久保の家
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更新の記録

2006年12月30日 ファイルの大掃除
2006年12月23日 ”ひでちゃん”がんばれ
2006年12月16日 住所の四重表示
2006年12月12日 メールが届かない
2006年12月 3日 風物詩
2006年11月26日 「サンふじ」の収穫
2006年11月17日 米寿
2006年11月12日 雪の中のりんご採り
2006年11月 5日 「十三夜の月見」
2006年10月28日 王林の人気復活?
2006年10月18日 「幟返し」
2006年10月 7日 掲示板とブログのバックアップ
2006年 9月30日 山の茸
2006年 9月19日 今年の台風
2006年 9月 9日 巨峰の初出荷
2006年 8月26日 サンつがるの初出荷
2006年 8月20日 「夕虹は百日の日照り」
2006年 8月15日 新作トランペットの演奏
2006年 8月13日 「三日三月三年」
2006年 8月 5日 また壊れたデジカメ
2006年 7月22日 「ポジティブリスト」
2006年 7月16日 プラムの収穫
2006年 7月 9日 「種なし巨峰」
2006年 6月30日 「イヌガシラ」
2006年 6月24日 凶作の兆し?
2006年 6月 9日 温暖化の黒い影
2006年 6月 3日 木工楽器による合奏
2006年 5月19日 読み上げやすいページ
2006年 5月12日 また@NetHomeのゲストブック
2006年 4月14日 @NetHomeのゲストブック
2006年 4月 2日 旅立ち
2006年 3月27日 キャベツの花の写真
2006年 3月11日 120市町村
2006年 3月 5日 ユニバーサルは”やさしい”か
2006年 2月19日 ブログ
2006年 2月14日 著作権の遵守
2006年 2月 4日 HTML文法検証
2006年 1月29日 ゲストブックと画像掲示板の変更
2006年 1月14日 「寒九の雨」
2006年 1月 8日 リンゴの保存


2006年12月30日 ファイルの大掃除

今年もあと一日となりました。
 時間の経つのは速いもんだとしみじみ感じる暇もなく、いつの間にか過ぎ去っていきます。
 かねがね、過去の記憶を蓄えておく脳の中の棚の幅は一定で、長生きするほど一年分の棚の幅が狭くなるので、歳を取るに従って過去の1年を振り返ると短く感じるのではないかと考えていました。
 ちょっと前のテレビで、「ある人の生涯のある時期における一定時間の心理的長さは、その人のその時までの生涯の長さの逆数に比例する。」という心理学の法則を紹介していました。
 「ジャネーの法則」というそうですが、似たようなことを考える人はいるんですね。

ウェブページのファイルがごちゃごちゃとしてきたので、リンク切れと文法チェックをしました。
 リンクのチェックは『孤島発見器』と、『CHK_LINK(チェックリンク)』というフリーソフトを利用していましたが、 このところ暫くサボっていたので、いくつかリンク切れがありました。
 「引っ越しました」というご連絡をいただくとすぐに直せるのですが、こちらから勝手にリンクが大部分なので、変わったことに気がつきません。
 これから年に一度は見直しすることにします。

ウェブページを始めたころは、こまめに文法チェックしていましたが、最近は新しいページを追加するときも古いページをコピーしてちょこちょこっと手直しするだけで、かなり手抜きをしていました。
 この際、文法チェックするだけでなく HTML から XHTML にしてみようと思い立ったのですが、「北信州の道草図鑑」だけでいつのまにか900ページ以上に膨れ上がっていたので早々に諦め、本体だけを HTML 4.01 Transitionl から XHTML 1.0 Transitional に書き直すことにしました。
 『ez-HTML』でファイルを開き、いくつかの単語を置換してから「HTML文法検証」クリックすると間違いをチェックしてくれるので、ポチポチと直して一丁上がりです。

ついでにちょっと色気を出して、漢字にルビをふってみました。
 ところが「HTML文法検証」でチェックすると、”<ruby>はXHTML1.1またはMSIE用のタグです。”というメッセージが出て減点されてしまいました。
 てっきり XHTML 1.0 Transitional でもルビがふれるものとばかり思っていましたが、大きな勘違いだったようです。
 ここで止めるのも悔しいので、あちこちのサイトのソースを参考にして、何とかそのページだけ XHTML1.1 に書き直しました。

本体の書き換えと文法チェックが完了し、ようやくファイルの大掃除が終了です。
 来年は日頃から整理することにしましょう。

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2006年12月23日 ”ひでちゃん”がんばれ

今朝の信濃毎日新聞に、”北信越BCリーグ 合格者98人を発表” 『県関係は12人合格』という見出しとともに12人の選手の顔写真と経歴が紹介され、その中の一人に”ひでちゃん”がいました。
 来春開幕する野球の北信越BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの入団テストに合格し、地元の「信濃グランセローズ」に優先的に配属されるのだそうです。

”ひでちゃん”は爺ちゃんの孫の幼馴染で、家も近く、保育園から小・中学校まで一緒に通いました。
 小さい頃から野球大好き少年で、小学校では軟式の少年野球チーム、中学で硬式のシニア野球チームに所属し、高校では親元を離れ、佐久長聖高校で甲子園を目指しました。
 更に大学でも野球部に入り、孫の話では、卒業しても野球を続けたいという希望を持っていたそうです。

身長は168センチと決して恵まれた体格ではなく、大男が多い野球選手の中ではチビの部類ですが、実力で見事入団テストに合格しました。
 「12人のうち4、5人はレギュラーで出場できる力があると思う」というゼネラルマネージャーの話にあるように、レギュラーの座はこれまで以上に厳しいかもしれません。
 でもシニアを辞めた後も、頭にタオルを巻き、一人でもくもくと坂道をランニングしていた努力家です。
 きっと素晴らしいプレーを見せて、信州の野球ファンを楽しませてくれるでしょう。

”ひでちゃん”のお爺ちゃんも、きっと空の上からたった一人の孫の活躍を楽しみにしておられると思います。
  我が家もみんなで応援します。
 ”ひでちゃん”がんばれ。

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2006年12月16日 住所の四重表示

新聞に年賀状の受付が始まったという記事が載っていました。
 いつの間にかもうもうそんな時期になっているんですね。
 ということで慌てて年賀状の準備を始めました。

手で年賀状を書いていたときは、「長野県上高井郡高山村高井1817」の高高高と続くのが面倒で嫌だと家人はいつもぶうぶう言っていました。
 数年前にパソコンを買ってからはもっぱらプリンターのお世話になっているので、少しは楽になったようです。

ところで我が家の住所は二重帳簿ならぬ二重住所表示になっていて、これは高山村全体の現象です。
 一つは戸籍を基調にした表記、もう一つは郵便屋さんの都合による表記で、年賀状を書くときにいつも迷います。
 戸籍では「長野県上高井郡高山村大字高井1817番地」となっていて、これに対して郵便局は『382-0800』という郵便番号を割り振っています。
 もう一つの表記法は、このウェブページのタイトルにも使っている「久保」という小字を使った「長野県上高井郡高山村久保」あるいは「長野県上高井郡高山村大字高井字久保」で、こちらに対して郵便局は『382-0833』という郵便番号を割り振ってくれました。
 どちらでも郵便屋さんは届けてくれるのですが、そんな事情をご存知ない方は一体どうなっているんだとお迷いになるようです。

実は今まではこのどちらでもなく「〒382-0833 長野県上高井郡高山村高井1817」という折衷方式を記載してきました。
 今年はウェブページを意識して「〒382-0833 長野県上高井郡高山村久保1817」と書きました。
 四重表示で、ますます皆さんを混乱させてしまいそうです。

まあ今年も年賀状を出せることが何よりです。

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2006年12月12日 メールが届かない

毎日毎日、山のように送信されてきた訳の分からないメールが、昨日の午前中からプッツリ途絶えました。
 きっとサーバーで何かあったのだろうと勝手に思いこみ、そのうち何とかなると高をくくっていましたが、今朝になってホームページの掲示板で「メールが送信できません」というコメントを発見し、慌ててしまいました。

どれどれと、自分で自分にメールしても確かに届きません。
 いつまで復旧に手間取っているのだろうとプロバイダのサイトを見ましたが、障害情報はありません。
 ここまできて、どうもメールサーバーが満杯になっているのではないか、と気がつきました。

そこでメールサーバーを覗くと「10,240KB 中の 10,239KB を使用しています。」とあり、これでは受信できないのは当たり前です。
 自宅の外からメールチェックして不要なメールはその時点で削除しますが、このときメールは削除されずゴミ箱に移動したままになっています。
 このゴミ箱の存在をすっかり忘れ、掃除(削除)を怠っていたことが原因です。
 さらに最近何度も警告メールが届いていましたが、いちいち読まずに整理していたことも遠因です。

