しました。

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2005年 1月 4日 「いいつたえ」に「算子塚」を追加

 このサイトでは信州高山村久保地区を勝手に「福寿草と蛍の郷」と呼んでいますが、公式キャッチフレーズは区民から募集して決まった「蛍の里」です。
 このとき、応募された地区の特徴を表すことばの中に「学者村」というものがありました。
 古来、当地区の住民は子弟の教育に熱心だったことから、こう呼ばれたようです。

 地区の中ほどに、そうした歴史を伝える石碑が建っています。
 江戸時代末期、久保地区出身の和算家・勝山弥兵衛義政は北信州一帯に和算を伝授していました。
 「算子塚」と刻まれた石碑は、勝山弥兵衛義政の門弟が、その徳を称えて建てたものです。

 村の歴史を作った記念碑として紹介します。

 また「双子の生まれる水の話」と「謙信道」も全面的に書き換えました。

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機材

ノートパソコン:NEC PC-LW40H13D6
          Mobile CELERON 400MHz
        256MB RAM
        Windows 2000Pro
デスクトップ :Fujitsu FMV4ML
        AMD K6-2 500MHz
        128MB RAM
        Windows 2000Pro
ハードディスク:BUFFALO 60GB
ルーター   :BUFFALO WBR-B11/GP
カメラ    :OLYMPUS C-1Zoom(〜2004年)
        OLYMPUS C-2Zoom(2005年〜)
        RICHO Caplio R4(2006年〜)
DVD     :I・O DATA DVR-UN16S
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