加齢が進み物忘れが激しくなっているので、外でメールチェックしたときはその都度ゴミ箱を掃除することにします。
 丸一日、メールを送っても送っても返送されてしまった方には大変ご迷惑をおかけしました。
 また濡れ衣を着せてしまった須高ケーブルテレビさん、ごめんなさい。

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2006年12月3日 風物詩

いつの間にか師走です。

北風が吹き、ちらちらと白い物が舞うので、慌てて軽トラックのタイヤをスタッドレスに履き変えました。
 お隣のお宅では水道からホースを引っ張って大きな桶に水を溜め、「お菜洗い」をしておられました。
 タイヤの履き変えと野沢菜を漬ける準備の「お菜洗い」は、この時期の北信州の風物詩です。

タイヤを交換してから野菜畑へ行ってお菜取りをしました。
 今年は強い風に吹かれたせいか、真っ直ぐに立っている野沢菜がありません。
 天気の加減でほけすぎたものは80センチほどもありますが、みんなごちゃごちゃと絡み合っていて、蕪をこぐと葉がぼきぼきと折れてしまいます。
 こいだ蕪は包丁で付け根から切り落とし、黄色くなった葉は捨て、5キロの束にします。
 一日おいてしんなりさせると洗いやすくなるので、5束作って家まで運び、明日はお菜洗いです。

夕方、ぶどう畑の土手に積んでおいた薪を少し家の焚物小屋まで運んできました。
 春、伐ったりんごの木の薪割をしていたら、通りがかりの人に「この薪、どうするんですか」と聞かれたので、風呂を沸かし、できた熾きを炬燵に入れ、餅つきの米を竈で蒸すときにも使う、主要な燃料ですよと答えました。
 ガスと電気だけを燃料に使っている市民には、なんて原始的な生活をしている未開人なんだろう、と思われたでしょうね。

いよいよ未開人の本格的な冬支度です。

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2006年11月26日 「サンふじ」の収穫

今日、木に残っているサンふじを全部採り終えました。
 りんごを運び出した後、反射シートと支柱を片付け、肥料を散布してやっと一段落です。

一昨年は台風に、昨年は雹にやられ、今年は大きな災害こそありませんでしたが、不順な天候に悩まされました。
 これまでコンフューザーを使って減農薬に取り組んできましたが、効果のないカメムシやシンクイムシの害が多く出、防除の内容を見直す時期に差し掛かっているようです。
 またカラスやヒヨドリの被害も例年以上に多く、ロスがたくさん出ました。
 我が家のりんご畑の周囲に耕作放棄園が増えたことが影響しているかもしれません。

お隣のぶどう園ではもう剪定作業が始まっています。
 一息つく間もなく、来年の準備です。

ところで「サンふじ」「サンつがる」はJA全農長野さんの登録商標だということを始めて知りました。
 許可を得ないで勝手に使ったら法律違反なんでしょう。
 どうしたもんでしょうね。

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2006年11月17日 米寿

今日は、大正8年11月17日に生まれた爺ちゃんの87回目の誕生日でした。
 あと1年で米寿だなと思い、長寿のお祝いについてちょっと調べたら、どうも喜寿とか米寿は数え年で数えるもののようです。 ということは、数え年では1月1日に歳を取るので、大正8年生まれの方は皆さん揃って今年の正月に米寿をお迎えになったことになります。
 今ごろになってそんなことに気がついても後の祭です。
 誕生日といっても何の用意もしていないので、結局、家族揃ってささやかな夕食をしただけでした。
 りんごの収穫が終わったら、ちゃんとお祝いをしてあげなくては。

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2006年11月12日 雪の中のりんご採り

昨夜降り出した雨は、標高の高い場所では雪だったようで、今朝、裏山の中腹から上が白くなっていました。
 これまで暖かい日が続き、サンふじの収穫を見合わせていたのですが、もうのんびり構えてもいられないので、霙や霰が横殴りに吹き付ける中、かじかんだ手をこすりながら、慌てて収穫を始めました。
 年寄りが「いつまでも寒くならない年は、急に雪が降ったりするもんだ」と心配していたとおりになってしまいました。

木になっているりんごは気温が0℃になってもすぐには凍らないので、冬が近づいてもなるべく収穫を遅らせると熟度が増し、こくのある味わいになります。
 ところが氷点下4℃以下になると凍結して食べられなくなってしまいます。
 冷気の溜まりやすい千曲川の近辺では、収穫を遅らせていて急な寒波に襲われ、全部凍結して廃棄したというニュースをときどき耳にします。

低温の他にも収穫時期の見極めに大事な要素として、鳥の動きもあります。
 周りのりんご畑の収穫が終わってしまったのに自分の畑だけが残っていると、ヒヨドリなどの格好の標的になってしまいます。 ヒヨドリの大群に襲われて収穫目前の実が突付かれると、これまた一日で全滅です。
 結局、美味しいりんごを提供するには、気温の変化と周囲の状況を観察して柔軟に対応するとともに、ある程度のリスクの覚悟が必要ということになります。

今年はやや酸味のある若い味のサンふじが多くなりそうです。
 濃厚な熟女よりヤングギャルのみずみずしい新鮮な味わい、といったらセクハラかな。

【掲示板】を再開しました

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2006年11月 5日 「十三夜の月見」

11月3日は旧暦の九月十三日で、夜は「十三夜の月見」あるいは「後の月見」でした。 今年の旧暦は閏七月があったので、八月十五日の中秋の名月が10月6日夜と例年よりもかなり遅い感じでした。
 更に1ヶ月遅い「十三夜の月見」は、例年だと防寒具なしでは長く見ておられず、ちょっと眺めて早々に家に入り、熱燗で一杯といったところでしょう。
 ところが今年の「十三夜の月見」は、厚着をしなくても庭先でいつまでも眺めていることができました。

このところ暖かい日が続き、りんご畑の隅にある菊の花にたくさんの昆虫が集まって蜜を吸っています。
 昨日の昼前、りんごの葉摘み作業で傍を通りかかったとき、ヒメアカタテハキタテハと一緒に吸蜜しているアサギマダラを見つけました。
 昼食を済ませてから様子を見に行くと、まだ菊の花の周りから離れず、ときどきヒメアカタテハと追いかけっこをしています。

「信州高山村誌」によると、アサギマダラは5月末から6月に暖かい地方から飛来して産卵し、ふ化した幼虫は蛹を経て7月下旬から羽化が始まり、 9月上旬から南の温かい地方へ「渡り」を始め、9月下旬には姿が見られなくなる、とあります。
 また、このチョウのもっとも活動する気温は19℃〜24℃とも記載されていて、昨日の日中は気温が20℃くらいまで上がったので、ちょうどいい陽気だったようです。

しばらく観察していたら、やがてアサギマダラはふわふわと南の方へ舞って行きました。
 「渡り」を止めたり、うっかり忘れていたのではなく、あのまま渡って行ったとすれば、例年より1ヶ月も遅れていることになります。
 我が家のサンふじも酸味が強く味の乗りがまだまだで、生育が遅れています。
 閏月に合わせて昆虫の動きや植物の生育がずれるのでしょうか。

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2006年10月28日 王林の人気復活?

りんごの共選所で開かれたふじの目揃え会に婆ちゃんと家人が出かけ、今年の出荷基準の説明を聞いてきました。
 その席で農協の担当者が「王林の問い合わせの電話がひっきりなしでした。テレビの影響はすごいですねえ」と感心していたそうです。
 テレビの番組で、青リンゴがダイエットに効果があると放送されたため、青リンゴの代表である王林の問い合わせが殺到したようです。

以前、王林は人気のある品種でしたが、最近は消費者にも作り手にも人気がなくなっています。
 「りんごは赤い」という概念の定着している一般消費者には、王林の黄緑色はりんごとして認めていただけないようです。
 また、高齢化が進む農家にとっては、大きくて重い王林の粒は扱いにくい代物になっていて、シナノスイートや秋映などの新品種に切り替える畑が多くなっています。

我が家では、王林の花粉がふじの受粉に役立つので、全部は伐らず2本だけ残しています。
 明日は、今年はじめて王林を出荷する予定なので、テレビの影響で値段が上がってくれると嬉しいですね。
 ただ、人気が出たからといって慌てるのはちょっと考え物です。
 大体、こうした話題は一過性のことが多く、次々と新手が現われては忘れ去られています。
 急に苗木を植えても実が成るのは5年から7年後なので、やっとリンゴが出荷できるようになった時には見向きもされない、ということになりかねません。
 みんながダイエットしてスマートになっている、という心配だけは不要でしょうが。

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2006年10月18日 「幟返し」

今朝5時半から、高杜神社の鳥居前に立てた幟竿を撤去する「幟返し」に行きました。
 毎年高杜神社の秋の例大祭は10月17日に執り行われ、前夜には盛大な宵宮祭が行われています。
 16日の朝5時半、全戸から1名が出席して「幟立て」を行います。
 実際に立てるのは幟竿と門灯篭で、幟は揚げていますが、「幟立て」と呼ぶのは「お茶を沸かす」「飯を炊く」と同じ類でしょう。

以前は10月17日の午後、神事が行われた後に、幟竿と門灯篭を撤去する「幟返し」をしていました。
 ところが勤め人が多くなるにつれて17日の夕方集まるのは家にいる”としょり(年寄り)”か”おんなしょ(女衆)”ばかりになり、重い幟竿を担いだり、高所で門灯篭を解体する危険な作業ができなくなってきました。
 このため最近は”おとこしょ(男衆)”が集まれる18日の早朝に「幟返し」も行われています。

秋の早い年には霜の降りることさえありますが、今朝は11度と暖かい朝でした。
 曇っていて人の顔も区別できないほど暗いうちから準備が始まり、皆さんの顔がようやく見えるころ、2本の幟竿が倒されました。
 組み立てに1時間近くかかった門灯篭も、解体は30分足らずで終了です。
 普段滅多に担ぐことのない重い柱を担いだら、少し汗ばんできました。

家に帰る途中、明るくなってきた裏山を見上げると、あちこち少しずつ色着いています。
 これから紅葉が真っ盛りになったと思うと、すぐその後に冬がやってきます。
 幟竿を片付けた後は畑の片付けに追われる毎日です。

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2006年10月 7日 掲示板とブログのバックアップ

加齢が進んだせいか、ちょっと前のことを忘れ、同じ内容を繰り返したり、前とは違うことを書いたりして慌てることが多くなりました。
 ウェブページはパソコンで作ったものをサーバーに転送するとともに、外付けハードディスクにミラーリングコピーしているのですが、掲示板とブログは直接書き込んでいるため、手元にメモのようなものは残っていません。
 また容量制限を越えると削除されるので、古い内容は確認できなくなっています。
 そうかといって、一々名前を付けて画面を保存したり、画像を取り出して保存するのは面倒です。

何とか”ずくをやんで”掲示板やブログの内容を確認でき、ついでに簡単に保存できる方法はないかと探すと、『WEBページやニュース・ブログの保存なら「紙copi」』が目に留まりました。
 しかも、無料のお試しバージョン「紙copiLite」も提供されています。

紹介文:
 ちょっとしたメモなのに「名前を付けて保存」することやいちいち「開く」ことをわずらわしく感じることはありませんか。 紙copi Liteは本文の一行目を自動的にファイル名として保存します。一行目を編集すればファイル名も変更されます。 文書を書くときに「ファイル」を意識する必要がなくなり、テキストがずっと身近で扱いやすいものになるでしょう。
特徴:
 初心者も悩まないシンプルなインターフェース。素早さをどこまでも追及した操作性。

インターネットの文書を切り取ってメモ帳に貼り付けるように使え、ファイルのバックアップも簡単にできそうなので、さっそくダウンロードして試してみました。

ダウンロードした「kamicopiLite_1963.exe」というファイルをインストールすると、自動的に Internet Exproler に組み込まれます。
 インターネットに接続し、マウスの左クリックで範囲を選択してから右クリックすると、「紙に選択箇所の文字だけ取り込む」と「紙に選択箇所を取り込む」が出るので、どちらかを選択してクリックすると「箱」の中に取り込んでくれます。
 右クリックして「紙にページ全体を取り込む」をクリックするとページ全体を取り込んでくれます。
 試しにいくつか取り込んでから、デスクトップの「紙copi Lite」アイコンをクリックすると左側に「見出し」が表示され、一つ選んでクリックするとちゃんと画面が表示されます。
 文字だけ取り込んだものはテキスト表示され、そこで編集もできるので思わず拍手喝采です。

Internet Exproler の他に Mozilla Firefox でも同様に組み込んでみました。
 いちいち名前を付けて保存する必要がなく、きわめてらくちんです。
 これで「北信州の道草図鑑掲示板」は2005年5月26から2006年2月18日までのファイルをさくさくと取り込むことができました。
 画像掲示板と、2つのブログも簡単に取り込むことができ、デフォルトでは取り込んだデータを「My Document」の中の「Kami Data」に保存するようになっています。

継続して利用するにはユーザー登録が必要ということで、登録させていただきました。
 ユミルリンクさんありがとうございました。

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2006年 9月30日 山の茸

梯子に登ってりんごの葉摘みをしていたら、近所の方が山で採ったばかりの茸をぶら下げて畑に入ってこられました。
 「これ見てくんねかい」とおっしゃるので梯子の天辺から籠の中をのぞくと、立派なウラベニホテイシメジがたくさん入っています。
 ところがよく見ると、怪しいのが数本混じっているように見えます。
 どうもクサウラベニタケが混じっているようです。
 「それは毒だから止めといたほうがいいなあ」というと「そうかい」といって、りんごの木の根元に放りだして帰って行かれました。

クサウラベニタケは、カキシメジ、ツキヨタケと並ぶ『3大毒茸』として有名で、毎年、新聞やテレビに話題を提供してくれる常連です。
 この時期に雑木林へ入ると、ウラベニホテイシメジと並んで生えているので、素人はよく間違えます。
 ところが数年前、長野県内の某スーパーで販売されていた茸を食べたお客さんが食中毒を起こしたという事件がありました。
 山で採って市場やスーパーに出荷された茸の中に、毒茸のクサウラベニタケが混じっていたそうで、玄人?の茸採りでも間違えるという例でした。
 我が家でも農協の直売コーナーに山の茸を出荷して家計の足しにしていたことがありましたが、この事件がきっかけで山で採ったものは出荷を禁止されてしまい、それ以来、小遣いが減りました。

実は、管理人も昼前に仕事をさぼってちょっと裏山へ様子を見に行ったところでした。
 残念ながら目当てのものは見つからず、諦めて帰ろうとしたらウラベニホテイシメジを見つけ、買い物袋を一杯にしました。
 この茸は例年であれば秋の長雨の合間にまとまって生える初秋の茸ですが、今年は8月にほとんど雨が降らなかったので、ずいぶん遅れて生えてきたようです。
 この調子で適度に雨が降れば、晩秋の茸は豊作になるかもしれません。

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2006年 9月19日 今年の台風

台風13号が九州の北部に上陸して大きな被害を発生させ、日本海を北上していきました。
 台風が佐渡のあたりを通過すると、我が家の畑はちょうど風の通り道になるので、いつも大量にりんごとぶどうを落としてくれます。
 昨日は一日中、南よりの風が断続的に吹き、特に、夕方からは時折強い風があばら家を揺らしたので、りんごが落ちたのではと心配していました。

朝、畑に行ってみると、落果したりんごはごくわずかで、ぶどうの被害はありませんでした。
 佐渡よりも遥か北を通ったので、風が弱かったようです。

今年の台風はぎりぎりのところをかすめています。
 天気図を見るともう次の台風14号が発生して日本列島を窺っています。
 台風対策はどうなっているのかと心配した友人がメールをくれましたが、台風には実際のところなす術がありません。
 次もひたすら逸れてくれることを祈るだけです。

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2006年 9月 9日 巨峰の初出荷

農協で巨峰の集荷が始まったので、少しだけ収穫してパック詰めし、共選所に出荷しました。
 大雪、日照不足、旱魃といった不順な天候の影響でまだ着色にムラがあり、端から収穫できる状態になってはいません。
 袋を開けて中を覗き、全部の粒が黒くなっていることを確認して房を切り取るので、手間がかかります。
 結局、4キログラム入り段ボールで5箱の初出荷でした。

このところ巨峰は生産が過剰気味で、価格は低迷しています。
 先日の信濃毎日新聞では、国内の最大生産地である須坂市や中野市では、巨峰から他品種への切り替えが進んでいると報じられていました。
 特にJA須高では種なしで皮ごと食べられるナガノパープルを推奨しており、希少価値もあって巨峰の倍近い値段で販売されています。

消費者の好みに合わせて全面的に切り替えできればそれに越したことはありませんが、 我が家のブドウ畑は1枚しかないので、巨峰を伐って植え替えると、数年間は収穫がありません。
 リンゴを止めてブドウ畑に変えるには、棚を作るために大きな設備投資が必要です。

リンゴもブドウも品種の切り替え時期に差し掛かっています。
 いつ、どの程度の規模で切り替えるか、投資効果をじっくり考えなければいけません。
 面倒なことになってきました。

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2006年 8月26日 サンつがるの初出荷

夕方ちょこっと雨が降り、白っぽく乾いていた地面の色が黒く変わりました。
 7月の末に梅雨明けしてから、雨らしい雨が降ったのは3週間ぶりになります。

日中、残暑が厳しい中、色着いたサンつがるを少し収穫して農協の共選所へ初出荷しました。
 最低気温が20℃以下になると、木になっているサンつがるがきれいに着色するといわれていますが、今年はまだ気温の高い日が続き、最低気温が20℃以下になることがほとんどないので、着色は良くありません。
 このまま残暑が続くと、赤い色が着かないうちにリンゴの実が柔らかくなってしまい、商品価値が低下します。

地球の温暖化の影響で、サンつがるは当地に適した品種ではなくなりつつあるようです。
 そうなると、この冬に着色の悪いつがるの木を何本か伐採して他の品種の苗を植え、切り替えをして行く必要があります。
 ただその苗が生長して実を成らせるのは5年から7年かかり、その時の気候がどうなっているかは神のみぞ知るです。

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2006年 8月20日 「夕虹は百日の日照り」

ここ数日、連続して日中の最高気温が35℃を超え、昨日は36℃以上になりました。
 一昨日の午後、パラパラっと大粒の雨が落ちてきましたがすぐに止んでしまい、地面には雨が降った形跡はまったく残っていませんでした。
 その後、東の空に架かった虹を見て、「夕虹は百日の日照りという諺がある」と年寄りが言っており、百日はともかく、しばらく日照りが続きそうです。

台風10号の影響で九州と北海道は大雨になっているようですが、この辺は7月の末に梅雨明けしてから、お湿りになるような雨らしい雨がまったく降っていません。 このため、梅雨の末期、毎日のように降り続いた雨で十分に湿ったはずの畑の土が、連日の猛暑ですっかり水気がなくなってしまいました。 これから収穫期に入るブドウやリンゴは強烈な日光に照らされて日焼けした果実が目立つようになり、大根や白菜など秋野菜の種播きができないでいます。

雨降りが続けば早くお天道様に出て来てくださいと頼み、日照りが続けば早く雨が降って欲しいとお願いし、台風が来て雨が降ればいいけど風は要らない、などというので、天の神様も「勝手なことばかり言いやがって」とさぞかし呆れておられることでしょう。
 せめて十分な日照で光合成が促進され、糖分が増して美味しくなることを期待するばかりです。

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2006年 8月15日 新作トランペットの演奏

お盆なので爺ちゃんの弟や子ども、孫たちが、爺ちゃんと婆ちゃんの顔を見に集まってきました。
 先日テレビ番組に出演した母袋の叔父ちゃんは新作のトランペットを抱えてきて、”木で作った金管楽器”の話を耳にされた芸大の先生がわざわざ作品を見にお越しになり、学生に演奏させたいとかおっしゃっていた、というような話を披露してくれました。

”木工楽器”の広報担当を自任する管理人は、以前から近くにお住まいの小山さんに作品を一度吹いていただこうと目論んでいました。
 小山さんはブラスアンサンブルアンサンブル・シュムックの代表で、お姉様は叔父ちゃんの同級生です。 小山さんに電話すると折りよくご在宅だったので、叔父ちゃんとお伺いして吹いていただくことにしました。

お宅に到着すると、すぐに超豪華・教会風の専用練習場「シュムックハウス」に案内していただきました。 部屋の中には譜面台が並び、ピアノやハープ、その他、たくさんの楽器が置かれ、メンバーの皆さんが毎週練習しておられるとのことです。

小山さんが新作トランペットの音程を確認されたところでは「C#」だそうで、ちゃんと音が出ることに驚かれ、ブラームスの交響曲の一節を演奏されたりしておられました。
 叔父ちゃんは、専門家が吹くといい音が出るものだと感激し、また「シュムックハウス」の音響効果のよさにも感心していました。
 突然お邪魔したにもかかわらず快く応対していただき、ありがとうございました。
 この次は他の楽器も持っていって、メンバーの皆さんに吹いていただくようにしましょう。

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2006年 8月13日 「三日三月三年」

北信州の山里で農業を続ける年寄りの暮らしを残そうと始めたウェブページが、開設からちょうど丸3年経ちました。
 珍しいことは何もありませんが、ご覧いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

何事も3日我慢すれば3ヶ月は続けられ、3ヶ月辛抱すれば3年間は耐えられるといいます。 3年経てば一人前になるということでしょうが、こちらは未だに初心者です。
 できるだけ見やすいページということを心がけ、4年目も身の回りで気が付いたことをぽちぽちと記録していきます。

ただ爺ちゃんは平均寿命を8年も上回っているので、あまりゆっくりもしていられませんが。

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2006年 8月 5日 また壊れたデジカメ

去年の1月に入手したデジカメが動かなくなりました。
 壊れて修理に出したところ、1回で直らず2回目の修理に出したら、それきり戻ってこなかった初代のデジカメの代品として電気屋さんに届けられていたものです。  畑へ行くときは必ずポケットに入れて剪定や草刈をしていたので、酷使に耐えなかったのでしょう。
 結局、1年半の寿命でした。

壊れたものは直して使うのが我が家の家訓です。 前回は修理に16,000円支払ったので、多分今度も同じくらい請求されるでしょう。

もうちょっと足せば、今ならいいカメラが買えるんでしょうね。
 手ぶれ防止機能がついていると失敗が減りそうなので、大いに悩むところです。

ということで、しばらく写真はお休みです。
 久しぶりに見えたきれいな夕焼けを撮れなかったのがちょっと心残りです。

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2006年 7月22日 「ポジティブリスト」

農作物に付着している残留農薬を規制する「ポジティブリスト制度」が5月28日から導入されました。
 これは、すべての農薬に対して食品中に残留しても健康を損なう恐れがないという基準を設け、基準を超えた農薬が検出された農作物や加工食品の流通・販売が禁止されるという制度で、 2003年に改正された食品衛生法によって導入されました。

以前は、残留してはならない農薬だけが決められ、それ以外の農薬は残留しても構わないという制度で、「ポジティブリスト」に対して「ネガティブリスト」といわれていました。 この場合、残留基準が設定されていない農薬については規制できないため、輸入農産物でずいぶん問題になっていました。

我が家はJA須高で定めた農薬だけを、しかも基準より少なく使用しているので、まったく問題はないはずです。 ところが、規制されていない農薬の付着がまったくないかといわれると、少し疑問が残ります。
 それは、余所から風で飛ばされてくる水稲や野菜に使った農薬が皆無とはいえないからです。
 ただこれは逆のこともいえるわけで、お互い様です。

風は自然現象で避けられませんが、少しでも飛散を防ぎたいものです。
 そこで、できるだけ早朝の風のない時間に散布するのですが、早すぎると安眠妨害で近所迷惑になるので、なかなか折り合いが難しいところです。

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2006年 7月16日 プラムの収穫

雨が降る中でプラムを収穫しました。 雨粒が合羽やプラムの葉に当たる音に混じって、近所の畑で同じように収穫作業している人の話し声や、 ときどき収穫したものをコンテナに移すゴロゴロッという音が聞こえていました。

収穫したプラムは大きさを揃えて500グラムのパックに詰め、 10パックを段ボールの箱に入れます。
 今年は全体に粒が小さく、LサイズとMサイズばかりで、2Lサイズ以上の大粒がありません。 ちょうど成長期に雨が降らなかったために、玉が伸びなかったようです。 それがここへ来て毎日のように高温の日が続いたので、大きくなる前に熟度が進んでしまいました。
 この順番が逆だと良かったのですが、なかなかうまく行きません。

プラムや桃は木に成らせたままで完熟させたものが一番美味しくなります。 ところが完熟すると果肉が柔らかくなって輸送時に傷んでしまいます。 そこで、青味が消えて全体が黄色味がかり、実の先端にちょっと赤味が出た所を見計らって収穫します。
 荷作りして農協の共選所に出荷し、そこから各地の市場に送られてからスーパーなどの店頭に並ぶと、ちょうど皮の色が赤く変わり、 酸味が消えて甘味が増します。
 今年は日照不足だったこともあり、味はまあまあといったところでしょう。

収穫は上を向いて行う作業なので、合羽の袖から雨水が入ると、腕から脇を伝って下着まで濡れてしまいます。 そこで合羽の袖口にガムテープをきっちり巻いて雨水が入らないようにするのですが、 気温が高いと合羽の中が蒸れて汗をかくので、結局全身ずぶ濡れになります。
 例年、この作業が終わるといよいよ夏本番です。

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2006年 7月 9日 「種なし巨峰」

巨峰の粒が小指の先ぐらいに膨らんできましたが、中には小豆くらいの粒しかない房が畑全体の3分の1くらいあります。 このまま放置するといつまで経っても大きくならないため、生食用の巨峰としては出荷できず、ジュースなどの加工用として出荷することになり、販売価格は生食用の1割程度になってしまいます。
 そこで小さい実を大きくするために、ジベレリンというホルモン剤を溶かした溶液に実の小さい房を浸す、いわゆる『ジベレリン処理』作業をしました。
 ところが作業を終えてしばらくしてかなり強い雨が降り出し、せっかくの処理が文字通り水の泡になってしまうかもしれません。
 結果が出るまで数日間、ただ天に祈るだけです。

粒が大きくならない原因は、花がうまく受粉できなかったため、実の中に種がないことによるものです。 正常に受粉できなかった原因はよくわかりませんが、樹勢(樹の健康状態)や肥料の加減、それに天候が微妙に影響しているようです。
 種のない粒でも『ジベレリン処理』することにより実は大きくなり、その結果、大粒の「種なし巨峰」になります。 しかし全国の巨峰の3分の1を生産する信州では、「種なし巨峰」は通称”G巨峰”という規格の日陰者扱いで、農協に出荷すると通常の巨峰の半値くらいにしかなりません。
 このため、毎年この時期は空を見上げ、うまく受粉できますように、とお祈りするのが日課でした。

実際には「種なし巨峰」を好まれる方はけっこう大勢いらっしゃいます。 特に都会のお客様には喜ばれるので、生産地によっては「種なし巨峰」を売り物にしているところがあります。 しかも高値で販売されているそうで、いっそのことデラウェアという種類のように全部”種なし”にすればよさそうです。
 農協の指導員の話では、今年は我が家だけでなく、北信の巨峰産地一帯のかなりの園地で同じ症状が見られるそうで、 この秋にはかつてない量の「信州の種なし巨峰」が市場に出回る可能性があります。
 そして一気に市場の認知度が高まり、「巨峰はやっぱり種なしよね」というお客様ばかりにならないとも限りません。

今まで”種あり”だけを主体に指導してきた農協としては、そう簡単に”種なし”には切り替えられないでしょうが、 少しはまともな値段をつけてもらえるようになるかもしれません。
 そうなれば、来年からは梅雨空に向かって毎日お祈りしなくても済むのですが。

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2006年 6月30日 「イヌガシラ」

身の回りで見かけた花や蝶の写真を集めてのページを作っていますが、 もともと植物や蝶の専門知識はなく、参考になる図鑑も持ち合わせていないので、 解説はほとんど「信州高山村誌」と「広辞苑」から引用させていただいています。
 この間「ツマキチョウ」を追加したとき、 いつものように『広辞苑 第五版 CD-ROM版』から引用させていただいたところ

幼虫はタネツケバナ・イヌガシラの葉を食う。

とあります。

「タネツケバナ」は身の回りにいくらでもあるのでお馴染みですが、 「イヌガシラ」という植物は初めてです。 どんな草だろうと思い、 インターネットで”イヌガシラ 花 草”として検索すると、Google が4件 Yahoo! では2件だけ表示され、 余程珍しい花のようです。
 ところがその内の1件は、サイトを開くとタイトルは「イヌガシラ」になっていますが、本文は「イヌガラシ」となっていて、花の写真は「イヌガラシ」です。
 ちなみに「イヌガラシ」を検索するとどちらも1万件以上出てきます。

手元にある昭和44年に出版された『広辞苑 第二版』を開くと、この部分は記載がありません。
 そこで本屋へ行って『広辞苑 第五版』を立ち読みしたら、「イヌガラシ」となっていました。
 結局「イヌガシラ」は『広辞苑 第五版 CD-ROM版』の間違いということにして、「ツマキチョウ」の引用を「イヌガラシ」に訂正しました。

そういえば、大学などで研究に利用する標準データが掲載されている『便覧』も間違いが皆無ではないそうで、間違いを発見した学会員には1件につきいくらかの懸賞金のようなものを支払うようにしたら、 格段に正確さが向上するだろう、というようなことをある先生が何かに書いておられました。

『広辞苑』や『便覧』にも間違いがあるくらいですから、インターネット上には正しくない情報が載っていてもおかしくありませんね。
 そういうこのウェブページも誤字脱字・変換ミスは日常茶飯事で、余所様のことは言えません。
 できるだけ情報の裏を取り、一度は読み返すことにしましょう。

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2006年 6月24日 凶作の兆し?

りんご畑で今年3回目の草刈をしました。 梅雨のはずなのに降水量が少ないので、畑の土の表面はカラカラで、土埃がもうもうと舞って、鼻の中が真っ黒になりました。

夕方、梅雨時には珍しく、夕焼けが見えました。 例年なら梅雨が明ける7月の初旬から中旬に夕焼けが見られますが、今年はずいぶん早く現われました。

婆ちゃんはよく『飯縄山の裾に雲がかかっているから雨になる。』といっています。
 今日も飯綱山から黒姫山、妙高山の裾に雲がかかっていましたが、明日の天気予報は「晴れ」です。 年寄りの言うことなのでそんなに当てにはなりませんが、どうも天候はまともではありません。

今年は水田の稲が田植えからあまり伸びていない、と近所の方が言っておられ、 りんごの玉伸びも良くありません。
 凶作の兆しでしょうか。
 ただ、雨の多い年には割れてしまうサクランボが、今のところ割れずに食べられることだけが救いです。

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2006年 6月 9日 温暖化の黒い影

お勝手で家人が騒ぐので何事かと覗くと、「ゴキちゃんがいる〜!」と震えています。
 見ると、夕べ流し台の足下に置いた「○○○○ホイホイ」の中から黒い触覚が飛び出し、もぞもぞと動いています。
 地球の温暖化で、とうとう我が家にも黒い影が居着いてしまいました。

冬の間、玄関に置いてある金魚の水槽が凍り付いたほどの我があばら屋は、暖かいところでぬくぬくと暮らすゴキブリには寒くてとても生活できない場所、という地位を有史以来ずっと保ってきました。
 実際、爺ちゃんも婆ちゃんもゴキブリという名前を聞いたことがあっても、生まれてこの方、実物を認識したことは一度もありませんでした。

ところがこの間、夜中に水を飲みにお勝手へ行ったとき、隅の方で何か黒いものが動いたような気配を感じました。
 翌日、家族に尋問すると、婆ちゃんは「風呂場で何か黒いもんがさっと逃げた」、娘は「黒いのがいたので熱いお湯をかけて動けないようにした」など証言します。
 ただし家人は「見ていない!」と言い張っています。
 まあ、虫嫌いで、虫がいても見て見ぬ振りをするので、この証言は却下です。

これまでの調査結果を総合的に判断した結果、間違いなくゴキブリが我が家に棲息しているという結論に達し、翌日、ホームセンターで「○○○○ホイホイ」を一箱買ってきました。
 目が遠くなってうまく組み立てられずにいると、家人がさっと取り上げ、ぱっと組んであちこちに置き出します。
 関東生まれで、我が家で唯一ゴキブリと一緒に生活した経験があり、手慣れた様子でしたが、まだ本当にいるとは思っていなかったようです。

かくして我が家のガセビアがまた一つドブへ沈んで行きました。
 「北信州の冬は寒くて雪が多いので、ゴキブリとイノシシは住めない」
 『家は寒いのでゴキちゃんはいないっていったのに、嘘つき!』

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2006年 6月 3日 木工楽器による合奏

趣味で木の楽器作りをしている母袋のおじちゃんの、 自分の作品で曲を演奏できるようにしたいという夢が、テレビ出演というおまけ付きで実現しました。

昨日6月2日の昼のテレビ番組に、母袋のおじちゃんとその家族が出演させていただきました。 おじちゃんは爺ちゃんの末の弟で、家具職人をしながら、趣味で木の楽器を作ってきました。 仕事の合間にこつこつと作ってきた作品がたまったので、昨年、展示会を開いて紹介させていただいたところ、 それがマスコミの目に止まり、新聞やテレビにも取り上げていただきました。

今回は単に作品の紹介だけでなく、10数本の作品を長野市立柳町中学吹奏楽部のみなさんに演奏していただくことになりました。 素人が自己流で作った作品なので、音の出にくいものもあり、音程もバラバラなので、先生と生徒さんは実際に演奏するにはずいぶん苦労されたと思います。 「ふるさと」の演奏が終わったとき、おじちゃんは感動を抑えることができなかったようで、目を押さえていました。

実はおじちゃんの孫娘は中学高校と吹奏楽で金管楽器を演奏していて、「どうして私の中学に演奏させないの」と怒っています。 まあ、柳町中学吹奏楽部はコンクールの金賞常連校ですから仕方がないですね。 そういえば、弟たちは何度もテレビに出ているのに、彼女だけは一度も映っていないので、怒るわけだ。

全国ネットのテレビに出たので、もうマスコミの取材は終わりでしょう。 これからは気合を入れ直して、プロの演奏家に演奏していただける作品を作ってもらいたいものです。
 長野市近郊で活動するブラスアンサンブルのアンサンブル・シュムックさんにお願いして、 木の楽器専用に作曲していただき、ついでに演奏もお願いしようかな、と広報担当は作戦を練っているところです。

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2006年 5月19日 読み上げやすいページ

FUMINさんの 「訪問者に優しいWebサイト作り」は、 ウェブページを作り始めたときにずいぶん勉強させていただいたサイトで、 役立ちツール紹介と いうコーナーで「aDesigner」をおすすめツールとして紹介しておられます。

aDesigner(フリー)
 音声モードと視覚モードの2つのモードを持ち合わせたアクセシビリティ検証ツール。 各種規格に適合しているかどうかも評価可能。 音声モードでは、文書構造、不適切なalt属性、読み上げにかかる時間が検証可能。 視覚モードでは、弱視、色覚異常、白内障の組み合わせで検証可能。

インターネットで調べると、2004年7月14日に日本IBMが ホームページのアクセシビリティをチェックするツール Web評価ソフトの無償ダウンロード開始とあり、これはウェブページの読み上げ易さの確認に使えるかなと思い、 挑戦してみました。

ダウンロードはいきなり英語の画面になるのでちょっと引いてしまいますが、 【Download now】というボタンを2回クリックし、【Sign in】という画面で【Japanese】を選ぶと日本語に変わるので、 少しほっとします。
 『共通の IBM ID をお持ちでない場合には、今すぐ登録し、戻ってサインインしてください。』とあるので、登録手続きを済ませ、ログインします。
 元に戻って”IBM ID”と”パスワード”を記入して送信するとダウンロード画面になり、あとは説明通りに進めばセットアップ完了です。

いつものようにまず使ってみることにし、あまり面倒なようであれば諦めます。
 デスクトップにできたアイコンをクリックすると、しばらくしてから立ち上がって4分割された画面が開きます。
 アドレスを入力すると左上の画面にページが表示され、右上の画面上の【視覚化実行】ボタンをクリックすると、  かなり時間が経過してから右下の画面に黄色い☆1つと白い☆2つに続いて”利用困難”と表示されました。
 左下の画面にはエラーレポートがずらずら並んでいます。

aDesigner 概要には、 ”aDesigner("エーデザイナー")は、視覚障害者や高齢者にもアクセスしやすく使いやすいウェブページを作れるように、 ウェブページ制作者を支援するツールです。”とあり、 細かいことは分からなくても素人に使えそうです。
 ところが aDesignerの稼動条件とインストール手順についてには、 メモリー256MB(512MB以上推奨)とあり、我が家のパソコンは能力不足です。  どうりで立ち上がりが遅い訳です。
 何かの拍子に止まってしまうこともありますが、まあどうにか動いてくれるので、良しとしましょう。

読み上げ易いページになったからどうということはありません。
 ”こんなことやっても、誰も見て(聞いて)くれなければ意味ない”という声が聞こえ、所詮、自己満足です。
 それにしても、このソフトに「えーデザイナー」という名前を付けるなんて、情報バリアフリーのJISの番号を8341(やさしい)に決めたのと同様、 この世界には頭の柔らかい方と、さらにそれを認める太っ腹の上司がいらっしゃるもんですね。

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2006年 5月12日 また@NetHomeのゲストブック

ゲストブックの不正書き込み対策として、 もう一つのアドレスにゲストブックを設けて一時しのぎしてきました。 しかし、こちらもすぐに目を付けられてしまい、毎日何件も書き込みされ、その都度削除していますが、そろそろ限界です。

過去に、これもプロバイダから提供されている『CGI 掲示板』を使ったことがあり、 これは、ホームページへのリンクが別窓で開かれるので使わなくなったという経緯があります。 別窓で開かないようにできればもう一度復活してみようと思い、方法を問い合わせてみましたが、「そういう仕様にはなっていません」というすげない回答でした。

所詮ただで使わせていただいているものなので、個人の思うようにはならないということでしょう。 もともと掲示板に書き込んでいただくお客様は少ないので、「久保の家の画像掲示板」だけで行くことにします。

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2006年 4月14日 @NetHomeのゲストブック

ゲストブックに訳の分からない英文の書き込みが続くので、プロバイダに何とか防止できないか問い合わせました。
 メールで回答をいただきましたが、有効な防止策はないという以外、どうしてそうなのかということはよく分かりません。
 一応この間のやり取りを記録しておきます。

質問:CGI ゲストブックの不正書き込みを防ぐ方法を教えてください。
昨年から@NetHome のゲストブックに毎日英文の書き込みがあり、これを防止しようと、プロバイダのディレクトリにある addguest.html を削除しましたが、相変わらず書き込まれています。
プロバイダにある guestbook2003.html の日付を見ると、常に新しくなっており、 addguest.html を利用しないで内容が更新されていると思われます。
管理人以外に guestbook2003.html の書き込み・更新をさせない方法はないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答:お問合せいただき誠に恐縮ですが、『CGI ゲストブック』につきましては投稿を規制する機能はご用意しておりません。
『CGI 掲示板』であれば、個別に書込み制限を行う機能がありますので『CGI 掲示板』への乗り換えをご検討いただけないでしょうか。
再質問:質問が適切でなかったようなので、改めて現象の報告と、質問をさせていただきます。
現象:ホームページを掲載させていただいているFTPサーバ members-ftp.stvnet.home.ne.jp の中にある guestbook2003.html ファイルが、外部から勝手に毎日書き換えられている
書き込み用 addguest.htmlファイルは置いていない。
質問:これは、部外者が members-ftp.stvnet.home.ne.jp に勝手にアクセスし、フォルダの中を操作できるからだと考えられます。
利用者側でセキュリティを保持する方法としては、 members-ftp.stvnet.home.ne.jp にアクセスするパスワードを変えれば、外部からの書き換えを防止できるのでしょうか。
宜しくお願いします。
再質問に対する回答:CGIゲストブックは、インターネット上の誰でもが通常の作業を行なうことにより書き込みが行われ、内容が更新されます。
members-ftp.stvnet.home.ne.jp にアクセスするパスワードを変更されても外部からの書き込み防止はできません。
CGIゲストブックの処理の流れは以下のとおりです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.サーバ上にある「addguest.html」が、コンピュータに転送されコンピュータのブラウザで表示されます。
2.コンピュータに転送され、コンピュータ内で表示されている入力フォーム「addguest.html」に、ゲストブックに書き込みたい内容を、コンピュータで表示されている入力フォームに入力。
3.「"ゲストブック エントリの送付"」をクリックすることにより、コンピュータからサーバへ書き込みを行う内容が転送され、ゲストブックが更新されます。
※3.のコンピュータからサーバに、書き込みを行いたい内容が転送される事により、ゲストブックが更新されるため「addguest.html」を削除しても、「addguest.html」にて入力した場合と同じ形式で、 サーバに書き込み内容が送られた場合、ゲストブックの内容が更新されます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

一度目を付けられたら、逃れられないということでしょうか。

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2006年 4月 2日 旅立ち

今年の春は、爺ちゃんと婆ちゃんの出孫と内孫合わせて4人が学校を卒業して就職・進学しました。
 このうち、2人の孫娘は親元を離れて遠くの大学に通うことになり、昨日は長野から茨城へ、今日は京都から北海道へそれぞれ出掛けて行きました。

孫娘たちは、18年間、6人と7人という中家族の中で育ってきました。
 それが突然たった一人のアパート暮らしになるので、初めこそ寂しい思いをするでしょう。
 でも、じきに新しい環境に順応して、学生生活を楽しんでもらいたいものです。

このウェブページは、そんな日本中に散らばった孫たちが、いつかどこかで爺ちゃんと婆ちゃんのことを思い出したときに、 ちょっと見て懐かしんでくれたらいいなと始めたものです。

ところが、彼女たちの兄や姉はほとんど見てくれませんでした。
 どうも、若い世代にはこんな爺むさいサイトはピンと来ないんでしょうね。
 まああまり期待せず、間違って覗いてくれたときに安心してくれるようであればいいとして、2人の旅立ちを見守ってやることにします。

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2006年 3月27日 キャベツの花の写真

この間、家族とテレビを見ていたら、どこかで見たような花の写真が一瞬映りました。
 確か日本テレビの「元気が出るごちそうバラエティたべごろマンマ!」とかいう番組で、その時はキャベツの特集をやっていました。
 前もって放映されることが分かっていればビデオに録画して出演記念にしたのですが、何も連絡がなかったので、気がついたときにはもう消えていました。

このところ我が家のキャベツの花に人気があるようで、あまりできのよくない写真なのに、2つの雑誌の関係者の方からメールでお問い合わせをいただき、 掲載された雑誌も送っていただきました。

道草図鑑の更新記録のブログにキャベツの花の話題を取り上げたとき、nittさんからコメントをいただきました。

『初めまして!私、テレビ番組を制作しているのですが、キャベツの特集をしています。 「キャベツの花」を初めて見ました!とてもびっくりしました。 「キャベツの花」の画像を是非とも放送で使用させて頂けませんでしょうか?』

特にお断りする理由もないので、どうぞとお答えしましたが、その後何の音沙汰もありません。
 去年アスパラの花をご利用になった大阪のテレビ局さんからは、番組のビデオテープが送られてきたので、普段見られない関西の番組を家族みんなで楽しみました。
 別に出演料を出せなんていいませんから、放送時間ぐらい連絡してくれてもよさそうなのに、マスコミにもいろいろあるんですね。

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2006年 3月11日 120市町村

今日、リンゴやブドウを剪定した枝を集めて炭焼きをしました。 去年は3月19日に炭焼きをし、畑の周りの雪を集めて火を消しましたが、今年は雪が全くないので家から水を運びました。
 大雪だった割に、春は早くやってきました。

リンクのページで信州各地の皆さんのサイトに勝手にリンクさせていただき、市町村の数がちょうど120になりました。
 このウェブページを始めたときの信州には、17市36町67村の合計120市町村がありましたが、 その後、平成の大合併が進み、今年の3月末には19市25町37村の合計81市町村と、3年前の2/3までになるそうです。
 特に村の数は半分近くまでに減ってしまいます。

消えてしまった各市町村にはそれぞれ特色ある風景や歴史があり、そこに暮らしておられる皆さんが楽しい情報を発信しておられるので、 できるだけリンクさせていただこうと思い立ち、折を見て追加してきました。
 ここをご覧になって興味をお持ちになった方は、覗いてみてください。

合併前の市町村名を出されることがご迷惑になるようでしたら削除いたします。 また、無断でリンクさせていただくことをお許しにならない方もおられるかもしれませんので、ご指摘いただければ、改めてお願いいたします。

それから、これまでにお知り合いになった信州以外の皆さんのサイトを、「全国各地のみなさん」にまとめました。
 こちらの目標はまだ決めていませんが、最終的には46都道府県かな。

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2006年 3月 5日 ユニバーサルは”やさしい”か

先日長野市で、信州大学さんなどの主催による「ホームページのユニバーサルデザイン」セミナーが開かれたので、 どなたにもご覧いただきやすいウェブページ作りの参考になればと、ちょっと覗かせていただきました。

信州大学さんでは視覚障害者を対象にしたWeb教材作りをしておられ、 見ただけで頭が痛くなるような数式や複雑なグラフを音声ブラウザで読み上げて理解できるようにされたというお話をお聞きし、その地道な作業を想像して気の遠くなる思いがしました。

また、政府の方針で地方自治体さんもユニバーサルデザインに取り組まれ、中には京都府さんのようにW3C「JIS X8341 高齢者・障害者等配慮設計指針」に準拠したサイトをお作りの先進的自治体もあるようですが、 「JIS X8341」をご存知の参加者は2割程度で、ユニバーサルデザインとかアクセシビリティの普及はまだこれからの課題という気がします。

結局、ユニバーサルデザインが日本の社会全体に定着するには10年くらいかかるだろうということでしたが、 これまでずっとウェブページ作りで参考にさせていただいた米田さん木工房ろくたるさんはずっと早くからアクセシビリティに取り組んでおられ、 改めてお二人の見識に敬服します。

この分野の第一人者で「アクセシビリティーの現状と課題」という講演をされた(株)ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)代表の関根さんが、高齢者・障害者等配慮設計指針の JIS 化に参画されたとき、 担当のお役人さんが”やさしい”の語呂合わせで 8341 をお選びになったという裏話をしておられました。 JIS と聞いただけで敬遠したくなりますが、ちょっと身近になった気がします。

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2006年 2月18日 ブログ

 ブログなるものが流行っているそうなので、どんなものかと覗いてみたら結構おもしろそうです。
 正確な定義はあるのでしょうが、日記形式の掲示板のようなものかなと適当に解釈して、それなら道草図鑑の更新記録に使えそうだと思い、挑戦することにしました。

 無料で使えるものを探して、たまたま目に付いたウェブリブログさんに申し込みました。
 登録が完了するとすぐにメールが届き、指示に従ってログイン画面に移動して、タイトルと記事を書いて「公開」ボタンを押せば、もう自分のブログができています。
 デザインはいくつも用意されているテンプレートの中から好みに合ったものを選べます。
 ポチポチとウェブページを作ることから較べると、あっけないほど簡単に開設できるので、流行するのもうなずけます。

 ところが開設してすぐ、アダルト系のコメントがいくつも記入されています。
 同じプロバイダから発信されているスパムメールならぬスパムコメントで、ちょっと腹が立ちますが、もともと無料なのでそう文句もいえず、しっかり用意されているスパム対策の設定をして記入させないようにしました。
 また、標準では文字が小さくて見難いので、スタイルシートの編集機能でフォントサイズを固定から相対に変更しました。

 開設はできましたが、まだ畑にはしっかり雪が積もっていて花は咲きそうにないので、本来の目的である更新記録としての利用はしばらく先になりそうです。

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2006年 2月14日 著作権の遵守

 このウェブページには自分で撮った写真以外に、余所様の記事や画像などを掲載してきましたが、著作権を充分配慮してきたとはいえなかったので、 ここで改めて見直し、著作権侵害しているものは削り、必要なものは手続きをして許可をいただくことにします。

1.直接確認したもの
(1)広辞苑の引用
 岩波書店インターネット編集部さんにメールで確認しました。
 『個人のサイトで、出典を明記していただくこと、内容を大きく改変しないことが前提であれば、お問い合せの範囲内での引用は問題ございません。』
(2)奈良文化財研究所の出版物の写真
 奈良文化財研究所 飛鳥資料館に問い合わせ、奈良文化財研究所所長宛に『写真使用申請書』を提出して許可をいただきました。
(3)K社の雑誌の表紙
 花の写真が掲載されている雑誌の出版社に、雑誌を制作しておられる会社から依頼していただき、了解を得ました。
 『1点だけ注意点がございます。弊誌はK社さんが発行しているDさんの雑誌になりますので、キャラクターを編集してしまうとDさんの著作権を侵害することになってしまいますのでご注意下さい。 そのままの形で載せる分には問題ありません。』
2.国土交通省の空中写真
『ウィキペディア(Wikipedia)』に、「国土画像情報(カラー空中写真)(国土交通省)を元に作成」と記載し、「国土交通省の空中写真の閲覧サービス」("http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/")にリンクすることで、申請は不要とされています。【国土交通省国土情報整備室】
3.国土地理院の地図
国土地理院の測量成果の複製・使用承認手続きに従って申請します。
この中に「出典の明記をすることで、書面での申請手続きが不要」という項目があり、
「・ウエブページ : 内容補足のため、挿絵的に3枚程度の地図画像を掲載する」
とありますが、疑問がある場合は同院総務課審査係に確認していただいたほうがよさそうです。
4.記事と画像
(1)新聞記事と写真
 新聞記事の掲載はかなり難しそうです。
(2)テレビの画面をデジカメで撮影した画像
 テレビ局に問い合わせ、承認されるまで掲載を止めます。
 芸能人やアナウンサー、レポーターが映っている画像は肖像権の問題も発生しそうなので、ちょっと面倒そうです。
5.刊行物
久保分館報(久保分館)、会報高山史談(高山史談会)、「延喜式内 高杜神社史」(高杜神社史編集委員会)から引用させていただいたものは、その旨を記載します。

 ウェブページを管理する上で、著作権者の権利を守ることは文法チェックよりもはるかに大事なことなので、これから肝に銘じて遵守して行きます。
管理人の気が付いていない点がありましたら、ご指摘ください。

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2006年 2月 4日 HTML文法検証

 ウェブページは米田さんに教えていただいたタグ挿入HTMLエディターのez-HTMLで作り、インターネットでAnother HTML-lint に接続して文法チェックをしていただいてきました。
 最近、米田さんがez-HTMLにHTML-lintを組み込んで文法チェックしておられるということを教えていただいたので、さっそくez-HTMLの最新版をダウンロードし、HTML-lintの組み込みに挑戦しました。

ez-HTML ver6.88.1のダウンロードページの下の方にある『W3C・文法を気にする方へ 「Another HTML-lint」を使って文法チェック』の説明に従って進めます。

1.Another HTML-lintのインストール
 Another HTML-lintのダウンロードページに、「パッケージによって、Perlスクリプトの文字コード系が異なります。*.zip が EUC/LF、*.lzh が SJIS/CRLF です。」という解説があります。
 普段はShift-JISを使っているのでhtmllint.lzhをダウンロードし、解凍ソフト「+Lhaca」で解凍してCドライブに保存します。
 Cドライブにできたhtmllintの中にあるhtmllintenvというファイルをhtmllint.envという名前に変更します。

2.ActivePerl のインストール
 ActiveStateから ActivePerl Family>Standard Distribution>Download>と辿り、名前の記入は飛ばして Next>ActivePerl 5.8.7.815>Windows>MSI と辿ってダウンロードします。
 自己解凍型になっているActivePerl-5.8.7.815-MSWin32-X86-211909.msiをクリックするとインストールが始まります。
 途中でインストール先を聞いてくるので、c:\perl\とします。
 Windowsのスタート>プログラム>アクセサリ>コマンドプロンプト と開き、 「perl -v」と打ってEnterするとバージョンが表示され、Perlのインストール成功です。

3.jcode.pmの組み込み
 「jcode.pmのダウンロードと組み込み」から「Another HTML-lintをWindows 2000で動かす」にジャンプし、「Jcode.pmのダウンロードと組込」に移動します。
 ActivePerl5.8をインストールしたので、指示に従ってjcwin8-0.88.zipをダウンロードします。
 その後、「3.ディレクトリ付きで解凍します。このときperlを組み込んだボリュームを指定してください。」とあります。
 この説明では何をどうすればいいのか意味がわかりませんので、とりあえず解凍してCドライブに保存しました。
 適当な**.htmlというファイルをCドライブに作り、コマンドプロンプトで「perl c:\htmllint\htmllint c:\**.html」と打つと、「存在しません」といったような内容が表示され、採点された形跡は見られません。
 それでもと思ってez-HTMLを立ち上げ、ヘルプ>HTMLlintの設定でc:\htmllint\とし、**.htmlを開くと、下のツールバーに「HTML文法検証」というボタンができているので、htmllintは組み込まれたようです。
 「HTML文法検証」ボタンを押すと、少し間を置いてから画面の下にMessageWindowができますが、何も表示されません。
 組み込みは失敗のようです。

 いろいろ試行錯誤して、jcwin8-0.88>Perl>site>libと辿って行った先にある、auto、Jcode、Jcode.pmというフォルダとファイルを、Perl>site>libにコピーすると、何故かうまく行くことがわかりました。
 コマンドプロンプトで「perl c:\htmllint\htmllint c:\**.html」と打つと、しばらくしてから採点結果が表示され、エラーメッセージがぞろぞろ並んでいます。
 ez-HTMLの「HTML文法検証」でもちゃんと採点されます。
 これでいちいちインターネットに接続しなくてもHTML文法検証ができます。

 途中で採点結果が文字化けして読めなくなり、困って米田さんに相談しましたが、何とか成功しました。
 米田さん、ありがとうございました。

 ついでにInternetExplorerのソースもez-HTMLで表示するようにしました。
 「窓の手」の「ie6のソースを表示するエディタ」にez-HTML.exeを指定するだけで設定変更完了です。
 『現在、動作が確認されているエディタは「秀丸エディタ」「EmEditor」だけです。それ以外のエディタの場合、動作しないことがあります。』とありますが、問題なく動いてくれます。
 エディタによっては文字コードがJISで作成されたソースは文字化けして見られませんが、ez-HTMLは問題なく表示してくれ(utf-8は文字化けしています)、HTML文法検証もできるようになってしまいました。
 文法だけでなく文字の間違いや文章の不適切さもチェックしてくれるといいんですけど、これは無理な話ですね。

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2006年 1月29日 ゲストブックと画像掲示板の変更

 昨年の秋から休止していた@NetHomeのゲストブックを再開し、この間利用していた「久保の家の掲示板」を止めることにしました。
 「久保の家の掲示板」もプロバイダから提供されていたものですが、「Home」をクリックして戻ろうとすると、Internet Explorer6 では新しいウィンドウが開いてしまいます。
 いろいろ設定を変えてみましたが、どうしても新しく開かないようにする方法が見つかりません。
 Mozilla Firefox では新しく開かせないようにする設定があり、Internet Explorer6 でも新たに開かせなくするNew2Fwdというフリーソフトはありますが、まだ一般的とはいえません。
 新しいウィンドウを無理やり開かされることがお嫌いな方にはそぐわないので結局利用を止めることにし、掲示板にご記入いただいたお客様のお便りは、そのままゲストブックに引っ越しました。

 そうこうしているうちに、画像掲示板をお借りしているEZBBS.NETさんから、もうじき2年間の契約が切れる、というメールが届きました。
 恐る恐る家人にお伺いを立てたところ、「生産性に寄与しないことにはびた一文払えない」ときっぱり申し渡されてしまいました。
 仕方がないので更新を諦め、2月18日限りで閉鎖することにしました。
 2年間、ありがとうございました。

 これからはEZBBS.NETさんのかわりに、Net4uさんのレンタル掲示板をお借りし、「久保の家の画像掲示板」として新規に開設します。
 常連のお客様にはいつもきれいな写真を見せていただきましたが、これまで同様によろしくお願いいたします。

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2006年 1月14日 「寒九の雨」

 夜中にドーンと大きな音がして、家が揺れました。
 朝になって外に出て見ると、鉄パイプを組んで作った焚物小屋が大きく傾いて、家の壁に寄りかかっています。
 波トタンの屋根に積もった雪が凍って固まり、一枚岩のようになったまま大きくせり出したために、重心が柱の外に移動してひっくり返ったようです。

 例年にない大雪とはいっても、栄村や飯山とは違ってせいぜい50cm〜60cm積もっているだけですが、それでも雪の重さで築100年近い我が家の戸が開かなくなっています。
 そこで本当に久しぶりに、屋根の雪下ろしをしました。
 下ろした雪を片付けるのは大変なので、軒下に軽トラックを移動し、荷台めがけて雪を落とし、そのまま川まで運んで捨てます。
 5mくらいの高さから川底を覗くと、ご近所の方が運んできて落とした雪がジャンプ台のような曲線を描いていました。

 日中は小雨だったのが夕方から本降りになりました。
 小雨の中で育成会と区の役員さんによって準備されたどんどん焼きが、夜7時に点火されました。
 これまで大雪で燃えにくかったことはありましたが、どしゃ降りのどんどん焼きは初めてです。
 婆ちゃんは、寒に入ってから九日目に降る雨を「寒九の雨」と呼び、この雨が降る年は豊作になる、といっています。
 諏訪湖の御神渡りによる占いでも、「天候は前半順調、後半不安定。作柄は良好。経済は不安定ながらも上向く明るい兆しあり」という結果が出たそうです。
 ぜひ順調な一年であって欲しいものです。

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2006年 1月 8日 リンゴの保存

 先月の中頃、東京駅前に新しくできた丸ビルの中を見物していた時、白い発泡ネットに包まれて飾ってあるリンゴを見つけました。
 何気なく覗き込んだら、金ピカのシールが貼られた東北産の”ふじ”に、1,050という値札がついています。
 見間違いかと思い、眼鏡をはずして見直しましたが、1個の値段でした。
 見た目は我が家のとそんなに変わらないのに、こんなに高いのだから、相当美味しいんでしょうね。
 勉強のために買って味見すればよかったのでしょうが、1,000円あればお土産に東京ばな奈の8個入りが1箱買えるなと思い、手が出ませんでした。
 ただ、お店の中はしっかり暖房され、店員さんは薄着で働いていらっしゃるので、こんな場所に置かれていたら本来のおいしさがなくなってしまいそうで、ちょっとかわいそうでした。

 野菜や果物は収穫してからも生き続けており、自分の中に蓄えている養分を消費して水分を放出するので、栄養分が減少して萎びてしまいます。
 特に、寒い地方の作物を暖かいところにおくと、老化(最近は加齢というそうですが)が急速に進みます。
 リンゴは果肉が粉っぽくなってシャキシャキ感がなくなり、酸味が薄れて甘味だけが残り、蜜も消えて、いわゆる”ぼけたリンゴ”になります。
 加齢を抑えるには、0℃前後で80%以上の高湿度の雰囲気(氷温などと呼ばれている)の中に置いて呼吸作用を最小限にする必要があります。

 ときどき関東地方などにお住まいの方から、リンゴを保存しておくにはどうしたらいいでしょうか、というご質問をいただきます。
 完熟した”蜜入りサンふじ”は新鮮さを召し上がっていただくのが一番で、長く保存するとどうしても鮮度が落ちます。
 このため、ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れていただき、入りきらないものは北側の涼しい場所に置いてください、とお願いしています。
 最近はご家族が小人数のお宅が増えていて、段ボール箱に30個から40個も入っていると、すぐには食べきれないのでしょうね。

 田舎者の目が飛び出しそうな値段でショーウィンドウに飾られていても、高所得者の多い都会ではどんどん消費されるので、鮮度低下の心配はいらないのでしょう。
 あるいは、こんな高級(価)品を召し上がる方は、甘くて柔らかく、酸味のないバナナのようなリンゴをおいしいとお感じなのでしょうか。
 そうだとすれば、新鮮な信州の蜜入りサンふじを、手ごろな値段で召し上がっていただく余地がまだありそうです。
 今年はもっと皆さんにお知らせすることを考えましょう。
 それにしても、あのリンゴはどんな味だったのか、召し上がった方のご感想を伺ってみたいたいものです。

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